もりひでき

テクノロジを活用して、ものづくりを通じた新しい学びの場づくりをしています。小学生向けの…

もりひでき

テクノロジを活用して、ものづくりを通じた新しい学びの場づくりをしています。小学生向けのプログラミング・デジタルおもちゃづくりワークショップを18年続けています。(株)まなびとものづくり代表取締役。大学教員。博士(人間科学)。https://www.manabito.co.jp

最近の記事

放課後児童クラブ

2019年もあと少しとなりました。 今年は大学でのオンライン教育の仕事も一区切りとなり、会社の立ち上げなど新しいことに少しずつですが、挑戦する1年になりました。 今まで活動のフィールドにしてきた小学校、科学館・博物館、コミュニティセンターに加えて、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育、学童クラブ)向けのワークショップも考えていきたいと思い、近所の放課後児童クラブで見習いとして働きはじめました。 放課後児童支援員の資格研修も無事に修了し、子どもたちと活動しながら放課後

    • ファシリテーションって何だろう

      この1週間で4校の小学校にうかがい、クリケットとマイクロビットを使ったプログラムで動くおもちゃづくりワークショップを実施しました。久しぶりに集中して、子どもたちと接する機会を得て、あらためて「ファシリテーションって何だろう」と考えるきっかけをいただきました。 子ども向けのワークショップをはじめたばかりの頃、ワークショップの度に同僚と一緒に、ワークショップでの場面を振り返りながら、あの時はあの子には、こうファシリテーションすべきだった、そもそもファシリテータとはこうあるべ

      • コンピュータで動くおもちゃづくり

        コンピュータで動くおもちゃづくりワークショップを続けて、18年になります。 大学の授業でワークショップの話をしたときに、「あっ、子どもの時にやりました」という学生さんに出会うと感激ともに、長く続けてきたんだなあと実感します。 私自身がこのワークショップが好きなのが、何よりこのワークショップを続けている理由です。最近はmicro:bitや、より低年齢の子どもにもコンピュータで動くおもちゃづくりワークショップを体験してもらえるように開発したProgrammable Batte

        • 子どもたちの遊びのなかにプログラミングを

          プログラミングを学ぶことを通じて、子どもたちは多くのことを学んでいます。 プログラミングそのものだけでなく、考え方、身の回りに沢山あるコンピュータが埋め込まれたものとその仕組みへの気づき、コンピュータとプログラムへの興味関心、作品の製作方法、デザインなど。 小学校でのプログラミング教育実践のなかで、児童がつくったプログラムや作品、アンケートあるいは児童がまとめた感想などを分析していくと、児童の学びが多様であることが分かります。 Learning Learning ま

        放課後児童クラブ

          子どもがプログラミングするか、子どもをプログラミングするか!?

          多くの小学校でのプログラミング教育に使われる「Scratch」は、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの研究グループが開発した非常に優れた子ども向けのプログラミングツールです。開発背景には、MITで永年に渡り大事に育てられてきた教育学習理論「コンストラクショニズム」があります。コンストラクショニズムは、ごく簡単に言えば「学習者がものづくりのなかで、新しいアイデアを能動的に生み出す」という考え方です。 Scratchは、このコンストラクショニズムのほかに、過去のM

          子どもがプログラミングするか、子どもをプログラミングするか!?

          CAMPワークショップ

          2001年3月の立ち上げから7年間、CAMPでの子ども向けワークショップの企画運営にたずさわりました。ワークショップの準備や終了後のふりかえりに時間をかけることができ、今から考えるととても贅沢な環境のなかで、子どもたちと同僚、上田信行先生をはじめ支えてくださった多くの先生方から学ぶことができました。実施したワークショップと同じぐらいの時間をかけて毎回やっていた反省会は、スタッフ全員でワークショップを振り返る非常に有意義な時間でした。何であの子はこうしたのか、ファシリテータがど

          CAMPワークショップ

          まなびと

          まなびと - まなびx - Learning with/through まなびとものづくりの活動をはじめたばかりですが、究極の活動目標は、子どもたちが自分にとっての「まなびとxxx」を見つけるお手伝いをすることかなと思ってます。 ものづくりだけでなく、自分にあう学びのための活動、野球でもピアノでも書道でもどんな活動でも。自分にとって学びの多い(と思える)活動を見つけるお手伝いがしたいのです。 また、活動の中での学びに気づくためのお手伝いもしたいと考えています。 私自身