「筑波大学×慶應義塾大学」戦を見て

今日は、 関東大学対抗戦
「筑波大学×慶應義塾大学」
の試合を見た感想を書こうと思います。
今年もまた、筑波大学贔屓目線で書き記しますので・・・ご容赦ください。

もちろん、開幕戦の明治大学との試合も見ました。
その試合では、筑波大学の筑波大学たらしめる identity を見ることができました。

 コンタクトの局面での細部までのこだわり

を見ることができました。結果としては敗れてしまったものの、今シーズンの筑波大学の光が見えた試合だったと思います。
そのことを踏まえての、今日の試合です。

いいものを見せてもらいました。
久しぶりに、ラグビーを見て泣きました。
本気で準備をして、本気で戦った人間の涙は、心に響くものです。
苦しんだから、悩んだから、涙がある訳で。
その過程を見なくても、その結果を見れば心に響きます。

この試合もまた、筑波大学の筑波大学を見せてもらいました。
タックルです。とにかく、タックルが素晴らしい。
近場でも、展開をされても、いいタックルを見せてもらいました。
ここでの我慢が、後々の試合展開に大きな影響を与えたと思います。
低くて、速いタックルが試合に影響を与えたと思います。

この試合、筑波大学は多くの時間をDFに費やしました。
これだけ多くの時間をDFに割かれると、守り疲れの心配があります。
なぜなら、DFはどうしても体力を消耗します。
なぜなら、DFは相手に合わせないといけないから。
そして、それがATの精度に影響を与えます。
一般的には、このように考えられると思います。
しかし、この日の筑波大学は違いました。
試合の終盤の終盤も、ATでは精度の高いプレーを見せてくれました。
逆に、試合終盤に精度が上がった印象さえ持ちました。
しっかりと鍛えられている証拠ですね。
まるで、このような試合展開を予想して準備をしていたかのようでした。

ATに関しては、ミッドフィールドから外側に強みがありますね。
そこでラインブレイクをして、仕留めきる印象があります。
ミッドフィールドでDFをすり抜けて、アウトサイドで取り切る印象があります。
個の能力もあるとは思いますが、それだけではないかと思います。
内側での仕掛けがあって、外の強みを出す仕組みがあって、それからの話だと思います。
細かいところで言うと、外側の手一本で外側にパスができることが大きいですね。
DFラインをすり抜けた後に、内側の手でタックラーとの間にスペースを作って、外側の手でパスができるのが大きいと思います。
今では、オフロードバスは必須ですが、当たり前を当たり前にできるのは大きいと思います。

セットプレーに関しても、試合が進むにつれて修正できていたと思います。
スクラムに関しては門外漢ですが・・・ラインアウトに関しては、試合開始からそんなに悪くないと思っていました。
なぜなら、DF自体は振り切れていたからです。
DFのいないところで取ろうとしていたからです。
問題は、純粋に自分たちのテクニックやスキルにあったと思うので、修正はしやすいのかなと思っていました。

次戦以降に関しては、簡単なミスを減らしたいですね。
プレッシャーがあまりない局面でのミスだったり、DF時の容易なオフサイドだったり。
そのような自分たちで減らすことができるミスを減らしたいところです。
そうして、自分たちの強みを出したいですね。
DFはもちろんです。
コンタクトの局面はもちろんです。
それに加えて、ATですね。
セットプレーからの考え抜いて準備したプレーだったり、ターンオーバーからの一気の切り返しだったり、そのような強みも出したいところです。

それにしても、いい試合でした。
やっぱり、ラグビーは面白い。
筑波大学の試合、次も見たいと思わされました・・・。


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