「日本代表×ロシア代表」戦を見て

今日は、昨日行われた
ラグビーワールドカップ2019 日本大会 プールA
「日本代表×ロシア代表」
の試合を見た感想を書こうと思います。

批判を恐れずに書くと・・・
僕は、試合を見ていてスッキリしませんでした。
初戦の緊張感だったり、いろいろな情報を後で知ることにはなりました。
とはいえ、試合中はネガティブな感情が時折湧き出てきました。
そんな試合内容だったと思います。


しかし、日本代表は勝ちました。
きっちりと、勝ち点5を得ることができました。
ここに、日本代表の成長を最も感じたのではないでしょうか。
今までは、反対の現象が起きていたと思います。
十分に戦えているのに、内容としては素晴らしいのに、結果が伴わない。
前々大会までは、そのようなことが何度か見られたと思います。
試合内容はどうあれ、過程はどうあれ、
最大の勝ち点を得ることができたこと、結果を残すことができたこと、
ここに4年間の成長の証があったと思います。

さて、そろそろ試合の細かいところに入っていきます。
ロシア代表、タックル後の体の使い方が絶妙でしたね。
意図的なのかそうなのかは分かりませんが、タックル後、ボールに体を当てて来ていました。
コンタクトが起きて、ボールキャリアーが地面に倒れる間に、タックラーの体がボールに当たっていました。
純粋に、ボールタックルをしていたという訳ではないと思います。
足にタックルをしてから、倒す前にもう一つのアクションをしていたように見えました。
そのプレーが、オフロードパスを防いでいたり、BDでのテンポアップを阻害していたように思います。
中には、タックル後してから起き上がるまでに、オフロードパスを叩くような動きをしていた選手もいましたからね。
ボールへの執念というか、球際のせめぎ合いというか、ワールドカップは特別なんだと感じた局面でした。

日本代表の中で僕が光ったと思うのは、2人の選手です。
中村亮土選手
田中史朗選手
中村選手は、ATでもDFでも、目立たない場面でしっかりと立て直すプレーが多かったと思います。
例えば、ATでバタバタしているとき、ボールを持って真っすぐに出てBDを作って落ち着けたり。
例えば、DFで素早く前に出て、相手のAT方向を内側に限定させたり。
決して数字には見えないようなところで、決してテレビのニュースには出ないようなところで、しっかりと責任を果たしていたように思いました。
田中選手は・・・特別に何かを言う必要はありませんね。
試合をしっかりとマネジメントして、チームを最高の結果に導きました。
実際のプレーとしては、あのキックですね。
4本目のトライに繋がったキックです。
松島選手がミスマッチをしっかりと突いて、ハットトリックに繋がったキックです。
相手のWTBがBDに巻き込まれたことをしっかりと見て、裏のスペースが空いたことをしっかりと見て、そこにボールを動かしました。
テレビで見ていたら、僕ですら「キックだ!」と思います。
それをピッチの中で、実際にプレーをしながらできるんです。
ありきたりの表現で申し訳ないのですが、すごいですよね。。

ということで、無事に日本代表がミッションを遂行した試合だったと思います。
次の試合は、28日のアイルランド戦ですね。
それは厳しい試合になるだろうとは思いますが、心の底から応援しますよ!
ガンバレ!ニッポン!!

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