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フォイラー長海苔が見る新セット Vol.30 カルロフ邸殺人事件【Foil】

フォイラーに光りあれ!

ソフトタイプのインナースリーブではフォイルの反りの強制力が弱いからという理由だけでハードタイプに全換装することを決めた男。

長海苔です。

ここでは光る紙をしばきまわす私が、構築フォーマット(主にパイオニア~レガシー)に使用する範囲で新セットから個人的にフォイルでおさえておきたいなーと思ったカードついて、買い物用メモついでにピックアップしたものを垂れ流していきます。

カルロフ邸殺人事件!
引き続きラヴニカを舞台にしたセットだが、今回も下環境で使えそうなカードがバッチリ新録&再録されていて

では前置きもほどほどにさぁいくぞ!



実物提示教育

マジックにおける青の踏み倒しの代表格がスペシャルゲスト枠で新絵を伴っての再録。

実はウルザズ・サーガ以降の再録はジャッジ褒賞で1回、コンスピラシー2で1回と再録自体が意外と少なくフォイル単価もドンドン上がっているところへのナイス再録。

レガシーでは古くから現在まで環境に立ち続ける歴史と実績を兼ね揃えた主要アーキタイプの一つで、打ち消しを構えつつコレで最速1〜2ターンエムラクール着地なんかを狙えるため非常に大味ながら、使い手の練度がモロに出やすい『実物提示教育(通称:ショーテル)』というまさにその名を冠したデッキにて使用される。

青単色だったり青赤や青緑だったり、リアニメイト手段を混ぜ込んだ青黒だったりとショーテルのバリエーションも多く、競技レベルの大会でもバリバリ戦えるアーキタイプなのもあってこれからレガシー参入を考えるならば今回の再録で一気に4枚買い揃えてしまって良いだろう。



長い別れ

マナ総量3マナ以下の生物かPWを破壊する2マナの打ち消されないインスタント除去。

昨今はクリーチャーやPWのインフレも激しくより質の高い除去が求められる世の中で打ち消されずに3マナという範囲を見れるのは嬉しい。
特にモダン辺りだとラガバンやレン6、灯争大戦の3マナテフェリー等場に定着させてはいけないヤツらも多く、『否定の力』のようなピッチカウンターも飛び始める。
また、最近はインクの染みのように護法がいろんな生物に付いて刷られるようになったため、その辺りを無視できるのも良い。

主に真価を発揮するのはカウンターの質が上がり始めるモダン以下のサイドボードになるだろうが、高額アンコモンになりかねないような予感もするので安価なうちに光り物を買い揃えてみるのも良さそうだ。


犯罪小説家

ファクトをサクる度に+1カウンターが乗るだけでなく赤マナも生み出すゴブリン。

書いてある事的にアーティファクトをサクって出してを繰り返すコンボとのシナジーがあり、『弱者の剣』と『飛行機械の鋳造所』で無限トークン&無限ライフの所謂ソプターコンボの新たな追加パーツとして組み込むことができる。
今までのソプターコンボはファクトからコンボ用の無限マナを捻出するのに4マナ生物の『最高工匠卿、ウルザ』が必要だったが、1マナ軽く色シンボルの縛りが弱くなったこのカードが来たことで状況がまた変わるかもしれない。

用途が限られるためにフォイル単価はさほどつかないだろうが、モダンウルザソプターを握るフォイラー諸兄はとっととキープしておくべし!



ギルドパクトの力線

開始時に手札にあれば場に出た状態でゲームスタート&パーマネントと土地に追加の色と土地タイプを与える新たな力線。

発表当時からコントロールしている土地タイプの数でシナジーが発生する版図(ドメイン)系デッキにおいて全能力を開放してフルパワーの『ドラコの末裔』を2ターン目に着地(1Tに2マナ出せれば1T着地)することができたり、『力線の束縛』が1ターン目から撃てるなど妙な盛り上がりを見せている。

また、色の数だけマナを出してくれる『花を手入れする者』で5マナジャンプといったシナジーもあるなど、新たなコンボやアーキタイプが生まれる余地がこの一枚には詰まっているため非常に香ばしい。 
これが発表されたことで変に単価が伸びた過去カードもありそうだ。(血清の粉末とか良いよね)



喝破

青白になったら追放するようになった『マナ漏出』

モダンに触れたことのあるユーザーなら『マナ漏出』の強さをいまさら語るまでもない。最序盤の3マナ要求カウンターは『対抗呪文』に等しく、中盤から後半にかけてもフィニッシャーのキャストに刺せる場面は多いだろう。

まずパイオニアに『マナ漏出』が来たというだけでも大事なのに、墓地に落とさない墓地メタを兼ねられるのは非常に偉い。なんだったらモダンでも全然使って良いだろう。

今回のアンコモンの中でも高額アンコフォイル候補の筆頭だと個人的には思うので、初動で安く抑えられるならとっとと光り物は抑えてしまいたい。


脱走

赤緑2マナでデッキを6枚も掘り進めて1枚の生物を探し、選んだのが2マナ以下なら速攻を持たせて戦場に出し、そうでないなら手札に加えるアグロ調整版カンパニーっぽい何か。

まだ掘り下げた中の2マナ生物を踏み倒すだけならまだしも、スカしても手札に加えられてしまう点でなんだか様子がおかしい1枚。
こいつからタルモゴイフが速攻を持って殴りかかってくるって考えただけでも脅威だが、2マナで踏み倒すのがラガバンだったり石鍛冶だったり死の影だったりオークだったりなど考えるだけでも変に既存のデッキが色を足して使い始める可能性もありそうだなぁと思ったり。

これも個人的に今回の高額アンコモン候補ということでちょっと警戒しつつ光らせてみてはいかがだろう。



ショックランドサイクル(ボックストッパー)

前セットのラヴニカ・リマスターに引き続きショックランドが再録。ただし今回は2/23発売のClueエディションのボックストッパー枠。

ラヴニカリマスターで出た絵柄が気に食わないなら買え!と手放しで言いたいところだが、Clueエディションのトッパー排出で前回より単価は下がらない予想(しかも日本語版は無い)なので値を見て購入を検討してみるのが良い。製品の供給具合で変に単価が上がる可能性もあるため購入を決めているなら価格の推移に気をつけてほしいところ。


最後に。

今回いざピックアップしてみたらアンコモンが良さげなセットという総評でした。
ショックランドの絵どっちにしようかなぁ・・・・

次回の記事はサンダー・ジャンクションの無法者になるでしょうか。レッドデッドリデンプションとか好きな筆者は結構楽しみにしている世界観だったりします。

ではまた。

フォイラーに光りあれ!

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