又、Bちゃんが入っている！

あまりに家の周りが糞だらけになるし、熟すのを待つ吊るしたバナナは突かれるしで、家の周りにぐるりとフェンスをして、全てのダックを追い出した。と、いうか、私達人間と、犬たちが、狭いフェンスの内側に閉じ込めれたというか、、、、、

ところが、他と相性が悪いBちゃんと、オスのシロとカップルで、フェンスを乗り越え、内側の家の周りに居住した。追い出しても、追い出しても入ってくる。羽はちゃんと切ったのに！ほぼ諦めていたのだが、ある日、オスが、熟すのを待っていたパイナップルに大きな穴を開けた！しかも2つも！

「もう許せないと」、言われた。「知り合いのシェフに引き渡す」、と言われた。

食べられるより、マシだろうと、家の上の方の畑につかまえて連れて行った。連れて行く前に、両方の羽ももう一度ちゃんと切った。餌と、水を運ぶのは大変だが、食料にされるのも辛い。

連れて行ったゲートの向こう側でせつなそうに座っているBちゃんに心が傷んだ。でも、食べられるよりマシだろう。

ところが数日後、ぐるりと回って、帰ってきた。家の山側に居住しているアヒルAチームは、時々この上の畑まで遠征している。また羊のモグとパクも時々ここに食事に来る。だから、Bちゃんカップルも、後をついて帰ってきてしまったのか！なんて賢いんだ！

とにかく出来ることをするしか無い！オスのシロが駆け上るフェンスのゲートの上にナイロンのフェンスを取り付け、駆け上がれないようにした。そして、金のフェンスと地面の隙間が有るところを塞いだナイロンフェンスも、チェックし、開いたところを補強した。草刈りだけでなく、やる仕事はうんざりするほど有るのに！もう！でも、食べられるよりマシだ。

あれ、Bちゃんが居る！今日で3日。どこから入ってくるのか見当がつかない。夕方、もう一度、外に出し、Bちゃんを見張る！私は何をやっているんだろう。アヒルを見張ってるなんて！誰かもらってくれ！でも、食べないでね。

えー、そこなの！ついに見つけた、気づかなかった通り道！明日の朝、穴を塞ごう。で、今度また入ってきたら、もう知らん！