あかいろのはなし
「赤」「紅」「赫」「緋」「銅」「殷」「丹」「朱」は全て『あか』と読む字で、全てが違う「あかいろ」を表しています
そんな「あかいろ」を集めてみたので、どうぞご自由にご利用ください
それぞれの『あか』の説明は以下に
注
※常用では『あか』と読まないものや、送り仮名を付けて「あかい」と読む色などもあるのであしからず
※色は全て一例で、RGBコードは色の雰囲気に合わせて僕がアレンジしたものです。こちらも厳密にはJISなどの規格で定まっていたりするので、正確な数値が知りたい場合は調べてみてください
赤
血とか熟したトマトっぽい色を総称した色名。「あか」の語源は「明るい」といわれる。もう少し定量的な説明をすると、国際照明委員会は波長が700nmの色を「赤」と規定している。ちなみにJIS規格では「赤」と「レッド」は別の色で、「レッド」は「赫」の色に近い
紅
わずかに紫がかった鮮やかな赤色。ベニバナが先か、紅色が先かは調べ切れませんでした。別名である「くれない」の語源は「呉の藍(くれのあい)」で、中国から伝来した染料という意味
くれないだーー!
赫
炎が燃え盛ってかがやいているかのような赤色をのことを指します。ちなみに、文字の読みは「かく」。
緋
濃くて明るい赤色。英語でいうと「スカーレット」。植物のアカネを原料にした染物のうち、一番明るいものを「緋色」といいます。逆に一番濃くて暗いのは「茜色(あかねいろ)」。ストロンチウムの炎色反応はこの色ですね
銅
金属の「銅」のような色。赤色というより黄色っぽい茶色ですね。ちなみに銅はもともと「あかがね」と呼ばれていました。銅の化合物である酸化銅(I)は真っ赤っ赤です
殷
時間がたって固まった血のような暗い朱色。「朱殷(しゅあん)」ともいう。血の色や血染めの色など、凄惨な様子を表現する色として使われてきた色です
丹
赤土の色という意味。ひとことで「丹」といっても、赤みがかった灰黄色から赤褐色まで様々あり、めちゃくちゃ色の幅がある
朱
天然の赤色顔料である「辰砂(硫化水銀)」の色。やや黄色っぽい感じで明るい雰囲気の赤色。ちなみに、辰砂は朱の顔料なのに「丹(に)」と呼ばれていた。英語でいうと「バーミリオン」
それぞれの「あかいろ」の勝手なキャライメージです
(この色が使われているわけではないです)
①赤:シャア(ガンダムのとき)、アスカ(エヴァ)
②紅:シャア(逆襲のシャアのとき)、シャンクス(ONEPIECE)
③赫:エンデヴァー(ヒロアカ)、赤犬(ONEPIECE)
④緋:緋村剣心(るろ剣)、桜木花道(SLAMDUNK)
⑤銅:LINEのクマ、チップ(あのネズミの仲間)
⑥殷:思いつかん...セーラージュピター?
⑦丹:ジャイアン(ドラえもん)、デール(あのネズミの仲間)
⑧朱:孫悟空(ドラゴンボール)、ナミ(ONEPIECE)
その他の赤い人々
戦隊のリーダー、マリオ、犬夜叉、サトシ、神楽、セーラーマーズ、エルモ、超大型巨人、煉獄さん、アンパンマン、ムック、ルパン三世、ジバニャン、武田とか真田とか井伊の赤揃え、チーバくん、チャチャ、ドラクエ3の戦士、サイボーグ007、ウルトラマンセブン、、、
ちなみに、こちらは「あか」という風に読まれる「あかいろ」を集めていますので、茶色やオレンジに見える色も含まれます。
...というか、茶色やオレンジです。
もっと赤っぽい赤系統の色は、少し検索するだけで100種類ぐらいは名前付きでヒットすると思いますよ!
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