仕事のぼやき②~「どうせ決まっているなら・・・」事実の方を曲げて解釈するヤバさ

「どうせ知り合いとかでもう決まっているなら、オーディションとかやらなければいいのに」みたいな言葉を俳優さん(たまに、マネージャーさんも)が言っているのを聞いたことがある。

これ、確証がないのに言っているとしたら、ヤバイ台詞だと思う。

その理由は以下の2点。

①キャスティングの人の仕事を信用していないことになる。

②事実でないとしたら、完全なる負け惜しみ。

しかも更にヤバイのは、近くに同じ業界の人がいる環境でこの台詞を言ってしまう感性である。

先日聞いたこの台詞は、他事務所の役者さんがマネージャーさんに対して言っていたものだった。

そのオーディションの仕事で、僕のマネジメントしている俳優さんは決定しているから、これは完全なる事実誤認の台詞だった。

僕のその役者さんへの見方は少なくともプラスの方向には動かないし、その台詞をこの環境(同じ業界の人間が周囲にる環境)で言っている役者さんを諫めないマネージャーに対しても、同様である。

決まらなかった!役の認識が間違っていたのか?(→読解の問題)実力が足りなかったのか?(→鍛錬あるのみ)理由はいろいろだけど。

それを考えず事実の方を曲げて解釈することが当たり前になってしまった時、それに気づいた時、僕はこの仕事を辞めると思う。



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