noteアイキャッチのコピー_2

私は石鹸にはこだわりがあって
息子(29歳)が生まれた時をきっかけに
無添加の石鹸を使い始めた。
当時はそういう石鹸を探すのがとても大変で
スーパーにはなかなか売っていなかったけれど
ふきんを洗う用の「純石鹸」が石鹸素地99%だったので
それをおろし金で削って
アロマオイルを入れて
(アロマも当時はまだまだオイルを手に入れるのは大変だった)
好きな香りをつけてハーブなども入れて再び固めて使っていた。

最近ではとても良い香りがするオーガニック石鹸なども販売されてて
色々使ってみたりしている。
お気に入りは
Nubian Heritageのアフリカンブラックソープバー
か、マンゴーバターか
ヘンプオイルが入っているドクターブロナーの
マジックソープ(Roseの香り)
仕事のときはお化粧をするけれど
よく泡立てて2度洗いすればクレンジングも必要ないし。
どの石鹸も一つ500円以上はするもの。

そんなある日、(つい先日のこと)
いつも使っているマジックソープがもう小さくなってきて
夫の実家からもらってきた「牛乳石鹸の青箱」をお風呂で使った。


そうすると・・・


完全にノックアウトだ!



なんだこの懐かしさ。



そうなのです。
昭和40年生まれの私ですが
きっとどこのおうちでも
牛乳石鹸良い石鹸♪
使っていたと思います。


おばあちゃんちでお風呂入るときに
100まで数えるのがいやだった香り。

唯一、ママを独り占めできる時間の匂い。

弟とお風呂で遊んだ匂い。


パパに色々な歌を教えてもらった匂い。


あらゆることが思い出されて
お風呂で体を洗いながら
気がつくと涙していました。


どんな石鹸よりも
思い出がつまった石鹸の香り。

それが牛乳石鹸の青箱だったのです。


この香りにつつまれると
今はもう戻ることもない育った家族を鮮明に思い出せます。


しばらくはお風呂に入るたびに
あの狭い追い焚きのガスのお風呂を思い出すかな。


牛乳石鹸 良い石鹸♪


今はもう幻の家族を思い出せる石鹸でした。


おしまい。


大変大変感謝申し上げます