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スタートアップ企業への入社ってキャリアとして正直どうなの?

 スタートアップ企業が日本で”今”盛り上がっているが、キャリアとしては、、、と感じる人が多いのではないでしょうか。

 そのような方に、ヒューマンキャピタリスト(人を資本とし、人と企業を繋ぐご縁屋)として働く私が、実際どのような人が向いているのかまとめていきます!

キャリア選択は、人生という旅の手段!

 あなたが旅をしているとして、1つの行き先に到着するにも、多くの手段がありますよね。例えば、あなたが今、東京からニューヨークに行きたいとします。飛行機で行くのが一般的ではありますが、船でも行くことは可能です。また、直接ニューヨークに向かうこともできますし、ロサンゼルス経由やヨーロッパに寄り道してからいくこともできます。もし、あなたが大学生で、できるだけお金をかけずに早くニューヨークに着きたいとすると、どのような手段を取りますか。私だったら、飛行機を使って、ロサンゼルスなどどこかを経由する手段を選びそうです(笑)。このように、あなたが”今”どのような状態でどうしたいのかによって、選択する手段は変わってきます。

 この例と同じで、私たち人間は人生という長い旅をしていると思っています。でも、旅のように明確な目標がわからないため、何が正解なのかと迷う方が多いのではないでしょうか。わからないのであれば、これから目標が出てきた時に、選べるような手段を学ぶための広い手段を持ち合わせれば良いのだと、私が思います。

 そのため、私の考える重要なキャリア選択軸はAND選択ができるか否かです。営業と事業開発どちらかの部署を選ばないといけない企業 "OR選択の企業"ではなく、時には営業、時には事業開発のような複数のことが経験できる企業 "AND選択の企業"を選ぶことによって、次のキャリア選択幅が広がります。そして、キャリアについてご研究されている法政大学の田中教授もこれからのキャリア選択はAND選択が主流になってくると仰っています。

どのような人がスタートアップ企業で働くのに向いているのか。

 上記で述べた、AND選択を比較的高い可能性で実現できるのが、スタートアップ企業などの成長過程にある企業だと私は考えています。成長するために、事業を行う。そして、成長した暁には確実にポジションも経済的にもアップし、スキルも複数持つことができている状態になると思います。しかし、成長過程の企業へ興味関心はあるが、いざ自分が飛び込むとなると不安というのが人間なのではないでしょうか。

 デカコーン※1 フィンテック※2 stripe創業者 ジョン・コリソンさんは、スタートアップ企業などの成長企業に向いている人の特徴として、3つあげています。

① 現状の仕事よりも、幅広い仕事がしたいと考えている人(幅広い仕事が将来できるように、今スキルを身につけたい人)
② 自分の仕事に裁量権を持ちたい人
③ 物事を成し遂げることへの思いがある人

 Youtube: Coral capital https://youtu.be/gEfcS_KfFyA?si=2fiIqcRsSE2uBnTN

 実際、私が成長企業と日々関わる中で上記の3つの特徴をもっている方は楽しく仕事をされていると感じることが多くあります。成長過程だからこそ、複数のことをやっていかなければいけない=複数のスキルがつくということが言えるのではないでしょう。もちろん、複数の仕事を行うことは、簡単なことではないとは思います。しかし、今後10年/20年後のキャリア転換する際に、"選ばれる側”ではなく、”選ぶ側”になるためと考えると難しいことも乗り越えていけるのではないでしょうか。

まとめ

 でも、今やりたいこと特にないし、今後の話を言われてもと思っているあなた!そのような、あなたにこそ、成長企業でのキャリアを考えて欲しいと、私は思います。

 日常的に様々な方とお話しさせていただきますが、8割以上の方が明確化されていないです。実際、成長産業支援企業で共に働いている仲間の多くもそうだと思いますし、私もそうです。では、なぜ私が居続けるのか、それは目標が明確化されている経営層との距離が近いことにより、マインドがブラッシュアップされやすい環境にあるからです。ブラッシュアップ=やりたいことを見つけ出す手段を知ること であると私は考えています。

 もちろん、成長過程にある企業で仕事をするということは、簡単でないと思います。しかし、仕事=簡単でない というのは、どこの会社に行っても付き纏う問題なのではないでしょうか。人間の生きる 24時間のうちの3割以上を占めるのは、仕事をあなたはどのように使いたいのか。ぜひ、様々な人と話してみてください!

【注釈】
※1 デカコーン企業とは、ユニコーン企業の10倍(100億ドル)以上の企業評価額が付けられているスタートアップやベンチャーなどのこと
※2 FinanceとTechnologyを組み合わせた造語であり、ファイナンス・テクノロジーの略。「ICTを駆使した革新的、あるいは破壊的な金融商品・サービスの潮流」などの意味で使用されるもの。


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