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今日はペパーミントの日。なぜミントのドリンクを作るようになったのか。

こんにちは。manamint(マナミント)と申します。
manamintという屋号で、お酒の場でも一緒に盛り上がれるドリンクとして、ミントシロップで作ったドリンクを不定期で提供してます。
この度、たくさんの人とノンアルドリンクの種類の豊富さを共有したいと、noteを始めました。

6月20日、本日はペパーミントの日です。今回は、ノンアルドリンクの話から逸れますが、なぜミントを中心としたノンアルドリンクを提供するようになったのか綴ってみようと思います。

ミントの活用術を教えていただく機会も増えたので、少しだけ共有しようと思います。

●manamintを始めたきっかけ
●なぜミントだったのか
●意外とすぐに手に入らなかったミント
●猛暑の味方!マスクに一吹ミントの活用方法

●manamintを始めたきっかけ

manamintを始めたのは昨年。あるイベントがキッカケで誕生しました。

友人から「3日間限定でスナックをオープンするから、ホステス募集してます」と連絡が。銀座で人気のカレー屋『ブラン亭』の移転が決まり、移転前の店舗のクロージングイベントとして開催するとのことでした。
その名も『スナック檸檬』。
ソムリエでもある友人が『土曜日のリモンサワー』という名で地元の柑橘を使ったレモンサワーを振る舞うイベントを度々開催しており、今回はそのスナックバージョン。ママ役の友人、ホステス役の私たちが各テーブルに置いてあるリモンサワーを作って、イベント来場者の方とお話するイベントでした。

お酒が飲めない私がホステスなんて一生できない経験!と思い手を上げ参加。
ホステス”役”ではあったものの、飲めない私に務まるのかと、なんだか緊張しましたがドリンクを提供することをきっかけに、たくさんの方と出会え、今まで知らなかったようなお話も聞けて、本当に楽しい時間を過ごせました。
ただ、私がお酒が飲めないばっかりに、自分の飲み物を作る時間を時々もらっちゃったりで、なかなか乾杯ができない。何となく申し訳ない気持ちになっていました。(私だけいつもレモンスカッシュを別キッチンで作ってもらっていたので)。

思えば、いろんなイベント、例えばフェスに行っても一人だけ水で乾杯だったりして、テンションが上がらなかったり、お店でもノンアルコールの種類が少なくて、飲みたいものがあまりなかったりするんだよね。なんて改めて飲めない自分にガッカリ。

このモヤモヤと、飲食をきっかけに始まるコミュニケーションの素敵さ再確認(元々、飲食店の店長をしていました)で、『自分で、テンション上がるノンアルドリンク作ればいいんだ!』と思い立ちました。
(これ接客中。ダメホステスヤクデス…)

●なぜミントだったのか

そんな想いを友人(兼スナック檸檬のママ)に話すと「いいじゃん!一緒になんかやろうよ!」と賛成してくれました。思い立ったものを誰かに肯定されると、嬉しいですね。妄想が止まらなくなりました。
ハーブコーディアルはもともと好きで、ハーブでなにかできないかなと、今度は『ブラン亭』のママさんに相談。

「ミントがいいんじゃない?ミントって色々種類があるから面白そうよ」とママさんからのアドバイスをいただき、誕生したのがmanamintです。北海道でも薄荷(ミント)油が有名など、縁も感じたことも一つの理由でした。
屋号はアドバイスいただいた時にノリで決めました。私の名前が”まなみ”なので。笑

ブラン亭』のママさんとはその後、ミント縛り(カレーにもミントが入っている)のイベントをさせていただいたり、『スナック檸檬』の企画者の友人には『土曜日のリモンサワー』のイベントに誘ってもらったり、妄想で終わることなく、企てを実行できたのは二人の協力があってこそでした。

友人は今「土佐しらす食堂 二万匹」をオープンし切り盛りしています。
彼女の地元、高知のおいしいしらすが食べられるお店です。アイディアと愛にあふれた、二人。なにか企てで悶々している方は、ぜひお店に会いに行ってみては!(勝手に宣伝)

早速ミントを仕入れしようと思ったのですが、なかなかスムーズに仕入れができませんでした。
希望している量は少なくても大きいボールにいっぱいある量。八百屋さんで売っているハーブのパックはだいたい10g(小鉢ぐらい)だったので、全然足りません。ECサイトやSNSでハーブ農園さんを探し問い合わせても、なかなか希望する量がありませんでした。出荷量がそんなに多いものでもないようで、来春用に植えることはできるよ。という提案してくれる優しい方もいらっしゃいました。東南アジアのように市場で束で買えなくても、ネットで探せば、直ぐに手に入るものだと思っていた無知さ。お恥ずかしい。

そこでも『ブラン亭』のママさんの紹介だったり、札幌の庭師さんの『ひろいと』さんのミントを譲っていただくことで、manamintをスタートすることができました。

●北見の薄荷(ハッカ)との出会い・薄荷とミントの違い

北海道北見市は、かつて世界一薄荷油の製造していた土地でした。現在でも、北見ハッカ通商さんが出している、薄荷オイルや、つまようじを北海道物産展や空港で見かける方も多いと思います。イベントをしてても、薄荷オイルを購入したことがあるという方がたくさんいらっしゃいました。

薄荷とミントって違うもの?とよく聞かれるんですが、さまざまな文献に、さまざまな表記がされいて私も断言できないのですが、薄荷(和名)、ミント(英語)だと思っています。ペパーミントの和名はセイヨウハッカですしね。
ただ、ペパーミントはじめ、アップルミントやスペアミントとたくさん種類があるミント種類の一つにも薄荷(和種ハッカ・ニホンハッカ)があるんだと思っています。
それが、ややこしい原因なのではと思っているのですが、どうでしょうか。
(プロの方間違っていたらぜひ、ご教授いただけたら幸いです。)

和種の薄荷はミントの中でも、メントール(あのスーッとする感覚の)含有量が多く含まれているといわれています。その和種ハッカが北見市の一大産業だったのです。
北海道出身なので北見の薄荷を仕入れしたいと、友人のツテを頼ってお願いしたところ、今はほとんど作付けをしていないんだとか。
私の地元と北見市は同じ北海道と言っても、距離としては東京から名古屋ぐらいの距離。ご縁ができるまでは、今もそれなりに生産されているんだと思っていたので、驚きました。
現在は、北見ハッカ通商さんの畑や、和種の品種を絶やさないよう昔の技法で丁寧に作られている方がいらっしゃるなど、畑の面積としては少ないそうです。
それでも、ぜひ味見してほしいと、昨年は和種の薄荷をご好意で仕入れすることができました。和種の薄荷で作るドリンクは、メントールのおかげか味わいが他のミントとは違うと好評です。
その声を届けることによって、北見の方にも喜んでもらえたりなど、良い関係ができ、実は本当であれば今日、ペパーミントの日に北見市のハッカ記念館で行われる薄荷のイベントに参加する予定だったんです。(コロナの影響で中止)

このご時世、決まっていたイベントが全て一度中止になってしまいましたが、いつか皆さんには、種類の違うミント(和種の薄荷と、スペアミント等)で作ったドリンクの飲み比べをしていただきたいなと思っています。

●猛暑の味方!マスクに一吹ミントの活用方法

最後に、ミントのドリンクではなく、ミントオイルの活用法をお伝えできればと思います。
ミントドリンクを提供していると、たくさん情報が集まってくるんです!
例えば、入浴時にミントオイルを床に数滴たらして爽やかなシャワータイムを楽しむ方。浴槽に数滴(本当に数滴で大丈夫)いれて入浴剤代わりにする方。虫よけにミントオイルスプレー(オイル、精製水、無水エタノール)をサッシに吹きかける方など、使い勝手が良いオイルなんだということがわかりました。
抗菌作用もあるので、マスクにかければ涼しさも味わえて一石二鳥なのでは?と思って数滴たらしました。
結果、失敗しました笑
直接オイルかけると、呼吸する度、鼻が痛い!メンソールが効きすぎて目も開けられませんでした。笑
マスクはミントオイルスプレーで吹きかけるのがベストです。長時間ひんやり感が持続するわけではないので、スプレー持ち歩いてシュ!とするのがベストだと思います。

他にも活用法があるのでは?と、北見市観光課の方にお伺いしたところぴったりな本を紹介いただきました。(ハッカスプレーの作り方も書いてありました!)

自分が楽しむためのドリンクを企てて、ミントを選んだことから、この一年で私にとってミントは特別なハーブになりつつあります。
まだまだ勉強中なので、みなさんにも色々教えていただきたいです。



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