Manaty Design(まなてぃでざいん)

多摩美術大学卒業後、ベンチャーでデザイナーをしながら、実家の美容院をやったりしています…

Manaty Design(まなてぃでざいん)

多摩美術大学卒業後、ベンチャーでデザイナーをしながら、実家の美容院をやったりしています。 文書が書けそうなときは、ここで書いています✏️ 👉Safie.incデザイナー/フリー/デザイン業界に就職・転職するための学校講師 👉http://www.manaty.tokyo

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デザインの正解は、なんだかんだ現場によって作られている。じゃあデザイナーである私はどうするのが正解なのか考えた。

エンジニアばっかりのベンチャーに入った当初、ことごとく自分のやりたいデザインが通らなくて、悩んでいた。 言語化が下手くそだったこと、ベンチャー立ち上げ当初にしては経験が浅く、自分だけで完結する細部の調整ばかりに目がいっていたことが原因だったように思う。 毎日、上司とやりとりするもののデザイン案を通すことができず、自分を全否定されたような気分になっていた。「自分は全部が間違っている」と思い込み、基準が揺らぎ、どこにももたれかるところがない空間でふらふらしているような、不安で

    • 大事なことは、先輩よりも、インターネットが知っているということ。

      インターネットに真剣に向き合ったのは20代後半だった気がする。 実を言うと、「一生分の誕生日プレゼントを使い果たす」として、中学生の頃、Windows98を買ってもらったことがあった。自分でプロバイダ契約をし、くっついてきたオマケのサーバーで、メモ帳でつくったWEBページを公開していたことがある。お絵かきBBSで描いたイラストを投稿して、学校で唯一、同じようにホームページを持っている友人と、2人になったときだけ、オタクっぽくWEBの世界の話をしていた。 けれど、その後わた

      • 文書が書けなくなった。視野が広がっている。

        深夜、仕事が終わってから、気が狂ったようにはてなブログやTwitterに思ったことを書き留めていた頃が懐かしい。 私は今、文書が書けないタイミングだと思う。 半年くらい前までは、わたしのこと、知って!聞いて!という気持ちで、日々、小さな出来事も、発見があると、なんでも文書にしたかった。 最近は思いついたストーリーをもうひとりの自分が「でもさ、こういう場合もあるでしょ?」と論破してくる。 文書を書けるほうが、リアクションももらえるし面白いので、また書けるようになりたいと思

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        • 生活とデザインを切り離したい。生きるお金を稼ぐこととデザインをすることがイコールなことが自分にとって気持ち悪い感じがある。

          生活とデザインを切り離したい。という欲望がものすごく強くなってきた。 生活というのは、私自身が食べたり寝たり楽しく過ごすこと。丸めて言うと、お金だと思う。 デザインというのは、私がつくるもの。会社員としてつくるものや、フリーランスデザイナーとして依頼を受けたものだ。 様々な制約の中で最大限効果的なモノを作るのがデザイナーである。では、その制約は確からしい制約か? 与えられた制約の中で創意工夫し、ベストを尽くすことがデザイナーとしての腕の発揮ドコロ。という言葉を信じ、そしてカ

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        デザインの正解は、なんだかんだ現場によって作られている。じゃあデザイナーである私はどうするのが正解なのか考えた。

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        • チームメンバーさんに伝えた話
          1本
        • デザイナーがどんなことを考えているか
          9本
        • 死ぬ前に自分だけが振り返るための日記
          4本
        • 【デザイン】ポートフォリオ
          1本
        • フリー写真素材
          9本
        • 【イラスト】ポートフォリオ
          26本

        記事

          私の場合、自分のセルフブランディングをすると、『こう見られたい』という欲が強くなり、やがて嘘になる予感がある。

          セルフブランディングという言葉は、今は自分に必要ないみたいで、全然口から出てこない。 そして、自分にはできないことなのでやらない方がいいと思っている。 私はできることとできないことの凸凹が激しいので、「意識的につくるブランディング」のコントロールが全然自分にキキメがない。 その代わりリアル感をどこまで滲み出せるかってところを気にしている。自分が生きてることとか、自分が美味しかったこととか、怒ったり泣いたりモヤモヤしたこととか、そういうのをずっと垂れ流して、リアルと数ミリ

          私の場合、自分のセルフブランディングをすると、『こう見られたい』という欲が強くなり、やがて嘘になる予感がある。

          思い込みの力はオトナになると主観的でやっかいと思われたりするが、夢を叶えるためにはとても大事な力だと思う。

          私は岐阜の田舎から名古屋の予備校で一浪して多摩美術大学に行った。それを「努力家だね!」「美大すごいです」と褒めてもらうことがある。親もお金の面などで頑張ってくれたし、私もそれなりに頑張って絵に向き合ってきたので、そう評価いただくことはめちゃくちゃハッピー。そして、実は褒めてくれた人をちょっとだけ騙しているような気分になって申し訳ない。だからメモしておく。私は努力家ではなくて、ただの思い込み野郎だということ。 大人になって、なんて思い込み野郎の役立たずなんだと思うときもたくさん

          思い込みの力はオトナになると主観的でやっかいと思われたりするが、夢を叶えるためにはとても大事な力だと思う。

          #自営業最高

          美容院を見るとジロジロのぞいて写真を撮ってしまいます。私の実家も美容院だから。おしゃれな今時の美容院じゃなくて、お客さんの平均年齢60才で、おばちゃんパーマのオーダーがほとんどって感じのお店です。 カッティングシートを駆使した「パーマ」の文字とか、色あせたちょっとダサいモデルのポスターとか、ぼさぼさの頭とか、女性セブンが置いてあるとか、だいたい火曜日休みとか。 旅行先とか近所とか、全国どこでもそっくりなお店が絶対あります。建物の作りも店内もまるでコピペでゾッとしたり、にや

          【わたしのつくりかた】プログラミングスクールのDMをデザインした話

          プログラミングスクール「サークルアラウンド」さんのスクール案内のDMを制作しました。 今回は、クライアントさんがデザインのことも理解がある方だったので、「情報の整理」と「ビジュアルデザイン」と過程を大きく2つに分けて進めました。 その1文章ベースで情報の整理とレイアウトをするご依頼者さんが、掲載したい文章や写真といった情報を丁寧にまとめて私に投げてくれました。まず、すべての情報をご要望のA4両面に収めてみます。 デザインの四原則に従って情報を並べていきます。 整列・・

          【わたしのつくりかた】プログラミングスクールのDMをデザインした話

          苦しい顔を見せてくれる人を好きな人になりがちという真面目なフェチの話

          ここ最近、昔より人生が楽しいなーと思うのは、1対1で自分のことを聞いてくれて、相手も自分のことを話してくれる。というマンツーマンの関係性の人が増えたことが一番の要因だと思う。友達がたくさんいる!付き合ってる人がいる!家族がいる!洋服が買える!いい会社で働いている!ってことじゃなくて、というか、そもそも、そういう「俺満ち足りている!」という視点ではなくなった。相手は、友達だったり、同僚だったり、上司だったりと、関係性のラベリングはバラバラです。 私は最近まで自分のことを話して

          苦しい顔を見せてくれる人を好きな人になりがちという真面目なフェチの話

          【連載】蘭を一輪ずつ #花屋さんと花のある暮らし

          蘭というと、大きくて、どっしりして、公式のお祝い事に贈られる花。という勝手なイメージがありますが、実は一輪だけに仕立てると、蘭の華やかさはそのままに、ぐんと身近に感じることができるお花です。 保水キャップは、一時的に切り花の水分を保つためにつける業務的な小道具です。YUIが小さな小瓶のように活用しているのを見て、これはこれでかわいいな。と思ったりしました。 --------------------------------------------------------

          【連載】蘭を一輪ずつ #花屋さんと花のある暮らし

          【今日の1枚】パターンのデザイン

          【今日の1枚】パターンのデザイン

          ロジカルな時代に、理由なきものづくりを貫く姿勢はシンプルに強い!と思った話

          昔近所にお気に入りのカフェがあって、ちょくちょく行ってたんですが、これはそこのお客さんにもらった、ある沿線の会社が子供に配っているカードです。(電車好きな人は見たらわかると思う。) くれたのはその電車の車掌さん。カメラが好きで、自分で探し当てた絶景スポットで、四季折々撮影をし、それを子供に配る公式グッズに仕立てたという話をすごく嬉しそうに語ってくれました。これが最近聞いたものづくりの話で、一番ワクワクした話です。 最近思うのは、理由のないものづくりが一番強い!ということ!

          ロジカルな時代に、理由なきものづくりを貫く姿勢はシンプルに強い!と思った話

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          【今日の1枚】サインペンイラストが得意です。

          【今日の1枚】サインペンイラストが得意です。

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          和菓子のエキスパート女子せせなおこさんと「廚菓子くろぎのかき氷」を食べに行った話

          和菓子女子ことせせなおこ ( @nao_anko ) さんと、くろぎのかき氷を食べに行ったのだった。 せせなおこさんは、和菓子を日本中に広めるべく活動する「和菓子女子」。「せせ日和」にて、日々おいしい和菓子の情報を発信している女子。 せせさんオススメのかき氷が美味しい「くろぎ」に連れて行ってもらいました。 廚菓子くろぎとは 東京大学本郷キャンパスの近くに和風モダンなカフェを構える和菓子屋さん。建築家の隈研吾さんが手がけています。隈さんの建築って素敵だよね。 あと、か

          和菓子のエキスパート女子せせなおこさんと「廚菓子くろぎのかき氷」を食べに行った話

          【今日の1枚】テントフェイス

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          【今日の1枚】エロくてかわいくていい香りがするなんて最高のプロダクト!

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