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「深夜のおしゃべり」

noteでエッセイをはじめます。

「甘いものは人をおしゃべりにさせる力があると思う。夜という時間(特に深夜)は普段しないような話をしたいような気持ちにさせる。
面と向かってなかなか話すことではない。でも深夜にだったらお酒や甘いものの力を借りながら話すのも悪くないかもしれない。私の頭の中でたまに考えている、そんな話を集めた本がこの本です。」

大学生のときに「深夜のおしゃべり」というエッセイ集をつくった。
美大生なのに文字が多いエッセイの本を作っている人はあまりいなかっただろう。
最初の文は、このエッセイ集の序章部分の一部でコンセプトだ。

大学4年生のとき、出版社に勤めている編集者の方が講師で来てくださっていた授業を選択して「2018年のわたし」(だったかな?)というテーマで1冊の本をつくるという課題がでた。
何をテーマにしようか考えて、テーマ案を複数考えた中のひとつがこのエッセイ集「深夜のおしゃべり」。

普段からふと疑問に思ったこと、感じたこと、自分の中で深く考えてみたいことをiPhoneのメモに書き留めていて、いつかそれを整理して文章にしたかったので、ちょうど良い機会だった。

書いてみると意外と楽しかったことと、大学の芸術祭で受注生産でこの本を売ってみたら思っていたより売れたので、これを違う形でも公開したいなと日頃から考えていた。
そしていろいろ悩んだ末、とりあえずnoteというメディアを使って公開してみることにした。

でも公開しようと思って改めて読んでみると、今とは考え方がけっこう違っていたり、ちょっと恥ずかしくなったりしたので、ちょっとずつ当時の内容よりアップデートしながら公開していけたらなと思う。

ちなみに、大学生のときにつくった本はその先生に楽しく読んでいただいたようで
「これ有名人だったら出版できたのにね。」
と言っていただいた。でも、これは「有名人じゃないからエッセイを書いてもなかなか読みたいと思ってくれる人がいないね」ってことなんだなと気付いた。

たしかに有名でもない一般人のエッセイを、なかなか自分でも読む機会はないし、読みたいともなかなか思わないかもしれない。

でもこの今の私が思ったこと、感じたこと、考えたこと。自分のためにも残していくためにも。

noteでエッセイをはじめます。

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