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【第457話】5/14東京11R・ヴィクトリアマイル(にゃむ師匠)

各世代の牝馬三冠上位馬に加え、スプリント界を席巻する快速ド馬。そして古馬になってメキメキ力をつけてきた上がり馬と、いま考え得る最高のメンバーが揃った、とても予想のし甲斐もあるレース。そんなレースをもし1点で仕留めようものなら!? ぜひご覧ください!


本文の前に、おしらせ。

きょうから、無料記事の表示方法についてモデルチェンジを施しましたが、今日はて、試運転という事もあり運営側も慣れないオペレーションの連続でしたが、記事をアップした都度お知らせしますが、一日の最初の無料記事をRTしていただきますと、ゆくゆく更新されていく無料記事はすべて見られるというカラクリとなっておりますので、一日の最初の記事(下記タイトル)に対してのRTをひとつ宜しくお願いいたします。

【無料ムムッ!?】5/14・本日の無料記事一覧

というタイトルで朝方アップします。よろしくお願いいたします。


では、イキマショウ。ヴィクトリアマイル。
かつてはこんな場外HRも打った大好きレース!


§1.幻のストライプロォォン!

小生はよく決め打ちで独自の「ロォォン!画」を作ることがある。


先月のアーリントンCでも、ロシ村ロシ夫の勝負として◎ショーモンとしたが、レース前にはもう◎ショーモンがロォォン!するものとして、

こんなタッチの画像を作って、ショーモンが3着にゴールするや否や「バーン!」とソッコーでアップすることしばしば。

否、本当であれば先週のNHKマイルCでも出したかったのだが、見せ場なく失速ということで涙も出ない絶句もあり、悲喜こもごも。いつもキマるワケではなく、統計こそ取ってはいないものの、この「決め打ちロォォン!画」が無事アップできるその成功確率は概ね5割くらいと推察する。

◎アカイトリノムスメの秋華賞はすぐコレを出したこともあれば


こちらは出せないままもう8歳。厳しいかなぁ。。。障害デビューとかしないかしら?


で、その「決め打ちロォォン!画」を一番最初に作ったのは、2年前の桜花賞。レース前のトップ画はこれであり、

アカイトリノムスメと、白毛のソダシの「紅白どっち?」というタッチで予想をし、

◎にしたのは、紅でもない、白でもない、紅白入り混じってのストライプ。
13番人気の◎ストライプを爆穴指名。決してフザけたワケではない、大マジの予想だったのだけれど、見せ場なく12着ドボンとなり、もし馬券圏内に入ってこようものなら、
『紅でもない!白でもない!お金になったのはストライプだった~~~』

と、声高らかにロォォン!する予定だったのが、見事にお蔵入りとなった。

…と、あの時一生懸命にこさえた苦労が、2年1か月の時を経ていま公開されることは密かに嬉しく、このロォォォン!画も日の目を見て成仏できるなぁと少しの感慨なのだが、実際に勝ったのは「白」のソダシ。ケチのつけようのない、ほんとうに強い勝ち方だった。

確かにこの日の阪神の馬場は「超」がつく高速馬場であり、前半4F45.2はいくら高速馬場でも速すぎであり、JRA-VAN的には速い部類のミドルペースという判定だが、普通にハイペースと判定したメディアもあって、総じてペースは「ミディアムハイ」といったところ。

この時、ソダシはそんなミディアムハイを3番手で追走する「横綱競馬」に徹し、直線大外から上がり32.8というリバティアイランドばりの脚で追い込んだのがルメール騎乗のサトノレイナス。その着差はクビ差届かず「白の勝ち」となったのだが、あまりのサトノレイナスのパフォーマンスがすごかったことから、里見オーナーはすっかり色気ついて、オークスではなく、いまだ未完のダービーへと矛先を切り替える布石となったその起爆剤がこの桜花賞。

紅組・アカイトリノムスメも3番手の好位追走と王道競馬に徹しようとしたのだが、ちょっとオーバーペースと判断した鞍上・横山タケシが手綱を抑えて6番手に下げ、結果これが不正解となってしまった4着。否、アカイトリノムスメとしては精いっぱいの競馬をしたのだが、上位の馬たちのパフォーマンスが常軌を逸していて、横山タケシの騎乗はエラーとして揶揄されることはほぼなく、それほどまでに清々しい力と力のぶつかり合いであったものと思料。馬券こそ負けはしたが今でも「いいレースだった」と振り返ることはでき、近年の桜花賞の中でも、レースレベル的にもインパクト的にも最高レベルのレースだと断言する。


§2.そしてみんないなくなった

さらに、その桜花賞のサイドストーリーとすれば、メイケイエールの出遅れからの突進大暴走劇。(加害馬⑧メイケイエール 被害馬⑯ソングライン)

後ろからソングラインに激突し、それでも馬群を猪突猛進し、4コーナーで一気に先頭に立ったと思ったら、直線は大失速でビリケッツ18着という、見事なヤンキー暴走姐さんだったが、前走のチューリップ賞も引っ掛かりながら、抑えが効かないまま勝つというG2では見たことのない勝ちっぷりもあって、この桜花賞では完全にメイケイエールは、「ヒール役」となり、武豊・横山典弘らベテラン先生たちはみんなサジを投げ、ここから「熱血ヤンキー先生・池添謙一」との二人三脚の物語が始まる、そのプロローグとなったレースでもあった。

そんなタレント揃いの2021年クラシック組だが、サトノレイナス、アカイトリノムスメ、ユーバーレーベンと、次々と故障でターフを去り、2年後の春、東京のこの「同窓会」に出席の意向を示したあの時の桜花賞メンバーは

・無害の桜花賞の勝ち馬・ソダシ
・最大の被害者・ソングライン
・暴発ヤンキー加害者・メイケイエール

の3頭だけとなってしまったのだが、ある意味この桜花賞での「主要キャスト」3頭であり、残るべき役者たちは皆残って、2年経ってどういうレースをするのかを楽しみにしていた。

須貝センセイはソダシの事を「アイドルから女優になった」と評価。これは小生も共感できる。ソダシとて決して優等生ではなく、秋華賞のゲート入り直前は、よほど競馬に向かうのが嫌だったのか、ごらんの硬直劇。嫌なことは嫌だの、かなりの「がんこちゃん」であった。

結果、秋華賞は全く走らず10着ドボンと、競馬で勝つよりも自分の気分を優先・我が勝つことを選んだソダシだったが、その後は芝なら1800m以下、ダートなら1600mと自分の範疇では、相手がどんなに強い牡馬でも、必ず馬券圏内に喰い込む活躍を見せ、いつしか5歳のエレガントな女性となって帰って来る。

ただ、去った者もいて、
・サトノレイナス(桜花賞2着)
・アカイトリノムスメ(秋華賞)
・ユーバーレーベン(オークス)
この年の3歳牝馬クラシックを、サトノレイナスに至ってはダービーをも賑わせたこの3頭が、いずれも故障により短い競走馬生活を終え、母となるべく北へ旅立った。

美浦トレセンを後にするユーバーレーベン

やはり極限の競馬と故障は表裏一体。
高いレベルで競馬をしていたこの世代ゆえその負荷も相当であり、ここまで大きな故障をすることなく、各路線を賑わせてながら気性面を成長させていたソダシ、ソングライン、メイケイエールの3頭は、改めて頭が下がる思いであり、2年経って5歳。それぞれが数々の重賞タイトルを引っ提げながら、またもやこの5月の東京に帰って来て共演する。これが楽しみでならなかったし、改めて、個人的ではあるが小生はこの世代に本当に楽しませてもらっているし、特別な想いがあることを再認識させられた。


§3.姉さん、事件です!

しかし、好事魔多しとはよく言ったもので、木曜午後の段階で、その3頭のうち、メイケイエールがフレグモーネによって脱落。これはショッキングなニュース。昨年の京王杯SCでは、一変した「大人の競馬」でゴールしてスタンドから大拍手。土曜メーンにしては規格外の地鳴りのするスタンドの反響に、この馬も「アイドルホース」として競馬ファンに認知というか心配されていた人気馬であることを殊更に痛感。ヤンキー出身で荒い幼少時代から、可憐な大人の馬へと変貌していたことを見せつける1年前の土曜日だった。

秋に入っても、セントウルSを京王杯SC同様100点の競馬で制し、完全に短距離界はメイケイエールの時代が来たと思ったところで再び挫折。年が明けて高松宮記念でもグチョリンコ馬場で気を悪くしてドボンと散々だったが、また風薫る5月の府中で、今度は1400mから1600mに目標を変えて心機一転を試みたメイケイエール。その心意気に小生は◎を打って観戦する予定だったのに、先週のNHKマイルCの幻の◎クルゼイロドスルに続く、2週連続の◎予定馬の回避・取消アクシデント。桜花賞の◎ユリーシャと合わせると早くも今年のG1で3回目のトラブル・軌道修正を余儀なくされる展開に。

本当にメイケイエールの5歳・マイル戦。池添謙一が「どれだけ我慢できるか、自分との闘い」と副題を付けて臨んでいただけに大変興味深かったし、ネットケイバでの事前オッズでは単勝25倍前後と絶好のお買い得となっていただけに、「バケンの品格」的観点からも絶好の◎となったハズだったが、このアクシデント。池添謙一も先週のミルコ同様「だったらソングライン乗ります!」と挙手をしたところでもう手遅れ。。。お気の毒としか言いようがない。

しかし、そんな突然の回避アクシデントに見舞われながらも、ケンタッキーダービーの北斗殿は立派に軌道修正。当初予定していた◎フォルテが回避しても、しっかりと軌道修正して◎メイジとしていたではないか? 土曜コラムでも書いたが本当にこれにはシビれたし、臨機応変も能力。

と、またもや◎がゲートイン前に消えたことをいまカミングアウトし、それを踏まえて結論を導きたい。



§4.受ける方だってタイヘンだ

ここに来て、割とショッキングな「乗り替わり劇」が続いている印象があって、最近では日経賞を出遅れドボンしたアスクビクターモアの鞍上・田辺ヒロノブが、このたった1回のチョンボで、次の天皇賞(春)では横山タケシに乗り替わったこれが小生の中では結構なインパクトだった。

ただ、これと同時に、この乗り替わりが頻発することこそ競馬の当たり前の姿であり、古今東西日常茶飯事。確かにデビューからずっと同じ騎手が乗り続け、全成績の騎手欄が上から下まで綺麗に同一名で統一されている事に対して、清一色を見るような美しさを感じるのだが、それは決して正しい事とは限らない。ずっと同じ騎手に乗せ続けることによって、新しく見えるものも見えなくなるというリスクも内包していることから、あの時アスクビクターモアの田村センセイも、横山タケシに替えることによって、何かプラスに作用することを模索した「前向きな決断」だったのだ。なのに周りは(自分もそうだが)やれ乗り替わりとなるとハチの巣つついたような騒ぎ立てを起こすことから、乗り替わりのスイッチを押す側もかなりリスクを伴うもの。

騎手は騎乗という業務を請け負う者にすぎず、馬を所有しているワケではない。ディープインパクトだって武豊のものではないし、オルフェーヴルも池添謙一のものではない。降りろと言われればだだをこねることも許されず、黙って降りる。これも騎手としての使命。

なので、本来はもっとショックを受けてハズのソダシの乗り替わり劇も、今回は割と抵抗なく我が身に浸透できたし、今はもう誰が乗っても問題ない!というくらいに、ソダシ自身の気性が成長して、大人のオンナになれているという何よりの証明なのだろう。どんなティンポでも抵抗なく入れてしまうすっかりスレてしまったオネェチャンのようであり、あの日の君は今いづこ?と、すこし物悲しくもなって来るんだけどね。
(すまん、ちょっと何言ってるかわかんないや)

なので、⑯ソダシにレーンが乗ったとしてもそれほどマイナス要因になるとは思えないし、⑥ソングラインに戸崎ケータが乗っても同様の感想。多感で成長途上の3歳馬なら乗り替わりの影響・振れ幅は大きいものと思料するが、完成された5歳馬においてはそれほど大きいことではなく、社交ダンスのパートナーが変わった程度として考えるのが一番ニュアンスとしては近いのかもしれない。吉田隼人→レーンになろうが、池添謙一→戸崎ケータになろうが、皆一流の腕の持ち主であり、大きく着順が変わるような事項ではないものと思料している。

むしろ、頼まれる側の、失敗できない、仕事をしなければいけないというプレッシャーも大変なもの。わざわざ客がチェンジして、自分を指名してきたのだから、お客様にはより気持ちよくなって満足してもらわなければならない、そんな夜の店のオネェチャンに課されるような見えないプレッシャーも見え隠れし、受ける者としての大変さも解るところだが、それを成功へと導くのがプロの仕事であり、だから彼らは海を渡って日本に来たり、南関東から中央に殴り込みをかけてきた。その気概、人並みではやっていけない仕事なのだ。


§5.ひとつ年下の彼女らたち

とここまで、2021年3歳クラシック世代(現5歳世代)にばかりスポットを当てすぎて、16頭中7頭もいる、1番人気のスターズオンアースも含まれる現4歳世代について、まるでガン無視していたかのように何も取り上げてこなかったが、1番人気のスターズオンアースは、確かに桜花賞馬ではあるのだが、そのまいるでのパフォーマンスは一昨年のソダシに比べるとタイム的にも平凡であることと、この馬の今の人気の主要因は、決してマイルでの競馬によるものではなく、大阪杯2着が主要因となっているところは、去年1番人気でドボンしたレイパパレに酷似。
また、秋華賞・大阪杯とスタートはともに出遅れ、慢性的な出遅れ癖が解消していない状態で、テンに速いマイル戦への挑戦で、これまで通りのスタートを切ろうなら、ヘタをすれば内枠②番ゲートで最後方からの競馬も余儀なくされる可能性もあり、2倍台の人気馬のポジションとしてはかなりの懸念材料。末脚の爆発力から東京の長い直線は良いのかもしれないが、この前半のロスを克服して、ソングラインやソダシの前にいる「強いマイラーお姉さまたち」をブッコ抜けるかというと、いまいち想像しがたい。

一方、純粋なマイラー臭が漂うナミュールも、先週のNHKマイルCのキーワードが「東京マイル実績」と結論付けられたことからも、殊更に注目が集まるところだが、前走は肉薄した相手がウインカーネリアンであり、ナミュール自身もこの馬を物差しと考えると、まだ超一流のマイラーの域には到達していない、普通の強いマイラーという見立てとなり、2年前のNHKマイルC~昨年の安田記念で、同期の牡馬の超一流マイラー・シュネルマイスターとしのぎを削ってきたソングラインよりも人気が出ている現状は、理に適っていないと判断せざるを得ず、人気先行と判断。

秋華賞馬スタニングローズも適距離は1800~2000mであり、重賞戦線に出てきてからマイル戦が一度もない状態でいきなりスーパーマイラーたちとの対戦は家賃が高く、坂井リュウセイが戻ってきてもどこまでやれるか不安。阪神牝馬S組は、馬券では大変いい思いをしたのだが、あまりに糞スローすぎて、本当に厳しいマイル戦にいきなり対応できるかというと疑問と、ケチを付ければきりがなく、誰ひとりとして、東京マイルでG1勝ちのあるお姉さま方(ソダシ・ソングライン)に真っ向勝負を挑んで勝てるとは思えない。勝てる映像が出てこない。

この瞬間、世代で括ると議論が粗削りになるとは解ってはいるものの

5歳牝馬G1マイラー2頭 > 4歳牝馬7頭

という構図は確固たるものとして出来上がっている。これを印にすると、

◎⑥ソングライン
○⑯ソダシ
△②③⑤⑩⑪⑫⑮(4歳7頭)


◎○の優劣についてはほとんどなく、限りなくイーブンに近いのだが、ストレイトガールで赤帽被った戸崎ケータが1頭強い競馬で2千万円馬券を演出した2015年のこのレースの映像が脳裏に残っている事と、先週のNHKマイルCで赤帽被ってエエヤンに乗り替わったけれど、全く自分の競馬ができないボーンヘッド(小生的にはファインプレー)のリベンジマッチとして2週連続ヘマは許されないと、戸崎ケータがこの◎⑥ソングラインには期するものがあると睨んでいる。

そして、馬も東京マイルでは【3.0.0.1】であり、唯一ポカした昨年のこのレースは道中躓いて大きく位置を下げる自爆アクシデントがあってのものであり、抗弁は可能。実質東京マイルではシュネルマイスターをねじ伏せるくらいの能力は持っていて、無敵なのだ。


§6.まとめ

近年稀に見るハイレベルの桜花賞を演じた、現5歳世代。その証拠として、昨年のヴィクトリアマイルをソダシが、そして、安田記念をソングラインが制覇。古馬になるや否や、強い同期や上の世代たちを相手にせず一気に呑み込み、マイル界を席巻した。

しかし、あの桜花賞で直線で矢のような伸びでソダシに迫った2着馬サトノレイナスが、秋華賞馬アカイトリノムスメが怪我で引退。今年に入ってオークス馬ユーバーレーベンもターフを去り、直前アクシデントでメイケイエールまで離脱。あの桜花賞出走組で今もなお残っているのは、奇しくも翌年に東京マイルG1を制した2頭のみとなってしまったが、
「残るから強い」
「強いから残る」

どちらの理屈も正論と判定してしまえる2頭の「イキノコリ」。ともに鞍上はチェンジするが、成熟期を迎えた5歳時の乗り替わりはそれほど影響はないものと見做し、たたでさえこのレースはリピーターの多い傾向にもあることから、5歳のこんにちでも十分にポテンシャルは発揮できると思料する。

一方、4歳馬の筆頭格スターズオンアースは、桜花賞こそ勝っているものの、2000mでのパフォーマンスによってここまでの人気が出ているゆえ、テンに速く置かれてしまう恐れのある1600mへの適応リスクは解決されぬまま、昨年1番人気でドボンしたレイパパレとここまで同じ過程を辿っているが、◎○2頭ほどの東京マイルでの安定感には欠け、盤石な東京マイル適性を持つお姉さま◎○2頭をブッコ抜けるかというと、むしろ取りこぼしリスクが強いような気はしている。

ほか、まだまだ伸びしろもあり大きな変化の可能性もある現4歳勢ではあるが、今年に限ってはこの5歳G1牝馬2頭は大きな壁となって立ちはだかるものと推察。それは1番人気スターズオンアースも含めて、「皆、越えられない」にベットする。

この1番人気スターズオンアースの人気に引っ張られる形で、5歳マイル女王の◎○2頭の馬連がいま、17倍もついているという事態に、馬券ジャンキーとしてどう感じるか? これがこのレースの隠れたテーマであり、殊更にその嗅覚が問われている気がしてならない。

昨年の春、東京マイルで最強の称号を得た同級生◎⑥ソングラインと○⑯ソダシ。あれから1年経っても、変わらず同じ舞台で同じパフォーマンスが二頭ででき、ワンツーフィニッシュできるでしょうか? というクイズがあって、もし答えが「マル」だったら賭けたお金がなんと17倍になりますよ~というのなら、やる? やらない? どっち? 

というのが今、我々に与えられた状況であり、小生なら喜んで1諭吉くらいは投入してみたいと思っている。難易度と成功報酬を比べたうえで「ムムッ!?ここんなにつくのならオイシイんぢゃね?」と感じ取れる事。これが「バケンの品格」。強いお姉さんマイラー同士で決まれば17倍だけれど、ではあなたの中では2頭の「脳内馬連オッズ」はだいたい何倍? 小生はこれを10倍以下のイメージで見ていたゆえ、17倍なら迷わずGo!

相当に現4歳世代がオッズを吸ってくれている。こう分析しています。

あなたも脳内オッズと比較して、どのくらいこの現実がオイシイと感じ取れるか。この感覚は馬券を買う上で非常に重要。これが今週のコラムの「核」の部分。

以上の理屈で、馬連はこの「バケンの品格」に溢れる◎-○1点。買い目も少なくておサイフにやさしいですね。
残念賞として6倍になるワイドも添えて。このワイドだって小生はオイシイ部類と考える。3頭目として◎○2頭の壁にまだぶつかるであろう、高い壁を越えられない4歳馬△7騎を絡めた、間違って超えても馬券はロォン!できるお楽しみ3連複7点、さらに◎→○→△ズバン!という馬券師としての醍醐味追求の3連単7点というタッチで馬券を造りたい。

単勝・複勝  ⑥
馬連・ワイド ⑥-⑯
3連複    ⑥⑯-②③⑤⑩⑪⑫⑮
3連単    ⑥→⑯→②③⑤⑩⑪⑫⑮


毎週毎週、われながら「すんごい文字数」でお届けしている小生のG1コラムですが、その攻め方・視点は毎回変わる千差万別ぶり。今回はヒューマニズムの部分はボリュームは少し落として、「世代間格差」「バケンの品格」の観点から、今週も8500文字近く綴らせていただきました。いずれにせよ、健康だからできるこのパフォーマンス。この命続く限り、元気なカラダでいる限り、走り続けたいと殊更に思うのでした。
(いま目が充血して、かなりグロい状況なんですよねぇ。。。)

それでは、良いヴィクトリアマイルを!

※予想に関するクレームは一切受け付けません。 ※馬券は自己責任でお願いします。 ※みなさんが寝たり遊んだりテレビ見たりしている時間を割いて予想しています。その対価として料金をいただいております。 ※的中率よりも回収率重視になります。 ※予想の転載・転売は一切禁止致します。