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【繊細さんがラクになる呪文】防御モード解除!

こんにちは。今回は繊細さん(HSP)がもっとラクに生きるための話をします。

HSPは「防御力が高い」個体なんですね。生得的にそういう体質・気質なんです。

防御力が高いので、常に「警戒モード」「分析モード」、それから「想定モード」です。だいたいこの3つにリソースを割いてます。頭の中が常時「フル回転」してるんですね。新しい環境や人混み、たくさん危険が潜んでそうな不確定要素が高い環境に行くと疲れ果てちゃう。家に帰ってきて「ぐったり」みたいな。

でも、そのおかげで社会生活を平穏に、誰からも恨まれることなく過ごすことができてる。学校でも職場でも平和に過ごせている。ただ疲れますよね。身の安全を守るための代償が疲れなんです。「配慮疲れ、想定疲れ、防御疲れ」なんですよ。

で、よく「HSPの人って優しいよね」と言われるんですが、何で優しいっていう印象につながるかっていうと攻撃されたくないので相手に害を与えないんです。攻撃される時っていうのはだいたい自分が相手に何かしたときですよね。仕返しにされますよね。何も悪いことしてないのにぶん殴られるって事はまずない。なので相手に害を与えなければ「安全だ」と思ってる。だから嫌がらせをしたりとか暴力を振るったりっていうのはまずしないんですよ。それっていうのは結局防御力が高いんですよ。殴られないためには攻撃しなければいいんですよね。ていうのがあるので「HSPの人は優しい」っていうふうに結果としてなるんですよ。”自分を守るため”に優しいんですよ。

純粋に優しいのではなく自分を守るための優しさということなんですよね。で、これが全てのことに言えて、例えば色々なことに気づいてしまう。人の顔をパッと見た時に表情の微妙な具合で「この人は今疲れてるな」とか「この人はイライラしてるな」とか、「この人はパワハラ気質だろうな」みたいな。そういう察知能力が高いですよね。その予想が合っているかどうかは置いておくとして、そういう想定ができるんですよ。シミュレーションがパッパッと走るんですね。色んなパターンが思い浮かぶ。「この人には、こういう言葉かけたらやばいな」みたいな。「この人には丁寧にやっとかなきゃいけないな」みたいな。そういうふうに察知して人と関わるので相手に嫌な思いをさせないんですね。そういうわけで、「HSPの人って優しいよね、謙虚だよね」と誤解されるんですが、それは結局、「攻撃されたくない」という一点から派生しているだけなんですよ。攻撃を受けたくないから謙虚に振る舞うし相手に配慮する。純粋に相手に配慮してるわけじゃないんですよ。攻撃されない状況だったら相手に配慮しないんですよHSPも。そうですよね。だって親友とか長年一緒にいる彼女とかだったらそんなに気を使いませんもんね。で、純粋でもないです。テレビやネット見ていて、頭の中では匿名掲示板にありそうなゲスな言葉がポンポン浮かんでくるもんですよ。普通の人間ですからね。邪悪な面をちゃんと備えています。

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