万田林 橙です。
昨日、24時の部Twitterにあげるの忘れました。
理由は、従姉妹と飲んでたからです
すっかり忘れてました。本当に申し訳ない。

というわけで、今回は昨日とついさっきあげたものです。
日付はあえて書きません。
どうぞ、お楽しみ下さい。

(43) 正直、この家に足を踏み入れたことはない。
知らない場所に一人きりと考えるととても不安だった。
いや、奏美がいるはずなのだが。
「ねぇ…」
ギシギシと床板が不快な音を立てる。
この音だけで不安感が煽られた。
2階は灯りをつけていないから真っ暗だった。
「奏美…」

(44) 間抜けな声が闇に溶けた。
「…涼くん？」
「っ！」
聞きなれた声と突然ついた灯り。
「どうしたの？」
「奏美こそどうしたんだよ！？電気もつけないで！！」
「ごめん…考え事してた」
「…晩ご飯だって」
「もう、そんな時間なんだ…」
気づかなかった。そう呟いた。

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