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苦いのは悪だ!味覚が小学生問題について

世の中には薬物や嗜好品をはじめ、いろんな中毒性がある物が沢山ある。

中毒についての話は「前科おじさん」の中でも、マッサージ中毒について触れたけど、人の体を押すマッサージ屋は、文字どおりのプッシャーだよなぁ、と思った、って話。詳しくは「前科おじさん」を読んでください。

体に悪い、もしくは何も生み出さないけど、やめられない事や物は沢山ある。

まあ、俺の場合はこんな話をすると、また大麻の話かと言われるんだろうけど、逮捕されると割りに合わないよ、としか言えないし、まあ今回はそういう話は無しにしておこう。

2015年3/3に逮捕されて23日間拘留されて、出て来てからお酒を飲むようになったんだけど、正直、酒は体に負担あるな、と思う。酒は中毒性が高いのは皆さんご存知の通りだ。

昔から酒は生涯好きになる事はないかと思ってたけど、「二日酔いってキツいよな」「どのコンビニ酒がヤバい」みたいな話をアラフォーになってからするとは思わなかった。

酒はいくら飲んでも、成人してればそれ自体は違法じゃないし、暴れたりしない限りは、捕まらない所が最高だけど、10年間クラブをやってきて酒を飲む人達を相手にしてきたけど、その他の部分で「酒は最高」とは言えないところも沢山ある。

なんで酒を飲むようになったのか。

以前は酒に超弱くて、速攻で頭が痛くなったり気持ち悪くなったりして、「酔う」って意味がよく分からなかった。

俺は数年前から「どうせろくでもない人生なんだから、1秒でも長く酩酊してたい。シラフの時間を無くしたい。もっと無意識に!意識を低く!」と常に思っていて、なんか結果的には、そこに対して妙に意識が高くなってるという本末転倒な生き方を自分でもしてると思うんだけど、実は酒で酔う感じがわかるようになって来たのが、ここ2年くらいの話なのである。

チェアリング協会で一緒に活動する伊藤雄一の結婚式に山形に呼ばれてそこで飲んだワインが随分飲みやすくて、そこで、ああ、酒のキマり方ってこうなんだ、と理解した。

伊藤君は酒に造詣が深く、特にワインには非常にこだわりを持っていた。

自分でも山形でワインバーをやっていたし、独自の仕入れルートをヨーロッパに持っていた。

それが良かったもんで、飲み始めて一年は酔う事だけを目的にアルコールを摂取していたので、自分の限度が分からずにゲロ吐いたり、ウンコを漏らしたりして40にして酒との付き合い方を学ぶ羽目になった。

酔うのは楽しいし好きだ。

飲み会の酒の席の話も楽しい。

酒のつまみの料理も美味い。

だが、おそらく俺は酒自体の味は好きじゃないのだ。

舌が小学生のままなのである。

特にビールは苦くてマズイ。

その「苦さが良い」とビール党は言うが、苦いものは苦いし、苦いという漢字は「苦しい」って言う字じゃねえかよ。

それが美味しいわけがねえや、と思う。

かつて植木職人だったオヤジがまだ生きていた頃、毎日、家でビールやら焼酎を飲んでいたけど、いたずらで、味見させられてあまりに苦くて不味かったから二度と飲みたくねえと思っていたし、二十歳を過ぎて法的には酒が飲めるようになって、飲んでみたときも苦いし、すぐ気持ち悪くなるし、最悪だな、としか思っていなかった。あと日本酒は全部セメダインの匂いと味がした。

ビールや酒は大人が飲むものだ。それもやたらに美味そうに飲む。

だから大人になると味覚が変化して、自然に苦いものが美味しく感じるようになるものだと思っていたが、そんな事は全くなかった。

すっげえ汗かいて暑いときの冷たいビールひと口目はいいな、と思うけど、おそらく冷たさと炭酸のシュワシュワが気持ち良いだけだよ、あれは。

だったらコーラとかスプライトのがいいよ!甘くておいしいし!

そもそと「苦い」って、「苦しい」って言う字だし、あと「辛い」のも「辛い(つらい)」って字と一緒だよ!

非常に困難で苦しむ事を意味する四字熟語の「艱難辛苦(かんなんしんく)」って言葉、苦いと辛いがモロに入ってるし。

人間は本能的に苦い、辛いは困難であると感じるって事でしょう。

そもそも人間として苦いと辛いを楽しめる奴はマゾっ気があるって事じゃん?

だから、「苦味の良さを分からないのは子供だよ」とか言われる筋合いはねーじゃん?

だいたい子供のが味覚が素直じゃん?

俺は味覚が人よりピュアなんだよ。

だって子供は甘い味が好きだろう?

だから酒も酒の味をできるだけ感じさせない甘いやつとか、酸っぱいやつが好きでよく選んで飲んでる。

みんながビールを頼む中、甘いカクテルとかを頼むのはちょっとカッコ悪いかと思っていた時期もあったけど、これからは「俺、味覚がピュアなんで」みたいな感じで言おうと思うよ。

体裁に気を使うよりも、もっと自分の味覚に素直になって良いと思うんだよ。

どーせ飲むなら素直に美味いと思うヤツを飲めばいいんだ。

で、一番、酒の中で酒の味を感じなく、なおかつ酩酊できるヤツを求める事になるんだけど、最近の俺がチェアリングで定番にしてるコンビニ酒がキリンビールから出ている氷結 マンゴースパークリング。

期間限定らしいので、レギュラーにしてくんねえかな。キリンさん。

これ、甘いし、シュワシュワしてるし、酔っ払うしで向かうところ敵なし。

こんな事を思ってるのは俺だけかなと心配になったんだけど、俺のように味覚がピュアな人は結構いるらしくて、コンビニでも売り切れてたりするんだな。

味覚がピュアな人達よ、もっと発言していこうぜ。

ちなみに俺が普段から座敷童子のようにいる不動前のクラブ、TRIOのお酒の味をを感じさせないメニューだと、最高に爽やかで程よい酸味のレモンサワーが最高です。

あと、「ピンプジュース」ってのも、なかなか情報量の多いカクテルで、なおかつまったく酒感が無いのに結構酔っ払って最高なんで、味覚がピュアかつ、酩酊感が欲しい方、トリオにお越しの際はぜひこの二つをお試しください。

宣伝でした。

とはいえ、甘味の含まれるものが好きだと言うのは否定しがたい事実かも。

やきとりも、塩よりも甘くて、情報量の含有量が多いタレ派だし、辛いよりも圧倒的にあまからいモノが最高だ。

どうだい?ピュアだろう?

あと、やっぱり思うのは、甘いモノ、糖分も中毒性が高いうえに摂りすぎると身体に不具合を起こすから立派なドラッグだな、ってこと。

ツイッターで「糖分が一番のドラッグじゃないの?」って、書いたら、「子供がジュースジュース泣き騒ぐのは麻薬作用があるからだそうです。」ってリプライを貰ったけど、やっぱりそうだよな。

あと、面白かったのが、「白米とか白砂糖とか白いやつは特に悪いと言うか脳汁バンバンらしいですね」っての。

確かに、合法、違法、いかんにかかわらず白いモノはヤベェ。

牛乳と豆腐は大丈夫そうだけど。

この後も中毒性のあるものについて色々書きたいなと思ったんだけど、今回は酒の話になっちゃいましたがこの辺で。


ありがとうの一言です。本当にありがとう!