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俺はハイパー楽しかったから君にもプレイしてもらって感想を聞きたい。マダミス味のあるオープンワールド捜査ADV「パラダイスキラー」をプレイしたよって話

どうも、バーチャル魔法生物マネミックです。
普段はこのゲームはVで流行る!と喚き散らかす事を生業としているんですが、今回は万人受けはしなさそうだけどメッチャ面白かった~~~語りてぇ~~~~と思ったゲームをクリアしたので紹介します。
タイトルは「パラダイスキラー」ジャンルは「オープンワールドADV」です。

ストーリーを超ザックリ説明すると、とある組織が所有するパラダイス島という島で組織の権力者達が殺される大虐殺事件が発生した。この事件には謎が多く、事態を重く見た組織はかつて島から追放された捜査官、主人公であるレディ・ラブ・ダイを再び島へと招き入れるのであった…

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といった感じで、島一つ分のオープンワールドを歩きながら聞き込みをしたり島に隠された証拠を集めて事件の謎に迫っていく…といったゲーム内容。
ゲーム開始時に表示される画像にシビれたんだけど「事実と真実は同じではない」ってのがシステム的にミソで、プレイヤーはいつでも捜査を切り上げてゲームのクライマックス、裁判を開始する事ができるのだ。
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裁判が始まると、大虐殺事件とそれに付随するいくつかの謎の犯人を挙げる事になる。例えばある事件に対して疑わしきキャラが複数いた場合。証拠さえ十分であればプレイヤーが犯人であると告発したキャラが犯人として裁かれる事になる。なので、このキャラ気に入ったから多分犯人だけど有罪にならないようにしてあげようとか。コイツ気に入らないから多分真犯人は別にいるけど犯人にしちゃお~といったプレイもできなくは無い。
怪しさ満点のキャラたちが隠す「事実」から捜査官である君が「島の真実」を導き出すのだ!

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捜査パートでは3Dの島を駆けまわることになる。ジャンプはあるものの高難易度のアスレチック的な要素は無い。島の外に広がる海に落ちてしまうと最寄りのセーブポントまで戻されてしまうが、捜査パートでのゲームオーバーは無いので気楽に島を探索する事ができるぞ。

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ゲームを進めるとゲーム内通貨を使用して主人公の強化ができるポイントを見つける事ができる。二段ジャンプなどが解禁されるので島での探索が便利になる。地形とジャンプをうまく利用すると鍵がかかった柵を無理やり飛び越えて侵入して証拠を集めたりできるぞ!捜査において捜査官は絶対的な権限を持っているのだ!

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重要な施設などは上記のようなシルエットパズルでロックされていることがある。
画像に当てはまるシルエットを選ぶという単純なもので、時間制限や失敗のペナルティは無いので気軽にチャレンジできるぞ!
前述の裁判パートも証拠を揃えておけば主人公が自動で話を進めてくれる。
プレイヤーに求められるのは「推理」ではなく「捜査」なのだ!
ミステリーが好きな人は主人公と一緒に謎について考えながらプレイする事が出来る。自分で解くのはちょっとな…という人も捜査パートで証拠さえ集めておけば小説を読むように楽しく裁判に挑むことが出来るぜ。

と簡単にゲーム紹介をしましたが、ここまで読んでいただけた方はオープンワールドは珍しいけど普通のADVじゃんと思われたかもしれません…
確かにゲームのメインの謎は密室で行われた殺人のトリックと犯人についてというとてもスタンダードな物なんですよ。
タダですね、このゲーム。世界観が独特すぎる!!!!!!!!!!!!!


主人公は舞台となる島から追放されていたと言いましたが、追放されていた期間が300万日なんですね。さんびゃくまんにち!?!?!?!??!?
計算するとで8,200年くらい????????
というのも主人公も所属するシンジケートという組織は宇宙からやってきた零落した神々(マジで実在する)をあがめる集団で、現実とは異なる次元にパラダイス島を作り数千人規模で人を拉致して神々を崇めさせ、最後には全員生贄に捧げて何らかの宇宙的パワーを搾り取っている極悪組織…っぽいんですよね。
っぽいというのは、ゲームのストーリー中に詳しい説明はあんまりなくて(なぜなら主人公含め登場キャラには当然の事なので)拾えるアイテムのフレーバーとかキャラ同士の会話からこんな組織なんだろうなぁと想像を膨らませたからです。
舞台になるパラダイス島というのも実は24個目のパラダイス島で、数千年単位で次の「より良い」島に移り住んでいるらしい。


このゲーム、登場キャラが20人に満たないくらいなんだけど、理由が幹部クラスは次の島がある次元に引っ越し済み、生贄たちは全員捧げ済み。なので犯人の可能性は島に残った限られたメンバーという納得できる(ホントに?)ものなのだ!

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神とか悪魔とか超能力が実在する世界に300万日振りの帰還!というのをいきなりドーンと投げつけられるのでゲームを始めた瞬間の情報量に溺れる事になる。あと固有名詞も独特な物が多い(証人には会った?と聞かれて重要参考人的な人がいるんだなぁと思って会いに行ったらマジで名前が終焉の証人だった等)ので序盤は何がなんだか分からない事も多い。
でもプレイを進めると世界への理解が深まる事が謎を解くための手掛かりになる瞬間があってそこが気持ちよかった!

個人的にこのゲームにはマダミス的なエッセンスを感じていて、密室での殺人という発生した事象は1つなんだけど、その謎を解くにあたり複数のキャラから動機や実行可能な証拠が出てきたり。1つだと思っていた謎に実は複数の面があったりとか、別々の謎が実は1つに繋がっていたりとかして
その中で自分が犯人だと思う人物を示す(投票する)というのは凄くマダミス的で面白いなと思いました。

情報量の多さとか独特な操作感(なんか滅茶苦茶3D酔いした、設定を変えたらちょっとマシになった)に最初はとっつきづらいゲームだと思っていたけど。プレイを進めていくと怪しい世界観と謎解きにすっかり魅了されてしまった!!
V全体で流行るゲームではないと思うけど、僕はとても楽しめたしマネミックの事が好きな人はこの世界観にハマる人が多いと思うのでパラダイスキラー、お勧めです!
steam版switch版が存在するぞ!!
前述のとおり酔いやすい3Dなので酔いやすい人は最悪返品できるsteam版の方が良いかもしれない…!(僕はswitch版の携帯モードでプレイすると酔いがマシになりました)

この楽園を殺したのは一体誰なのか君の捜査を見せてくれ!!
そんな感じでバーチャル魔法生物マネミックでした!


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