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男性へのセクハラに気付けなかった自分のはなし

今日はこの記事について。

歌舞伎俳優の市川海老蔵さんと、林真理子さんの対談です。

「林真理子がひどすぎる」と話題になりましたが、今回、記録しときたいのは「私はこの対談を見て酷いと感じたが、女性から男性に対するセクハラだと気づかなかった」という事実です。

私が気になった部分

読んで気になったことを書くと、

・話が全くかみあってない。対談なのに会話ではない。

・海老蔵さんの「遊ぶ」の多様性。VRで遊ぶ、パフェを食べる、アニメを見る…。VRは「マニアック」、パフェを食べるは「男らしくない」、アニメを見るのは「オタク(笑)」といった従来価値観などガン無視。お酒を飲むより、女と遊ぶより楽しい。海老蔵さんが近しく感じた。

・林さんの価値観の押し付けが古いし、失礼。海老蔵さんは泥酔した状態で殴られ、それを報道された過去があるのに、酒や女が絡む遊びを勧めるのも思いやりを感じない。また、妻を亡くして間もない方に女遊び勧めるっていうのも人としてどうか…。

・林さんの状態をどう表現して良いのか分からない。老化や劣化ではなく、彼女の価値観は、若い頃から変わってないのではなかろうか。バブル期であった1990年代ならよかったかも知れないが、現在は2019年である。

簡単に言うと、海老蔵さんの株は上がり、林さんの株は大きく下がった。海老蔵さんについては歌舞伎を見に行ってもいい、て思うくらい近しく感じた。林さんは「私の人生に林さんの本はいらないな~、過去に1,2冊エッセイを読んだけど、それを踏まえても必要ないな」と思った。

また、林さんの、小説家という職業であるのに、「従来価値観を維持している様子」を見て、反面教師としては最高だと感じた。子育て中なので自分よりも若い人と交流する機会は多い方だが、意識して若い人と話さないと、新しい価値観にアップデートできないと、怖くなった。

夫の見解

2ページの短い対談なのに、あまりにひどいので夫にも読んでもらった。

夫は「これはひどい」「なんかさ、色目使ってるのが気持ち悪いんだけど」と言った。

「色目を使う?そんな部分あったかな」

「ここだね」

林:そうは言っても、女性はおもしろいところありますよ。
市川:おもしろいけど、さほどおもしろくないですね。女性に関しては70周ぐらいしたんで、だいたいわかってますから(笑)。
林:でも、まだ知らない世界もありますよ。オバサンの世界とかは知ろうと思わない?(笑)

夫曰く、「オバサンの世界とかは知ろうと思わない?例えば私とかどう?」(太字は私が追加)と、自分を海老蔵に売り込んでる感じがして気持ち悪い、とのことだった。

そこでやっと気づいた。これは、中年男性が若い女性に行っているセクハラと大差ない言動なのだと。

インタビューを男女逆転

同じことを感じた方がいたようで、インタビューを男女逆転した記事を書いた方がいらした。なるほど、大変気持ち悪い。

男性へのセクハラに気付ける自分になりたい

女性へのセクハラ、ハラスメント行為には気付けるようになったかな?と思うのだが、女性から男性へのセクハラを看破できる力は全然足りてないな~💦と思った次第です。

自分とは違う立場のことって、わかりにくいものですね…。

今後はこういった、女性から男性へのセクハラも増えるんじゃないかな…。増えないといいなあ…。

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今日も読んで下さり、ありがとうございます。またよろしくお願いします~。

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