1日3本しか売れなかったスティックシャボン玉が、なぜ1日600本売れたのか?100円ショップ伝説のバカ店長(池田正輝)は、どうやって限界突破させたのか?

スティックシャボン玉が100円ショップで売っているのを知っているか?

こんにちは。株式会社まんがびと代表の平田です。今回は弊社で書籍を執筆いただいている100円ショップ伝説のバカ店長こと池田正輝さんの大当たりした仕掛けを紹介します。

このスティックシャボン玉を

大当たりさせました。

どのくらい当たったかと言うと

1日3本→600本

この強烈なインパクトを残した施策がどんなものだったのか紹介します。池田さん自身があるがままに執筆くださったので完全にリアルなストーリーです。

池田さんは100円ショップの店長です。

赴任した店の売上を確実に伸ばすためすでに数店舗の店長を任されています。

ただ店長業だけでは、物足りなくなったのかおそらく遊びと学習がてら弊社の書籍執筆もしてくださっています。

すでに9冊も出版させていただきました。

こちらからご覧いただけます。Amazonへのリンクです。

https://goo.gl/1JHWg4

わたし自身が池田さんを担当している編集者ですので、ああでもないこうでもないと日々一緒に本作りをしているのですが、まあ、なんていうか、いい意味で「ぶっとんだ人」です。

上場企業で勝手に公式インスタを立ち上げる(笑)

これはぶっ飛んでんなーと思ったのは、

ここで書いたように池田さんの100円ショップは上場企業です。その中で勝手に公式インスタを立ち上げてめちゃめちゃ怒られたというエピソードがあります。上記書籍で触れられています。いやバカでしょ。

いや出世するだろw

これはわたしの持論なんですが、こういう会社のルールがちょっと守れないネジのぶっとんだところがあって且つ圧倒的な販売力がある人は一気に出世します。既存事業を違うレベルに持っていくこともできるし、あるいは新規事業をパワフルに立ち上げることもできます。もちろん新規事業を成功させるのはむずかしいですが、こういった人は成功するまでやればいいだけなので結局成功します。

くじけずに新規事業に立ち向かえるメンタルを持っている人は実際にはほとんどいないので、何度失敗しても会社はチャンスを与えます。始め方次第ですけど会社にとっていたくない規模で小さくはじめる分には何度でも失敗できますから。

これは予想なんですが池田さんはその100円ショップにそのままいればいつかは役員。時勢があれば社長までいくと思います。まあ、雇われ社長を望むかわからないですが。20年、30年スパンで楽しみにしています。

池田さんの本を読んでいて「半端じゃねーな」と思うのはホリエモンとかキンコン西野さんとか、最近では落合陽一さんにハマっているみたいですけど、もろにミーハーなんです。これは誰に似ているかというとソフトバンクの孫さんです。孫さんは素直に世の中で広く受け入れらている人を賞賛します。

この本の販売ページで

こんなレビューを頂いたんですが、これこそ池田さんの凄味が現れています。彼が店頭でやっていることは露骨で成果直結です。

ようするにバカ=愚直です。

愚直に売上追求するから1日3本のスティックシャボン玉が600本になるんです。

ではこれから伝説のバカ店長がいかにスティックシャボン玉を爆発させたか紹介します。これは池田さんが「バカの陳列術」という書籍の3章で書いたものです。まるまる公開します。章のタイトルも一行目もいきおいがありますね(笑)


第三章 やりすぎぐらいがちょうどいい

私が一番最初に本部に目を付けられたのは約7年前。


当時、3階建てのショッピングモールの3階に1テナントとして運営していた。

そこは、いわゆる地元で若者が集まる館で平日の客層はかなり若かった。

土日になると、びっくりするくらいに客層が変わり、いわゆるファミリー層たちに溢れる感じになるのだ。

そのとき自店でひそかに売れていたものが「スティックシャボン玉」
50センチぐらいの棒状のシャボン玉で吹くのではなく、液を付けて振ると、大きなシャボン玉ができるというおもちゃである。


平日はほぼ売れないのだが、土日に玩具コーナーで1日3本ぐらいは安定して売れていた。

ちなみに、自社で1番売れるものはアルカリ電池と社外にも公表されているのだが、それでも1日の販売個数にすると3~4個である。


1日3個の販売個数がどれだけの売れ筋かはわかっていただけると思う。


その館でアンパンマンショーが開催される日曜日。そのスティックシャボン玉を店頭のワゴンに1000個積んで、アルバイトの女の子2人に「ワゴンの前に行って2人でスティックシャボン玉で遊んできて」と指示した。


ちなみにここで、「スティックシャボン玉を売り込んできて」と言っていれば、成功はしなかった。


この2人もバカだから(私が言うバカは最大の誉め言葉)「遊んでいいんですか~?」と言いながら、嬉しそうに店頭へと向かう。


30分ぐらいするとレジにスティックシャボン玉を持ってくる子どもが列を作りだした。様子を見に行くとワゴンの前に人だかりができていて、2人の姿は埋もれてて見えない。


というか子どもたちに貸しているようで子どもたちが遊んでいる。


あまりの混雑に警備と館長が私のところにきて、

「これはやりすぎだわ、次は申請してね」

と仕方なさそうに帰っていった。


私がバカなことはこの2人も知っていたから、ただただ飽きれたのだろう。


18時ごろようやく落ち着き、ワゴンに山積みにした1000個のスティックシャボン玉が薄く残っており、数えたら740個のスティックシャボン玉を販売していた。


そこで終わりじゃなかった。


翌週の日曜日、また同様のワゴンを店頭に出し、同じ女の子のスタッフに実演販売させた。ちなみに申請は出していない。駄目だと言われたらできないから。


怒られれば謝ればいい。


そこでも600本ほど売れた。


そしてその月1600本以上の販売実績をたたき出したのだ。


1ヵ月で1番売れるのは電池の350個である。


それを大きく超え、見慣れない商品が爆発的に売れているのだ。


当然、本部から連絡がある。「どうすれば、そんなに売れるのか?」と。


このスティックシャボン玉だけではなかった。


私のお店だけPOSデータ(何が何個売れているかのデータ)が異常と言われたのだが、1位から100位までに入るべきではない商品たちがほとんどで、どんな売場をしているのかを聞かれたのだ。


私は当時、何度も説明したが、よく言っていたのが「売れるものを売るのではなく、売れる力を秘めたものを売っている」である。


いまや、目的購買商品、衝動購買商品という分類も当たり前であるが、7年前の私の業種ではそのような分類はなく、ただ売れるものをひたすら売る業種だった。


当時、そういうことばかりやっていたので、その考え方を会議で他の店長たちに発表してくれないかとまで言われた。


話はスティックシャボン玉に戻るが、その1600本まで売れた実績をお客さんに知ってもらうことができればまだ伸びると確信し、大きな模造紙2枚をつなぎ合わせて、スティックシャボン玉の「現在の販売個数」が日めくりカレンダーみたいに掲示できるものをアルバイトに作ってもらい、店頭に大きく貼りだした。


もちろん、それだけじゃないだろう。


そのスティックシャボン玉自体の口コミやあの店なんか凄いという口コミが全体の客数前期比120%まで伸ばすことにもなった。


それからも毎月1000本は確実に売れるものとなっていた。


そんな中、聞こえてくるのはそういう店だから売れるのだろうという他店の声である。


実際、上司が言っても、私が発表しても、他店が売れるものが自店で売れるとは限らないとやる前から判断する店舗がほとんどだった。POSデータを見ればすぐにわかる。


そこで、私に他県への異動の話がきた。


その異動先の店舗でスティックシャボン玉がどこに展開してあるかと思って見ると、玩具コーナーの端に1ケ所だけである。


売場担当に聞くと、「そんなにそれ売れないですよ~」とのこと。


「店長、そのスティックシャボン玉、前の店で凄く売ってたんでしょ?前の店長から聞いていました。でもうちは売れませんよ。」


私は確信があった「売れないのではなく、売っていないだけだ」と。


そこは前任店舗と違い、路面店であり目の前が駐車場だった。


しかし、やることは変わらない。


スティックシャボン玉を1000本発注して、「そんなに発注して大丈夫なんですか~」などの煽りも無視し、駐車場にワゴンを出して、バイトの女の子に外で遊ばせた。


「こんなことしていいんですか?」と言われるが、「怒られたらやめればいい、店長がやれっていいましたって言っていいから」と安心させる。


やはり500本ほど売れる。そして、売場にもスティックシャボン玉だけの特設コーナーを作り、安定的に月1000本の販売実績をつくった。


担当のスタッフはただ驚いていた。


聞くとその店も全く売ろうとしてなかったわけではなく、店長から他店で爆発的に売れているから売り込んでくれと本部から指示がきていると聞き、玩具コーナーの端に1か所かかっていたところを2か所に増やしたという。


それで、売れ方は変わらなかったため1か所に戻したということだ。


「売り込み」の仕方が全く違う。


売れ方を変えたいなら、売り方の変化に多くのお客さんが気付かないといけないのは事実。一列を二列に増やしたからって、従業員でも気付かないのにお客さんが気付くわけがない。


ただ全然難しくない。バカになればいいだけ。


許可を得ていない駐車場でシャボン玉振り回すのでもいいし、売場で子どもに無料貸し出しでもいい、全員腰から下げてライトセーバーみたいに演出してもいい、レジでお会計の終わったお客さんに「ご一緒にシャボン玉はいかがですが」なんて声かけてもいい。


バカなことをしまくれば、絶対に結果は出る。


私はその成功に驚いているスタッフたち全てにとどめとして言っていたこと。
「やりすぎぐらいがちょうどいい。」



以上ここまでが「バカの陳列術」からの引用です。

最終的には

バカなことをしまくれば、絶対に結果は出る。

ここまで言ってます。

これを読んで自分のビジネスに活かせそうな販売アイデアがチラチラと見えた方も多いでしょう。

池田さんのブログ 40までの土台作り~世界は必ず変わるから~

この記事はここまでです。あとは池田さんのブログか書籍を読んで見てください。ある意味笑えますよ。もちろんアイデアたっぷりあります。超読書家なのでブログで勧める本がおもしろいです。わたしと趣味趣向が似てるだけかもしれませんが。

池田さんのブログ。PVが10倍になったはなしhttp://masaki.online/archives/6463068.html

スティックシャボン玉のはなしが載っている書籍

リンク(Amazon)

自己満足バカと売れるバカの違いや、店舗内のパワースポット(売れる場所)についてとか、足裏シートの売上を100倍以上にしたエピソードなども掲載されています。

その他の書籍は下記画像からリンク


紙の書籍も用意

「バカの陳列術」は販売アイデアを思いつくには非常にいい書籍です。ただビジネス書の場合、アイデアを書き込んだりマーカーで線を引いたり紙を折ったりしないと気がすまない人がいますよね。そこで受注生産ですが紙の書籍も注文できるようにしました。

電子版は300円ちょっとで紙版は900円近くするのでずいぶん割高ですが紙じゃないと気がすまない方はどうぞ。

紙版バカの陳列術リンク

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HOW TO

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コメント3件

バカ=いろんなリミッターを外せるかどうか、ですね。参考になりました。
楽しく読ませていただきました。「面白いの可視化」は大事ですよね
引き込まれました。品物がもっている魅力を解き放つ魔法のようです。自分もいっぱい工夫したくなりました、ありがとう!本も拝見します。
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