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やってみると学べた蔵書登録

こんにちは、マンガナイトの木嶋です。
毎月第3火曜はマンガピットのイベントデー。今回は「蔵書登録ナイト」として、マンガピットにあるマンガをWeb本棚サービス「ブクログ」に登録していきました。

最近、「マンガピットにこのマンガ置いてますか?」という問合せが増えてきたりしていたので、読みたいマンガを目当てにきて「いくら探してもなかった(というか置いてなかった…)」となる前にWeb本棚で確認してから来れるようになるといいかなと。
興味を持って参加してくれたメンバーはマンガ好きだったり、図書館でそんな作業をされていた経験者だったり、編集者の方だったり。それぞれのバックグラウンドが違う方がフラットに集まれるのがマンガのよさだったりしますよね。

そして当日、平日の仕事を終え集まってくれたメンバーに作業概要を説明し、今回用に新たに作ったマンガピットのブクログアカウントにログイン。
マンガピットの本棚から好きなマンガの棚を選んでもらい、手分けしてバーコードを読んだり、検索して見つけたりしながらブクログに登録していきました。

ただ、やってみると思うように登録できなかったりして、発見がたくさん。例えば、
「このマンガ、バーコードがついてない!」
これは、出版社によってはマンガを包むビニールの方にバーコードシールでつけている出版社もあり、購入時はついていたバーコードが読まれる段階では捨てられてしまうケースだったり、バーコードが生まれる以前に出版されている古いマンガにもついているわけがなく。そういうマンガの歴史を知ったり、出版社ごとの違いを知れたりする機会になりました。

「本を出し入れする方が結果的に姿勢が楽!」
これは人によりますが、蔵書点検する際に大きく「①本棚の本を抜き出して縦置き点検」と「②棚の前面に引き出した本を奥にスライドさせながら点検」のパターンがあり、どっちもやってみた人の声。横に自分が動くより、自分の立ち位置を変えずにマンガを動かした方が作業しやすかったと。大量をこなさないといけない場合、疲れにくさも大切な観点ですね。

「ブクログでこのマンガ見つからない!」
バーコードがなかったマンガをブクログでタイトル検索かけると、同じマンガでも出版社が違うとか文庫版や電子版もあったりするので「特定のこの1冊」がなかなか見つからないケースがあります。この特定のためのISBNコードを、ブクログと連携しているAmazon側から検索して見つけるパターンとか、Google検索などで広く検索した方が見つかるパターンがあったりするのですよね。なかなか奥が深い世界です。。

そんなこんなで少し作業してみて、集まって学びをシェアするタームを何回か繰り返し小一時間の作業を終え、今回はなんと1,680冊を登録!いやみなさんおつかれさまでした!
▼ Web検索できるようになってきたmangapitの本棚
https://booklog.jp/users/mangapit

その後、用意されていたおやつを食べながら、今回やってみた感想を話しながら雑談タイムへ。
・これ大変。図書館の蔵書点検は期限もあるし、どうやっているのだろう。
・図書館が連携して、そこになければ他から取り寄せられるサービスはあるけど、横ぐし検索はなかなかできないね。
・最近の点検では、一気にできるようなシステムや方法が出てきている。
・自治体単位の図書館連携から県単位、国単位の図書館の縦の連携、世界の図書館とまでは連携している?必要はある?
・Googleでそんな動きがかつてあったが、難しかったみたい。
・蔵書検索で文庫本とか出版社の違いまで考える必要がある?
とかとか。

ちなみに、最後のテーマはマンガピットならではの答え合わせができたのですが、同じ人物でもマンガや出版社によって描かれ方がかなり違っているのでしっかり特定できるようにしておくことが必要でした。
マンガ世界の歴史もマンガピットには3セットあり、どれも同じ展開と思いきやクロマニョン人から始まるパターンと、メソポタミア文明からはじまるケースがあったりすることを確認できて「なるほどな」と思ったり。

まだまだ7,000冊を登録しきるにはあと2,3回の蔵書登録ナイトをする必要がありそうでしたが、参加者のみなさんのおかげで楽しいイベントとなりました。
また開催する際にはご興味のある方、ぜひご一緒しましょう。
どうもありがとうございました!

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