【かんたんに歴史を知りたい人に届ける!】歴史マンガおすすめ入門〜日本史編〜(時代別)

歴史って難しい・・・。なんかよくわからないよね。そんな人は「マンガ」で歴史を学ぶのはどうでしょうか?マンガだとかんたんにしれます!受験やテストを受ける前。そもそも授業を受ける前に、マンガで知れると授業がおもしろいよ!社会人になったあとの教養にも!

ということで時代別にマンガをおすすめしていきます😆

石器時代:

創世のタイガ(続刊中:4巻発売中(2019/9時点)
歴史ポイント→主人公は石器時代の過去にタイムスリップする。タイムスリップした先では「ネアンデルタール人」がいて、「ホモサピエンス」と争っている。マンモスなどもいる。昔の人間ってこんな感じでくらしていたのかな?ってイメージが湧くマンガ。


縄文時代:

いいのあったら教えて下さい〜!マンガ日本の歴史、くらいしか思いつかないな笑


弥生〜古墳時代:卑弥呼・邪馬台国・大和朝廷

火の鳥 1 黎明編(全2巻)
ちょうど古代の時代におけるクニの関係性がわかるマンガ。邪馬台国、熊襲、大和朝廷。クニとクニの争いなどがわかる。このマンガでは「大和朝廷は中国大陸から来た騎馬民族論」を中心に採用しており、日本で争っている際に海外から攻められるとどうなるのか?というケーススタディとしても興味深い一冊。

卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-(続刊中:2巻発売中(2019/9時点)
卑弥呼周りの時代の話を知りたい場合ときに、空気感がわかるマンガ。ちょっとフィクション多めだけど、この頃の村の人々の暮らしぶりや、巫女の決め方などは面白く、あっているかどうかはおいておいて、当時の暮らしぶりのイメージ感は湧くと思う。


飛鳥〜奈良時代:大化の改新・聖徳太子

天智と天武 ―新説・日本書紀―()
天智天皇と天武天皇の周辺で起きていた事件や争いなどが見れる一作。ちょっとBLっぽさもあるけども、当時の出てくる人たちが、どんな関係性だったかを勉強する前にちょろっと読んでおくと良いかもしれない。

火の鳥 太陽編(全3巻)
主人公は百済の王子朝鮮半島は3つの国に別れた「三国志」時代であった。百済、新羅、高句麗という三国で争っている朝鮮半島に「中国(唐)」と「日本(倭国)」が入り混じった大戦乱が起きた。その戦いを「白村江の戦い」という。ここでは、百済と手を組んだ倭国は大惨敗。主人公の百済の王子は日本に亡命するがそこでは非常に大きな苦難が待ち受けていた。そこで倭国の天皇家の争い、アイヌ民族との争い、そして「仏教」と「八百万の神々」の戦いに巻き込まれていく。日本人としてのアイデンティティに迫る作品でありつつも、当時の日本と韓国、国と国、天皇家と豪族、蝦夷の民と信教などを知れる意欲作品。


平安時代:藤原家・菅原道真・平安貴族

応天の門(続刊中:10巻発売中(2019/9時点)
主人公は菅原道真。彼が「まだあどけなさ残る少年と青年の間」だったところから物語は始まる。主人公は非常な俊才であり、周りに起きる事件を(コナンさながら)解決していくのだが、その裏では藤原家と天皇の一族、他の貴族たちとの政治闘争が行われていた。貴族政治と関係性、当時の文化や風俗、恋愛事情までを知ることに非常に勉強になる一冊。

鎌倉時代:

アンゴルモア 元寇合戦記(全10巻)
元寇の話をここまできちんと取材して、イメージを再現したマンガは世界中どこにもない!文化表彰してほしい。アンゴルモアというタイトルはは、恐怖の大王を「元(モンゴル軍)」に見立てたタイトルなのだろう。主人公は中央の鎌倉で何かしらの罪を犯して、対馬へ流刑となったところから話が始まる。流刑地は対馬。元(モンゴル軍)がまず攻めてきたのは、対馬である。この対馬で他の流刑の罪を負っていた罪人と、対馬の鎌倉武士がどう抵抗したのか?その物語を通して、鎌倉武士の主流と傍流、天皇の味方である秘密の民、武士以外の身分の罪人たちはどう動くのか?そこに元(モンゴル軍)に征服された韓国(高麗)と中国(金)の各民族が加わり、様々な思惑、立場に、使われる新しい兵器!手に汗握りつつも当時の戦ぶりと思想が感じられるマンガ!続きで「博多編」が始まったので、そちらも期待!

南北朝時代:

バンデット(全6巻)
南北朝時代の南朝側、特に「楠木正成」「大塔宮護良親王」に近い立場の奴隷身分の庶民が主人公の話。天皇家と鎌倉幕府との争いの中で、この時代に出てきた「悪党」という人種が話を面白くしている。教科書で一瞬だけ登場する「悪党」という人たちは、どういった人種だったかを感じることができる。この時代の理解が難しいのが、楠木正成や赤松満祐といった武士と違う「悪党」という存在の理解。足利高氏や新田義貞と、楠木正成は何が違うのか?ということを理解できる。彼ら悪党は「民の中から出てきた新しい身分の人達だ」ということを理解していけるマンガ。大河ドラマの太平記っぽい感じなので、あの感じが好きだと、好きかもしれない笑

室町時代:

新九郎、奔る!(続刊中:2巻発売中(2019/9時点)
室町時代末期、つまり戦国時代の始まりをどことするのか?これはいろいろな案が出ていると思うが、「応仁の乱」を一つの区切りとする案がある。その、応仁の乱の前と後でどのように変わっていったのかを、各勢力である「細川」と「山名」、将軍家の分裂、阿野廉子と各部下の考え方、そこに出てくる「足軽」という存在。これらの事件と背景が、京都をどう荒廃させていき、どう戦乱が広がっていったかが分かる作品。

戦国時代:

信長協奏曲(続刊中:15巻発売中(2019/9時点)
主人公は現代から過去にタイムスリップした高校生。その高校生は「織田信長」にそっくりだった!?ということで、織田信長とその周辺の歴史を知りたい人にはぴったりですね。少女マンガなので、ライトに知ることができます。

レイリ(全6巻)
戦国時代の終わりの始まりといえば、武田一族が織田信長に滅亡されたことと見ても良いかもしれない。戦国時代最強の部隊がいた武田氏が滅亡させられたことで、古い勢力の終わりの鐘がなり、新勢力の信長が日本当地をほぼ確定させる一歩目だったと思う。その時代の話を「武田側の視点」で描いている珍しい作品。武士の戦闘力、弓と鉄砲、刀と槍、武力とはなにか?を知ることができる作品。

安土桃山時代:

へうげもの(全25巻)
戦国時代末期から徳川時代に入るまでの「文化」の側面を捉えるのは難しい。なぜ、茶の湯が流行ったのか?南蛮文化と宗教はどういった関係があったのか?武士としての戦国時代前期と、末期の武士の考え方の違い。そういった「戦国時代の背景でうごめいていた想いと、そこに生きていた人たち」が理解できる作品

江戸時代:

大奥(続刊中:14巻発売中(2019/9時点)
徳川家光の後から、男性が次々死んでしまう奇病が日本で流行る。結果、将軍家も男子が途絶えてしまう。時の江戸幕府が出した結論は「女性の将軍で相続していくこと」・・・。将軍がもし女性だったらどうなるのか?という斬新な視点で話が進みつつも、歴史の出来事については史実ベースで踏み込んでいく、意欲的な作品!

風雲児たち(全15巻)
マンガとしてきちんと楽しくストーリーを読める上で、きちんと史実を調べて知識として勉強にもなる代表的な作品といえばこれ。キャラもかわいいデフォルメされており、しかもその人物(史実の人物たち)の性格もわかる。ギャグマンガテイストなので、疲れずに読める。関ヶ原から重要な江戸時代の話をつどつどきちんと触れてくれる。文化史も丁寧に描いていて、蘭学や蝦夷地開拓、漂流民によるロシア訪問などたくさん学びになるマンガ。

幕末〜明治維新:

お~い!竜馬(全23巻)
幕末における「特に坂本龍馬」視点のマンガとしてはわかりやすい一作。話が面白すぎて歴史の勉強より物語に集中してしまうかもしれないが、歴史に出てくる人たちの息吹を感じることはできる。
※幕末ということで血なまぐさいことも多く、ちょっとリアルな切り合いや血の描写もあるのでそういったことが苦手な方は注意

陽だまりの樹(全6巻)
かの有名な手塚治虫のご先祖のリアルな話。明治維新前後を生き抜いた医者が手塚先生のご先祖だが、主人公はそれとは別の一人の武士。明治維新前後における、武士や百姓、幕軍と新政府分の間に翻弄されるなかからも新しい「なにか」を掴み取ろうとした人々の物語。特に明治維新時の江戸周辺や上野周辺で戦った彰義隊の活躍などのシーンは興味深い。

明治時代:

るろうに剣心(全24巻)
大人になってから見ると、意外とるろうに剣心は明治維新のあとの話を描いているんだなということに気付かされる。途中からは志々雄真との争い中心になっちゃったりするが、前半は意外とその時代に生きた人たちのイデオロギーが感じられる。薩長の警官隊がかなり嫌なヤツですw

大正時代:

大正処女御伽話(全6巻)
大正時代は現代と江戸時代の身分制度の狭間の時代。まだ制度的には「貴族」制度として、華族が残っていた。しかしその中でも民衆はエネルギーに満ち、新しい文化が都会では花開く。同時に地方ではひどい飢饉が起きると娘を身売りする家族がいたりもした。そんな大正時代の文化、風土、思想の一端を知ることができる作品。大正時代に起こった「関東大震災」の惨状を知ることもできる。絵がすごく可愛いから読みやすい。

昭和:

昭和天皇物語(続刊中:5巻発売中(2019/9時点)
昭和天皇を主人公とした意欲作。明治、大正にあった大きな戦争、日清戦争と日露戦争。そういった戦乱を生き抜いてきた軍人や官僚たちと、経験せずに要職についていくものたち。そんな時代の変わり目に天皇になる責務を負わされた昭和天皇はどんな人だったのか?昭和天皇の周囲の動きに合わせて、大正から昭和という時代のうねりを感じることができる。

アルキメデスの大戦(続刊中:10巻発売中(2019/9時点)
ドラゴン桜やインベスターZなど、読者に知識をわかりやすくマンガで解説して授けてくれるマンガ家の代表である三田先生の連載作品。主人公は東京大学出身の秀才だが、とあることがきっかけで海軍に入るように命令される。「太平洋戦争の回避こそが日本の一番の国益」だと信じる主人公は、その抜群の頭脳を持って、幾多もの問題を解決するが、その先に起きる次々の問題。段々と忍び寄ってくる太平洋戦争の足音。陸軍、政府、財閥などの大企業との争いを続けつつ、忍び寄るアメリカの魔の手。果たして太平洋戦争を回避することができるのか?

平成:

なにかおもしろいマンガがあればぜひ!

令和:

どんなマンガがうまれるかな??
令和の歴史が、また1ページ・・・

まとめ

皆さんいかがでしたでしょうか?マンガを通して歴史に触れる機会をみんなにもっと増やしましょう😆

コレ以外の歴史漫画あれば、ぜひ教えて下さい〜!!

ありがとうございます! マンガ家のコマッタを解決するために使わせてもらいます! マンガ家に還元!!!