【9225文字】マンガマーケティングが行く先 - 国際マンガ・アニメ祭IMART2019 登壇メモ

以下のイベントの議事メモです。


中川さん

https://wwwaap.co.jp/

もともとセプテーニ(広告代理店)で働きつつ、そのあとにGANMAでマンガ編集。そののち独立。最初は「ザビエル」という会社名だったが、のちにwwwaapに変更。SNSクリエイターのマネジメント会社としてやっている。

何をやっているのか?

1.マーケティング

マーケティング事業が最初。「発信力」x「人に支持されるコンテンツ制作力」でやっている。これまでの広告マンガは企業がシナリオを作っていたものを、作画していた。wwwaapはシナリオを創るところからできる。駅ネットのマンガは#PRつけて、4000RT。クリエイター側がバズることをコミットするわけではない。

三浦さん:どのくらい、編集としてのバズらせるためのディレクションをしてるの?

中川さん:ほとんどしていない、そこまで到達していない。というのも、クリエイターの能力が高いので、ガツガツやっていない。それよりかは一件でも多く営業持ってこようとしています

けんすうさん:マンガ家さんのチカラによる差は出ないの?クライアントになんて説明するの?

中川さん:それはあります。受注するタイミングで、クリエイターの「セグメント」含めてしっかり握って提案している。また、クリエイターが踊りやすい仕事をすることが大事だと思っている。

また、Twitterとの共同商品を展開している。3年で累計600社の実績ができた。これは我々が最初に挑戦した領域で、一番わかっているので、誰がどういったのをかけるのか?という情報は世界一持っています。

また、マンガ動画もどうやっていくべきか?ということで、拡散の幅を広げることもしている。

三浦さん:クライアントのニーズはバズりたい、以外のニーズはありますか?

中川さん:誘導やCVのケースもあります。ツイート上でも使うけど、プラスしてサイトとかでCVRあげたいって使い方もしてもらいます。Web2次利用は費用に含めているとしている。ただ、著作権はうちが握っている。基本的には同じマンガで改変しないなら、良いってしています。これは、最初は広告業界としては使いまわしたいというニーズがあったので、そうしている。

また、インターネットでバズります、ということ以外に、ネット上じゃない面白いものをつくることもしています。デザインとか、パッケージデザインとか、アニメのグッズデザインなどもしています。カラーコーンの靴も売れるっていう文脈もある。また、デザインとしても評価された。

2.ライセンス管理

LINEスタンプや、マンガ動画など。

よくよく聞くと、マンガ家としてジャンプを目指してました!って人以外の多彩な才能のヒトをかき集めている会社。SNS対応力が高いヒトを集めて、まずはそれらの評価を、正当に流通させることをしています。また、ラインスタンプを使っているのですが、アニメ業界でもスタンプの使い方も悩んでいて、それを解決するというのもある。また、Vtuber方式でアニメを早く創る方式でやってみる、ということも挑戦した。

そかにもSNSのメディアを作ってみた。うんこ漢字ドリルをモチーフに、ボケ単みたいなかたちでやっている。フォロワー20万人の4人で作ったりしている。

なぜやっているのか?(Why)

発注主はマンガがわからない x クリエイターは売り方がわからない。このミスマッチが大きかった。マンガ家がはじめて、広告マンガをやったときに、大変だった、もうしたくない、ということをよく聞いていた。とてももったいないことになった。それで、自分が編集者としてと広告やってたので、そのキャリアでそれぞれでトップにはなれなくても、この掛け算は勝てると思った。そして、この業界でクリエイターが正当な評価されてないヒトに怒りがあった。それがあったので変えるためにやった。最初はサントリーさんの仕事があって、マンガ家さんと女優さんがつぶやいたときにRTはマンガ家さんが15倍だった。費用対効果どっちがよかったんだっけ?となったんですよ。

実現したいこと(What)

SNSクリエイターを憧れの職業として確立させる。それがやりたいんです。何十万人のフォロワーがいても、主婦の方で「私なんかが・・・」というヒトもいる。これは本当にもったいない。マンガ家と名乗って良いのでしょうか?というヒトもいて、そのヒトの正当な評価を作りたいと思います。あと、漫画がすごいという特徴は4つあると思う。

日本一=世界一
1人PDCA
マザーコンテンツ
複合能力

そして、SNSで実証がされているのがすごいところだと思う。

今後は、才能&情熱 x 表現方法 x 表現の場所 を広げていこうと思っています。特に方法は動画も。場所も中国にも出ようとしている。

うちのやりたいことは「つくりたいヒトの未来を創る」。これがやりたいことです。

三浦さん:市場って、頂点と先端があると思う。ジャンプとは違う進化を背負っていると言えるよね。それが本当に面白い。

けんすうさん

https://alu.jp/

アルという、マンガの周辺のサービスを作りたいと思ってやった。きっかけは漫画村騒動のときに、みんながいろいろなことをしていた。インターネット業界としてもなにかできないかな?と思って、マンガビレッジをつくった。裏側としては、漫画村はGoogle検索ですごく上にいかないようにしていたのと、漫画ビレッジは「ビレッジ」が英語なので、漫画村と検索したことと同じ結果にGoogle的に同じものと判定して、マンガビレッジが上に来ます。これは漫画村のヒトにパクリだって怒られたのですが笑

そして、そのあとにマンガビレッジをアルにした。インターネットとマンガのスピード感が一致していないと思った。マンガは若い人にとって、高級で重い商材と思われている。キングダムは3万円、全巻でかかります。ニンテンドースイッチとソフトよりも高いってなる。ただ、ハマれば若い人も見たいってなる。なので、入り口をライトにしたのです。具体的には、マンガの「コマ」を使えるようにしたのです。今のサイトでマンガの画像を使っているのはちゃんと許諾を取れてないんです。けど、アルは許諾をきちんと取ることでやっています。

ちなみに収入源は、アフィリエイト以外の売上を作らない、としています。広告もしていないです。出版社としては、本を売りたい、となるので、それを手をつながっていこうと思ったんです。大手の出版社は話を作らせていただけております。コマの許諾はストアにはだせないけど、ココは何をしているかわからないので、漫画を売るためなのでいいよ、ってなっている。それを増やしていっている。

今いるユーザーは30代以上の男性はほとんど。流入経路はTwitterとGoogleが中心ですね。Webメインで入り口で、深くやるのはアプリです。そういったカタチでみんながもっとマンガにライトに触れるようにしています。

三浦さん

http://goinc.co.jp/

広告PRや新規事業について、チャレンジを応援している。もともと博報堂に2007年に入った。不遇の時代が多かったのだが、マンガが好きなんだが、予算を出版社はあまりもってこない。予算のイメージが違うのは「おもしろいものは広告しないでも売れるだろ」って思っていた。そんななか、クリエイティブ・ディレクターにみんな10年でなるときに、6年目に勝手に名乗ったんです。そんで、涼宮ハルヒの案件をやりましたが、発表前日に社長に見つかって止まった。当時、石原都知事がマンガの過激な表現は検閲する、という話題でした。カドカワの社長は石原都知事と友達で、博報堂出入り禁止になっちゃった。

その後にやったのが「ジャン文」

http://onepiece-figure.blog.jp/archives/7013840.html

予算がない中での企画で、ジャンプを使った読書感想文、という仕事をやった。予算がないというのは博報堂のしごとにあるの?って思いながらやった笑そんな感じでマンガの案件が増えてきた。

次にやったのは東京喰種のグール捜査官として、急募してもらうというのもやった。それはリアルにマンガに出てくるヒトを募集して、全員死んじゃいました笑

https://natalie.mu/comic/news/133852

あとは、東京メトロxジャンプのスタンプラリーもしました。

https://togetter.com/li/1248396

ここらへんで、博報堂は辞めて、GOって会社を作った。そこらへんでやったのが、キングダムの案件。

https://youngjump.jp/kingdom/business/#/

もともと、一個前にやったイベントは滑ってたんです。博報堂は辞めたあとに、辞めた案件はさわれないんです。けど、経緯があって、博報堂の下請けって座組にさせてもらって受けたんです。これを、いい具合にパクるということを、新人に三日三晩考えさせた。社会の本の良いワードをパクりましたw

これなんでやったのか、キングダムは想定の経済圏のマンガ好き歴史好き、中国好きはもう大体刈り取れていたんです。マーケティングは経済圏の刈り取りと経済圏の獲得のためにやったんです。ハラ先生も

あとは、朝日新聞さんとです。

https://www.asahi.com/ads/hidari-kikino-eren/

最初、めっちゃこんな金額なの?ってところからスタートしたんですが、色々考えたら、かっぴーさん描いてくれるんじゃないかな?って思ったんです。あと、新聞広告って難しいんです。色々、言葉とか影響を考えないといけないのです。そのうえで、新聞広告30段の広告は、広告代理店としては夢なんです。そんで、実際に面白いのは実在の企業が良いと思ったので、実在のヒトが出したほうが良いなと思った。それで、一番使いやすくて、コストかからず、負けてもよくて、悪役っぽい感じがある。

効果としては考えられない効果があった。1千万とかきていた。当日の朝日新聞も130%増などの効果、広告賞もとった。

広告でやるのは、ポイントは「タブーをやぶる」というのがある。それが実在のヒトがでるというのだ。そのうえで、自分を悪く描いてほしい、ってことだけ、依頼した。それ以外は任せた。かっこよく描いてもらうと、ヘイトが溜まると思った。だから、かっこ悪く。そのうえで、ちょっとだけGOの企画のほうがTwitter映えしないように、ほんの少しだけ調整した。そんで、ストーリーはまかせつつ、新聞チェックを地獄の時間としてやって、仕掛けました。

フリートーク

けんすうさん:マンガ家さんと話すと、業界とかSNSとかマンガ家どうしたらいいの?って聞かれるんですが、どう思います?

中川さん:SNSって使うべきです。ただ、これが何の未来が手に入るのかわかってないヒトが多いと思う。3万フォロワーくらいつくと、書籍の相談が来ています。今までは全然なかったルートなので、持てるルートとしてはあると良いな。と思っている。

三浦さん:個人的には自分は違う意見も持っている。ジャンプ+の編集者と話して、面白いマンガを描けばいい、というのは賛成。ただ、一個だけあるのは「発見される速度」がある。良いものを描いていたら見つけられるというのは信じてクリエイターにはほしい。そのうえで、ゴッホとかは死んでから発見された。すべての天才が創ると伝えるを、天才全員に求めるのは無理だと思う。だから、そういった「良いプロデューサー」がいたほうが良いと思う。wwwaapって、作家をワープさせるってことじゃん。良い作家に見つかるよりも、良い編集者にに見つかることが大事。ということで、「ある大事なパートナーと、であうためのこと」をすべき、とは思います。見つけてもらうためにSNSをすべき。

けんすうさん:この間、カメントツさんに聞いていた。そのときにしたのは、3つの役割でわかれて話ししてもらった。
SNSのカメントツさんであれば、ジャンプくらい見られるなら、絶対やるべきというし、作家のカメントツさんであれば、傷つくリスクがあるし疲弊もある。教師のカメントツさんでいうと、見つけてもらう努力をすべきだし、バランスするべき、ってことも大事。って言っていた。

三浦さん:個人的には、例えばちょっとエロい絵を描いて、バズって実力が付く前に10万フォロワーが付いてしまうのは、実力がないから、編集に「きみはなにしたいの?」ってなっちゃうと難しい。経済的に成功できないから。結局、どうやったタイプですすめるべきか?は、早く考えるべき。

けんすうさん:マンガ家はやばいですよね。週刊連載しているマンガ家さんは、ギリギリ人間として生きていくことが、できない職業っていって笑ってました。

中川さん:そうですね。中国はもう分業していますし。

三浦さん:ワンピースライツ事業部、っていうのができた!って聞いたときになめてるのかと思った。それは、6人!って聞いたとき。これはマーベルだったら200人で子会社作っているのに。出版社、それはもったいないと思った。

けんすうさん:ワンピースの編集をするというのは評価されない。立ち上げたヒトが評価される。だから、あたらしい作品を生まれるのはいいよね。普通のベンチャーならワンピース全バリですよ。全社員ワンピースみたいな。それくらいのことすべきだと思う。

中川さん:日本はライツに本当にうとい。私は中国のライツのイベントに今言っているのですが、今って中国は本当に権利についてすごい。中国で一番有名なのは、ドラえもんなのに、ライツ管理しているのは香港の会社さんなんです。コナンもそうです。もったいない。

三浦さん:いまスタートアップの業界と働くことが増えてきた。ブランディングは社会からの期待値を上げることができる。それって、価値が帰ってくることなんですよ。博報堂では100万円くらいでもGOは2000万円で受けたりする。けど、絶対帰ってくるんです。絶対に。お金をどこでもらうか?をもっと考えるべき。お金の増やし方が、今までの何十倍にも広がったんだと思う。出版社はなので、マーケティングではなくて、「ファイナンス」が大事なんだと思う。どうやって儲けるべきか?をやるべきだと思う!

菊池さん:ワンピースはそれができない、って理由は無数にあって、ここでは省略するのですが、可能性があるのは、ジャンプ+のスパイファミリーが一番可能性があると思う。これは、アニメがあってマンガが売れる、ってこと以外のケースで、最初から世界で売れた。新しい可能性です。スパイファミリーが一番あると思った

三浦さん:これはやりましょうよけんすうさん。中川と私と、3人でやりたいな。

けんすうさん:もったいないというか、作者さんがもっと激しく儲かる方法があると思った。

三浦さん:集英社を支えているのは単行本なので、その上で、もっとグローズハックする、コンテンツの価値をあげるべきだと思う。

けんすうさん:スタートアップって、基本的には赤字で何十億って赤字にして、その後に黒字にするもの。けど、マンガって、売れないと、赤字ですぐに打ち切りしてしまう。そこを、10億赤字で施策を打つのは、もっと可能性があるのではないかと思う。ちゃんと掘るべき。Jカーブとして。そうすると可能性があると思う。

三浦さん:最近は視聴率ではなくて、視聴熱って言ったりします。毎週毎週、きちんと刺激を与えると、絶対反応がある。昔は、1億円あったら、土日で、どんどん!ってやったほうがよかった。けど、今は1億は500万円を20日、広めていったほうが、熱が高まっていって、そして跳ねる!というののほうが、広告も跳ねる。

けんすうさん:今は長めにやれる仕組みがジャンプにないかもしれない。1話目でいけるか?が加速しているかも

中川さん:ネトフリみたいな腰据えた彫り方をすべきだと思う。韓国、中国から来るマンガって同じで、スマホから来ている。最初の8ページで面白い、ってものしか生きてこない。例えば浦沢直樹先生のマンガは出てこない。画力はもうまける。が、腰を据えてストーリーで勝負することが、日本の強みで更にすすめるべき。

けんすうさん:スマホって、すごい可処分時間で、短い切り貼りでメインばっかりが目立つようになった。ちょっとあれだけど、AVはスマホになると、一番メインのシーンばかり見られるようになった。しかしVRになると、その手前の1時間半がとても見られるようになった。プラットフォームになる。また、サブスクになれば、何回も見れると、何回も話ができることが楽しめる。そうなるとストーリーが大事ってことがもう一度くると思う。今はスマホにフィットしている。

三浦さん:H x Hもワンピもそうだよね。話するのが面白い。

中川さん:今の日本は奇跡的な状況がある。こんなにストーリーが面白いマンガを作り続けるのは日本しか、逆にないと感じた。海外にはまだまだそこはなくて、チャンスが今だけあると思う。IPの育て方を作れると良いと思った。そのうえで、ネトフリみたいに投資できると良いと思う。

菊池さん:ネトフリみたいなことって、どうしたら良いと思いますか?けんすうさんなら、いまゼロスタートしたら、どう挑戦します?

けんすうさん:実は、サブスクが良いとは思わないと思うのです。単発で売れたほうが、絶対にいい。それで成り立つなら、そっちのほうが書店が儲かるのでチカラが温存される。アプリも200以上あるのって日本くらい。ほかはKindleとかばっか。これはサブスクはプラットフォーマーしか勝てないんですよ。だから、サブスクしないで、アプリ残しておくべき派です。

三浦さん:あと、投資リターン形式もある。最近だとFiNANCiEみたいなのもあるけど、どうリターンしたら良いのかな?って思うんですが、マンガなら出し続ければいいと思う。かつ、株的な考え方はリテラシーが高いからそこが難しい。

けんすうさん:たとえば1000円投資してもらったときに、1000円以上のリターンをもとめるけど、100人だと10万円にしかならない。全然足りないよね。このアンバランスをどうするのかな?ってのが大事だと思う。

三浦さん:あとは、ベーシックインカムビデオがあってもいいと思う。コルクのはがさんを佐渡島さんが支えた、みたいなのをみんなでできると良いと思う。

けんすうさん:キングコングの西野さんが、こどもたちが100人入れます、というリターンを作ったら爆発した。つまり、「貢献したという感じ」を感じたいのではないかと思う。

三浦さん:それいいよね、応援講演会モデル。秋元康がやり、箕輪がパクったカタチ。そして、それがコンテンツとして分離しているのがいいよね。マンガだと、渡しても読んでくれるし。

けんすうさん:マンガだと、あげやすいですし、プレゼントになりますよね。

質疑応答

Q.どうやってマンガ家を見出していくのが良いと思いますか?
A.三浦さん:目利きのネットワークがあると思う。それを使っていくのが大事だと思う。

Q.(前田の質問)マンガ家芸能プロダクション:まんがたりをしています。前田です。いま、FiNANCiEで、まさに今週「マンガ家」をたって、応援してもらっています。リターンを編集権としたのですが、今後、どんな形で周りを巻き込むのがいいとおもわれますでしょうか?

https://financie.jp/users/kuni/cards

A.けんすうさん:アルでも、アル開発室というサロンのようなかたちをしているが、裏側を見れるよ、というのは良いと思う。失敗談が聞く。それがすごいみんな興味持つし、効くと思う。ヒトは失敗談を見たい。

三浦さん:失敗談って、なんでみんなみたいのかな?人気な理由は失敗からの学びってこと?スキャンダラスだから??

けんすうさん:たぶん、後者。学びって成功のほうが学びがあると思います。みんなけど、スキャンダラスではなく学びと言って見れる。アルでもそういった話がすごく見てもらえる。

三浦さん:どんなひとが、アル開発室にはいっていますか?

けんすうさん:マンガ好きもビジネス好きもいますね。前田さんのFiNANCiEの話なら、どちらかというと、マンガ家のたまごは学びとなるってかたちで来る気がするなぁ。その上で、たしかに裏側を見れるってだけでも面白いかも。

三浦さん:例えば、ドラマって、医者とか、弁護士の話って絶対みんな見るんですよ。それは後者の文脈だから。物語の裏側を、あなた方だけに開示できているよ、と思われるのが良いと思う。

けんすうさん:今のFiNANCiEのトップページだと、成功者に見えちゃうね。もっとボロボロの服とかでもいいかも?アルの会社で、つぶやいて反応良かったのは、オフィスの枯れた木を写真に載せたら、すごい見られた笑。キラキラしてちゃダメなのかもね。あと、三浦さんがすごいのは、このヒト今さげたほうがいいな、ってことをみて、意図的に発言しているのがすごいですよね。

三浦さん:世の中の空気より、ちょっと下げることが大事かもね。

けんすうさん:あと、最近面白かったのは、アルのアプリ、アプリのダウンロード数で、Google Playトップ9位に入った。そして、みんなに良いアプリだってコメントもらえるように組織票をお願いしたら、10位になった笑。上はPaypayとかで、それでも5位くらいを真面目に狙ったらランキングが下がっちゃった。これはオモシロイと思った!

前田:そうしたら、もっとそういう戦略をとっていきます。スタバで写真はダメですよね、公園で水のむとこから始めます。

けんすうさん:スタバはだめですね〜ダメっぽくしないともっと笑

三浦さん:ドトールで、ずっと水が良いと思います。

けんすうさん:応援しないとこのヒトが潰れるってなる方が良いと思う。

Q.ファンマーケティングに大事なことはなんでしょうか?ベン図の真ん中ですか?
A.三浦さん:真ん中ですね!

まとめ

面白いものは発見されるスピードが大事
マンガはファイナンスが大事
ベン図は真ん中が大事。

感想

非常に話が面白く、しかも最先端の話がたくさん出ました!正直一番、個人的には面白いセッションだったのではないでしょうか?と思います!広告によっと寄った話になると思っていましたが、がっつりとマンガをまっすぐに向き合う話が飛び出しまくったので、本当に面白かったです!

これからのマンガの加速は、マンガ業界以外からの風もどんどん吹いていくし、自分のその1人としてやっていければと思いました!

ありがとうございます! マンガ家のコマッタを解決するために使わせてもらいます! マンガ家に還元!!!