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『別れ』はなぜこうも美しいのか

お疲れ様です、青猫です。

今日はあらゆる創作物の『別れ』をテーマにちまちまと思ったことを書いていきます。

『別れ』との出会い

そもそもなんで創作物での『別れ』が好きかというと、たぶん『Fate/Zero』というアニメ(原作はゲーム)を思春期に浴びたからなんですね〜。

ストーリーは簡単にいうと、二人一組のバディを組んで六組の他陣営と戦う、現代が舞台のファンタジーの物語です(大元の『Fate/stay night』はR18だったような?)。作中の冒頭、大半の人々は二人一組でバディを組むのですが、その片割れはみんな幽霊のような存在で、この戦いが終わると永遠の別れとなります。その『別れ』がね、沁みるんですね……。七陣営いるので、なんと『別れ』が七種類も見れる。お得ですね。そして青猫は『別れ』の魅力に取りつかれるのである……。

映画『バタラフライ・エフェクト』を見る

これも思春期か下手したら思春期手前で見ていたかもしれません。名作ですね……。

こちらもあらすじを説明すると、ひょんなことから過去に戻る力を手に入れた主人公は、過去に戻り、あらゆる望みを次々叶えていきます。しかし恋した女の子が何度も死んでしまうという運命だけは覆せません。そして主人公は……。という感じです。

まあもうこのnoteのネタバレにある通り、『別れ』なんですね。最適解であり、もっとも美しいエンディングです。

『別れ』ても物語は続く

好きになったきっかけはわかったが、具体的にどこがそんなに刺さったのかって話です。それは『別れ』ても主人公やキャラクターの人生は続いていくということです。

(別れ=死別パターンもありますが、この場合は片割れのどっちかは生きているとします。)私は創作が好きだからか、物語の続きをぼんやりと考えるのが好きです。どんなに綺麗な結末でも朧気に○○ちゃんは、その先も幸せに暮らしたのだろうな……くらいの浅い思考ですが、一応は想像します。

『別れ』の後、残ったキャラクターはどう生きるか?

たぶんここがサビ(特に刺さってる)なんですけど、私の好きなパターンの『別れ』の後、残されたキャラクターなり主人公なりは、寂寥感を抱えながらも前を向いて歩み出すんですね。『Fate/Zero』の一部陣営並び『バタフライ・エフェクト』の主人公は、寂しさを抱えながらも幸福な未来に向けて歩き出すわけです。でも幸福な未来に至ったとは書かず、あえてそれを匂わせて、クライマックスである『別れ』で物語を閉じる。そこにたまらなく旨味を感じてしまうんですね〜。

物語って最高! 『別れ』って美味しい!!

皆さんもどんどん『別れ』の魅力にハマってくださいね〜!

それではまた次の記事で。


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