「リアルタイムで誰とでもどこでもいつでも会話できるプラットフォーム」としてのとしょかん

 キーワードはリアルタイム双方向の会話です。
 今回のテーマはメディアとしてのとしょかん、とも言い換えられます。こんなズームみたいなのがメディアなのか、いや、としょかんなのか。はい、そうです。
 まず、メディアについて考えます。メディアって何??って5歳児に聞かれたら何で答えますか。僕なら、「メディアっていうのは、あらゆる場所で発生した事象を大衆に情報としてリアムタイム伝える媒介として機能するもの」(ドヤァ)と答えます。ちなみに広辞苑さんによると、媒体、手段、マスコミュニケーションの媒体、とのこと。私より嫌なやつかもしれない、、
 泣き出す5歳児をあやしながら再度説明を試みます。「ごめんごめん、メディアっていうのはオリンピックの試合を見ながら、学校の友達と電話することなんや。やったことある?」「ない」「できそう?」「できそう」「それがメディア」「なんもないんやね」
 なんにもないんです。メディアは、間を意味するラテン語の「medium」を語源としています。人と人の間、人とコトの間、人と情報の間、人と本の間、本来何もないです。何もないところにあるのが、メディアです。誰かが言ってましたね、目に見えないものが大切だと。まさにメディアを指すのでは。
 何もないメディアを可視化したり、可聞化したものが新聞、テレビ、SNSです。何もないメディアと人の間、つまりメディアのメディア、、やめておきましょう、ややこしすぎる。一般にメディアと呼ばれる方々です。
 本来何もないところにあるのがとしょかん、ということです。哲学的な話はまた今度。
 キーワードに戻ります。まずリアルタイム。リアルタイムでなければそれは事実ではなく過去の情報です。過去の情報に価値がないわけではありませんが、その瞬間に事実から情報に変わります。次に会話。1876年にベルが電話を発明した瞬間に、メディアはメッセージからコミュニケーションに変わりました。一方通行から双方向になったんです。この辺りはもっと描きたいのでまた今度。
 このリアルタイムで双方向の会話ができるプラットフォームとしての価値を図書館が提供できれば、それはそれは価値のあることです。zoomやらFacebookやら、メタになるんでしたか、が既に提供しているので、そこに何か変化を加えなければみんなそっちを使います。この何か変化はががえなければならないところです。

 メディアとは何か、皆さん答えてみてください。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。今日もすてきな 1日を味わい過ごしてください。

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