コンカフェ業界の発展とこれからの衰退④

●店の方針とその手法
また店の方針というのにも手法がある。
主に「店にお客さんを付ける」または「女の子にお客さんをつける」である。

「女の子にお客さんをつける」という表現のお店は
一人のメイドに10人お客さんがつけば良いとする
10人お客さんがいるメイドを10人ホールに出せば集客100人だ。
シフトが時間帯10人置こうと思うとその10倍は人数が必要だろう。
この一人の女の子に10人つける事を日々繰り返す
そしてご新規さんが一人のメイドが心に刺されば新たな常連さんとなる。

大量にメイドがいるのでメイドのサイクルも早い。
つまりお客さんのサイクルも早くなる。
しかしお客さんのサイクルが早いということは、例えるなら太くて短い蝋燭でも構わないのだ。

先に言ってしまうがコンカフェさんは燃料としてのメイドも
お客さんとしてのこの蝋燭も箱としての店も含めて一瞬の最大火力でいいわけである。

大規模なメイドカフェさんが思うにこんな感じである。
そこから更なる”精鋭”を集めインフルエンサーともてはやすのが現在主流のコンカフェかもしれない
しかしながらこの精鋭になる為の努力は尋常ではない。

店の掛け算に精鋭のスタッフ。
これが中々難しいが短期的に考えると、出来上がったアイドルさん等のゲスト出勤を繰り返せばよい。
しばらくの間はWIN-WINだろうから。

反論もあるだろうし、実際僕はこの形式の店舗を運営していないので
現実はありえないかもしれないが乱暴に一括りにしてしまうとこんな感じである。

次に「店にお客さんを付ける」という表現のお店だ。
女の子が誰が居ようが来てくれるお客さんをつけるお店だ。

例えば私の運営しているe-maid
ここはメイドさんの出勤を公開していない。
なぜならお店にお客さんがついてほしい、というのと。
今日は誰が居るのだろう?という楽しみを持ってご帰宅してほしいからである。

確かに人気のスタッフも居る、居るがそれ以上に誰が居ても楽しめる空間であってほしい。
その楽しみの為にメニューに力を入れている。

通常、コンセプトカフェの厨房に料理人を用意している店舗は数えるほどしかない。
そしてe-maidの場合にはパティシエまで用意している。
お客さんの胃袋をつかみたい。

それが中々難しい、、、店にお客さんをつけるという茨の道である。

店にお客さんを呼び込む方法として、あとコラボカフェがある。
アニメ作品や、ゲームなどのコンテンツのお客さんを呼び込む方法だ。

広告代理店にお金を払ったり、ゲーム会社やアニメ制作ホルダーなどとタッグが組めるか。
以前に考えたことがあるのだが、広告代理店にお金を払う段階でうちの場合赤字確定だった案件があった。
それ以外の所についてはツテなどが無ければ難しいかもしれない。

しかしながら、期間限定でコラボを回すことが出来たら走り出せるだろう。

次回、店の立地と広告

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