コンカフェ業界の発展とこれからの衰退①

コンカフェ業界の片隅にいる私が思うところ第一回
メイドカフェをやっていて最近はコンカフェというジャンルにカテゴライズされることに色々思うところがある
2000年代前半から真っすぐ正道のメイドカフェというカテゴリーが、2016、7年くらいから現れたコンセプトカフェに駆逐されて業界の片隅に追いやられた。
業界の発展という意味であれば、今が一番発展している時代だと思われる。

過去を振り返るとメイドカフェのすぐ横の世界のアイドル業界
メイドカフェ所属の女の子がアイドルとして彼女らのアガリをかすめ取っていく(ワザと悪く書いています。)
正直、アイドルさん達からしたら、いい迷惑だったのかもしれない。

しかしそれはそれで新たなパイの登場であって、ライブアイドル業界の発展というものになっていったのだろう。
2010年代前半はそのアイドルさんたちの業界の発展の時代だったように思う。
メイドからアイドルになり、またライブアイドルという形で飽和していく。

基本メイドカフェのお客さんというものは財布の紐が固い。
そのあたりで金銭の続く選別があったのだと思う。
メイドからアイドルへの行き来というのものがある一定で減っていったと考える。

それくらいの時がメイド業界としては底辺の時代だったように振り返る。
具体的には2015年から2018年頃かと思う。

そして急に展望が開けた。
従来のメイドカフェという表記ではなくコンセプトカフェ、コンカフェという業界の発展である。
この瞬間、メイドカフェ業界は食われてしまった。

すぐ横の世界だとは僕は気づいていなかったガールズバーの世界。
ガールズバーがメイドコンセプトとうたって「メイドカフェ&バー」という業態を作り始めた。
きっとこれはメイドカフェという求人のしやすさと時給の低下を促せる業態だったのだろうと思う。
その内にメイドコンセプトというカテゴリーだけではなく「〇〇コンセプト」という掛け算のしやすさを出した。

世の中におけるインスタグラムの台頭。
これを機に”キラキラコンカフェ嬢”という夢幻の存在を作り上げた。
そして今や大阪ではガールズバーをうたっているところの方が今は少ないように思う。

外から見えるキラキラコンカフェ嬢。
そして実際における白鳥の足元のような泥臭さ。

コンセプトカフェ業界の魅せ方の上手さ、そしてそれに魅入られる女の子たち。
そしてそれにつけ込む汚い大人。
後年振り返った時に今この時こそが業界の飽和状態だったと言えるかもしれない。
しかし振り返れればそれに越したことない。
振り返れると言うことはその時に生き残っているからだ。


感謝