三浪仮面京大受験のお話

孤高です。京大受験が終わり不合格を確信した今、何のやる気も起きず鬱状態となった。このままでは非常にまずくなんと言っても暇なので少し受験を振り返ろうと思う。興味のある方は^無料^なので読んで頂けると嬉しい。

24日、ホテルに到着した。費用はすべて自費なのでできるだけ安いホテルをとろうと思ったが、どこも高騰していたためそれなりに値段のする良いホテルである。チェックインを済まし部屋に荷物を置いて下見に出かけた。三浪のくせに行く必要ないだろと思ったお前は死刑。電車で最寄りの出町柳駅へ行き、そこから歩いて京都大学へと向かった。前にも後ろにも受験生らしき男女がいる。朕よりも三歳年下だと思うと泣けてくる。そうこうしているうちに京都大学へ到着。まずは時計台へ向かう。正門をくぐると、両目に楠木と時計台がぶち込んでくる。圧倒的。何度も見に来ているが、いつ見てもやはり美しい。この大学で学びたい。京都大学へ行きたい。朕は改めてそう感じた。心の中で「京大愛してるよ」とn回繰り返した後、受験会場となる教室へ向かい教室番号を確認し、京都大学をあとにした。出町柳駅へ向かう。少し雲がかかり始めた。明日晴れるといいなと思いながらホテルへ戻る。

ホテルへ着くと腹が減ったので晩飯を取ることにした。素泊まりのため外食である。河原町の方へ向かい店を探す。しかしどこも満席で空いておらずコンビニぼっち飯を危惧する。散策していると怪しい雰囲気の店を見つける。薄暗く人が並んでおらず少し不気味ではあったが、ここしかないと思い入店。安めのセットを注文して食らう。腹が満たされたところでなんとなく鴨川へ向かう。街の明かりが池に反射し、美しい景色が広がっている。あれは大学生であろうか、河川敷には男女数人が集まり会話を弾ませている。朕もこんな学生生活を送るはずだったと思い涙が出る。それにしても、冬の冷たい風とにぎやかな人の声が相まって非常に趣深い。必ず受かってやると意気込んだ。大量のカップルがいちゃついているのを目撃し、顔が歪んだところでホテルへと戻る。

部屋に入り、軽く数学の復習をする。1時間後そろそろ風呂に入ることにする。大浴場があったので、タオル2枚と着替えを持ち風呂へと向かう。大浴場には誰もおらずまさかの朕の一人風呂である。ニチャつく。体を洗ったところで風呂へ入り足を伸ばす。疲れが一気に解消されていく感覚。一人にしては贅沢すぎる広さである。包茎が一人入ってきたので風呂を出る。
さっぱり気分で部屋へ戻る。少しくつろぎXをポチポチ。いつもホテルに行くときは女の子と一緒のため今日は一人で寂しく感じる。数学の続きと古文助動詞を確認した後歯を磨き、寝る支度が完了。明日はまんまもぱっぱも起こしてくれない。11時前に就寝。しかし目を瞑っても眠ることができない。少しだけ緊張している。明日の一発目は国語のため睡眠不足は許されない。まんこが一匹まんこが二匹と数える。眠りにつく。2時くらいに一度目を覚ましたがそれ以降は熟睡。入試前日としては悪くない過ごし方である。

古文は一年を通して十分に学習した。共テ古典8割、秋実践20/30と京大受験生の中でもぼちぼちの成績。明日の本試もかかってこやのメンタル。現代文は苦手だったのでとりあえず全部埋めようと意気込む。数学は3完必須。秋実践2完、秋オープン1完の数弱ゴミ野郎ではあるものの過去問研究に励み実力はついてきている。ここ3年は易化傾向にあったので本番はもう少し得点できるだろうと考える。必ず成功させて二日目につなげてやる。前日はそんな気持ちだったと思う。入試前日の話だけで非常に長くなってしまった。気が向けば続きを書こうと思う。

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