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ロゴデザイン

鍼灸院のロゴを製作しました。

鍼だからはりねずみをモチーフに、というご依頼をもとに図鑑の資料などからはりねずみを描いてみましたが、げっ歯類はとても可愛い顔をしてますね!!

しかし出来上がってみると、某子●のケーキ屋さんに激似という結果になり

「いかんいかん!!!!」

と没にしました。

おかしいな、断じて真似したわけじゃないのに何が似てしまったのだろう、と思うと動物の擬人化らへんが被ってきたような気がしたので、現実的な四つ足タイプに戻しました。

はりねずみといえば、自分にとってはソニック・ザ・ヘッジホッグ!!・・・ではなく非常に大きな影響を受けているのがロシアのアニメ作家ユーリノルシュテイン監督です。

学生のとき、雑誌の特集でしか見たことがなかった「霧の中のはりねずみ」をカラーペーパーで再現したコマ撮りの8ミリアニメを自作したこともあります。

そうか・・・それでつい立たせてしまったのか、と自分の潜在意識に気づくという思いがけない発見をしました。

大学受験のとき芸術学部の二次試験での小論文テーマを探そうと、アニメージュという雑誌にのっていたノルシュテイン監督の特集ページを何回も読んでいたわたしは、彼が「小さな下書きの表情をとても大切にしている」と語っていた言葉に、イラストのすべてが込められているように思いました。

それ以来その言葉はずっと自分が絵を描くときの指針になっていて、それからしばらくあとに出会った博士が「物事はすべて、一発勝負」と言っていた言葉にも、同じ意味を重ねていました。

というわけで手書きイラストをもとにデジタルで清書していきます。

これも途中、そんなつもりは一切無いのにも関わらずすわピ●チュウかという激ヤバシーンをなんとか乗り越え・・・(レイヤーを消すと危険度がはね上がりますね)

顔のパターンとして必ず可愛く見える目と鼻の配置&大きさの黄金比みたいなものがあり、だいたい人間や動物の赤ちゃんや小動物の顔立ちはそこに当てはまるので、そこらへんの実物を再現しようとすると結局は同じ系統にたどり着きやすい気がします。言い訳じゃないです。ちがいます。はいちがう、正直に言ってます。

わたしの描く小動物の顔立ちの原風景は、子どもの時に飼っていたセキセイインコです。あまりにも可愛かったので当時何枚もインコの顔の絵を描いているうちに脳内に小動物の顔専用の回路が出来上がったらしく、ウサギでもネズミでも、特に目の形はインコになることが判明しました。

絵は潜在意識がダイレクトに出やすいものと知ってはいましたが、いざ自分で自分の描いたものと向き合うと、それが本当なんだとあらためて気付かされます。

鍼灸院さんは夏至にオープンだそうです。

太陽がいちばん高く輝く時に新しい扉を開ける、すてきなお店になると思います、このたびはありがとうございました。

〜お知らせ〜

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