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その『親切』は誤りです

高齢の身内がいるとありがちなこと。
自分の医療費は現役世代よりも安いからと、自分はそれほど必要としていない処方薬をもらってきて溜めては、現役世代の子や孫にやろうとする。

だからダメだよ。
医療費そのものは高齢者でも同額で、決して安くなんかないんだから。
自己負担割合が違うだけ。
自己負担にならない部分は保険者が負担しているのであり、医療費はかさむ。
それを負担するのは結局…………………。

説明しても、
「なんか自分の厚意にケチをつけられた」
という表情。
「いや、余っているんだから。あげるんだから」
と言われてもね…。

その親切心、親切になってないから。
ま…、文字どおりなら、『親』『切』で、合ってるのかな?
「自分の祖国に切りつけるような行い」という意味になるのか…??

この世代の人々、数としては多い。
国としての意思決定をする際に、影響力を行使するには充分に大きい。

生涯現役の意識を持ち、常に学び、知識を更新して主体性を持って生きようとしなければ、国家の舵取りを結果的に誤らせてしまうときにも大きな力になるのだ。
高齢の身内から、「敬いなさい」「尊重しなさい」と言われると、複雑な気持ちになる。

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