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私のこころ

3.6に私との9年の生活を終えた
柴犬こころ
彼女は立派だった。
生まれつきの酷い皮膚炎で処分対象になり、運良く私のところにきて
皮膚炎と戦いながらの9年

食欲旺盛で食べなかった日は亡くなる1日だけ。

そして、いつも私のふくらはぎに頭を乗せて寝るこころ。
その寝方で亡くなった。

9年私をただ守ってくれた
心配してくれた。
一緒に昼寝をした
一緒にお菓子を夜中に食べた
地震の時は抱き合った
一緒にお風呂に入った
ドライブにも行った
横須賀から引っ越してきた
沢山薬を考えた
喧嘩した

そして一緒に寝た
そしてもう起きなかった

柴犬が好きだから、処分対象が可哀想だからと引き取る瞬間は簡単
周りからは、優しいとか凄いねとか言われて。

違いますよ
毎月かかる医療費。9年膨大な額になる。この先は必要ないと思うと正直楽になる。

でもね、そんなんじゃないんです。

これは体験しないとわからない。

とある保護団体さんから譲り受けたこころだけど、何でその団体は引き取らなかったのかな?
今思う

皮膚炎だからだ。

簡単にボランティアとか保護とか頼むものではない。
優しさではカバーできない負担

保護犬、病気犬を引取り看取りまで行ってる人はほんとに凄いと思う。
余程の覚悟がないとできない。

こころは私に沢山の豊かな考えを残してくれた。

きっと
まだまだ見えてないものがあるだろう。

とりあえず
ありがとう。こころ。
30年後にまた一緒に昼寝しよう。
約束


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