日本で料理をしなかった私がハワイに来て料理をするようになった訳
私は料理が苦手だ。
得意料理は「納豆ご飯」とか「スクランブルエッグ」とか答えていた。
ところがハワイに来て、今では週に何度かごはんを作っている。おやつも手作り。
我ながらびっくり。
最近作ったのは、チキンカツ、おでん、ブロッコリースープ、ターキーハンバーグ、カカオブリスボール、グラノーラ、バナナブレッド…
ひらがなが一品しかない…日本語がカタカナ化していく…
なぜ作るようになったのか、思い当たる理由は3つ。
1つ目は、キッチンの大きさ。
一人暮らしの頃の3倍はある。めっちゃ作業しやすい。片づけの師こんまりさんも「アメリカのキッチンは広いですね〜」と言っていた。環境は人を変える。
2つ目は物価。
ハワイは物価が高い。輸送費がかかるからかも。キャベツ(大)がひと玉400円くらいだったのはびっくりした。。さらに市街地は大体観光価格で外食はさらに高い。なので作る方が安い。
3つ目は、食べてくれる人がいるから。
これは大きい。自分のためより人のための方が力を発揮できるって本当だ。
ちなみに毎日でなく、一度に4〜5日分作る。
結婚当初、毎日作るつもりだったのだが( 母親がそうだったので )、旦那さんから「 いっぺんに作った方が時間も光熱費も効率的に使える 」と言われ、納得。
そして正直に言うと、つい最近まで旦那さんが全部作ってくれていた。
彼が料理好きだから。器具もプロ仕様を揃え、レシピ探しもレビューをくまなく見て、納得したものだけを作る。
最近彼が新しい仕事を始めたため、観念し私が作るようになった。
ここに来て、いろんな思い込みが外れた。
ごはんは妻が毎日栄養バランスよく作るもの、ではなく、
作れる人が作れる時に食べたいものを作る、もアリなのだと。
今考えると、母親はなんという偉業を成し遂げていたのだろうと畏敬の念を抱かずにいられない。しかもお弁当まで作ってくれていた。
母にそれを伝えると「あの時代のお母さんたちは皆やってたことよ〜」と。
皆やってるからって誰でもできることではない。お母さん大尊敬である。
私はやらない。
人は思い込みで動き、環境で変われる。
変わりたい人は、変えようと自分を叱咤するより
まわりにいる人と場所を変えるとすんなり変わると思う。
毎日文句も言わず食べてくれる旦那さんに感謝である。
たまに「This needs help」って言われるけど。
でもモリモリ食べてくれる。優しさ。
bokuchibi0501さん、素敵な写真のご提供ありがとうございます。
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