adṛṣṭa phalam 2
もう一週間が経ちました、早いですね。
時の流れを早く感じ始めたら、それは生が惰性になっていることの表れだそうです。
危ない危ない
一週間ナガカッタナー
はい、続きですね。
前回は『お絵描きのコツ』について書かせて頂きました。
それはざっくり分けて2つ、「目」と「心」です。
目:広い視野で全体をよく見る。
心:自分がモチーフに対してどう感じているかを捉える。
特に心は人生にとってもすごく重要で、ちゃんと捉えれた方が良い。
だけど、それってすこぶる難しいよねー。
その辺について話すと長くなるから、また次回〜。
っていうお話でした。
その辺について話します。
でもねー、心ってね〜、心ってねぇ…
重要とか難しいとかの前に、そもそも『心』ってなんぞや?ってところからだと思いました。
説明しろって言われて、出来ます?
私は無理でした。
色々考えて、最近やっと腑に落ちたのでそれをお話させて頂きますね。
先ず『心』を解いた説は数多くありますが、ここでは心(精神)を三分割して考える説を用いたいと思います。
3種類の心
1.意(い)
思考と呼ばれる心の働き。
2.識(しき)
外部を認識した上での思考、心の作用。
3.心(しん)
意・識の根本にある心の主体
三分割だけど、二分割と考えた方が分かりやすいかもしれません。
『意識』と『心』
『意識』=「猫がいる」
『意識』+『心』=「猫さんがいる❤︎❤︎きゃわっ❤︎❤︎❤︎」
好みとか、個性とか、そういう人間に存在する差異の根源が『心』なんですね。
お坊さんぽいことを言い方をすると「苦の原因」ってやつです。
これがあるから人間は苦しみ、争いは起こるんです。
そんなことを言うと、必ず「心が無ければ世界は平和で私は幸せになれるんじゃない?」って人が現れます。
無理よ。
無理よ。
大事なことなので二回言いました。
そもそも『心』は絶対に消せません。
もし、本当にもしも、万が一にも消せちゃったりしたら、それはもう貴方ではないのです。
先ほども言ったように『心』は「好み」で「個性」、それはつまり『人間を人間たらしめる所以』なのです。
『意・識・心』から『心』を省いたら、それはもう機械です。
pe⚫︎perくんです。
「じゃあどうすんの、争い無くなんないじゃん」
そうなんです。
争いは無くならないんです。
この世に嫌猫家が居る限り、私は戦わなければならないのです。
例え彼らに喰い殺されようとも私は叫ぶ、猫さんは尊い。
ただし、争いを避けることは出来ます。
方法は簡単、『嫌なこと』をしなければ良いんです。
自分がされて嫌なことはしない。
相手がされて嫌がることはしない。
それだけです。
「何を嫌と感じるか」という自分と相手の心を捉えることが出来れば簡単です。
そしたら、多少の不快を感じることはあっても大きな取り返しのつかない争いには発展しません。
争ってもすぐに治められます、許せます。
その心を無視して、愛猫家の前でお猫様を罵倒したり虐めたりしやがるから争いになるんです。
「私は苦手」って思うだけなら何の問題も起こりません。
私は一人で勝手に猫さんを敬うのです、愛を押し付けたりしません。
人間社会で生きる上で一番大事なことは何かって言うと、ズバリ『妥協』なのです。
争いの起こらないところまで自己主張を妥協するんです。
「愛」も「嫌」も言ってみればただの我が儘です。
どちらが良い悪いという問題でもありません。
それでもこの世では共に在らねばならぬ存在です。
ぶつければ必ず争います。
だから、ぶつけないんです。
主張は通さない。否定もしない。
己の主張を自覚して、妥協点を探るんです。
みんながみんな無条件に自分の主張を通そうとしたら、エンヤコラでヤンノカコラですよ。
だから、『妥協』が大事。
そして、その『妥協』にも「己の主張を自覚する」為に、根源となる『心』を捉える能力が必要です。
どこまでいっても、結局は全て『心』に帰結するんですね。
文明の発達によって便利な時代になって来ましたが、多分どこまでいっても人と完全に関わらない時代は来ないでしょう。
だけど人間同士の関わる場、『心を捉える能力を養う機会』はどんどん減っていきます。
危ない危ない
昔は自然に養えてた能力が、今は故意に、意識して、努力して養おうとしなければ身に付けられないものになっちゃったんです。
どうすれば養えるのか
それに必要なのが、『芸術』『宗教』『哲学』です。
世界三大意味不
答え(価値・結果)が可視化されず、自分に問わなければ、なんにもわかんない奴らです。
問うてもわからんけどね。
だけど、そんな学問を学ぶことが大事になる時代が来ました。
来てしまいました。
末法の世だ!!!
中でも語りたい(語れる)のは『宗教』について。
お坊さんだからね。
やっと来ました専門分野、次回に続く〜
お後がよろしいようで。
『見る目を養うおえかき教室』
次回開催決定(日時未定)
ぜひご参加くださいませ。
ありがとう、だいすき。