思索メモ お経が増える

仏教の広がりとともに経典の数は増えていきます

お経というのは、お釈迦さまがこれこれこのようなことをおっしゃいました、という形式で書き残されているのですが。

ちなみにお釈迦さまが生きている間に書かれた、経典はひとつもありません。

実録であるならば、時代とともに経典が増えていく、ということに違和感を感じていたけど、

言葉は単独で存在をするのではなく、いつどこで誰が語た、ということで人々への受け入れられ方がちがうのだから、
著作権やオリジナル保護という概念のなかった昔の仏教僧たちが、お釈迦さまが言いたかったのはこういうことか!と考えたことを
お釈迦さまを主人公として、本人の言葉のように書き記したのは、捏造や改ざんのような意識ではなく
より人々にひろまり実践されるようにとメリットを考え、そのように記したのは当時の著作物に対する感覚からしたら当然だったのかもしれない。
ということを思いました。

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