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ワクチン接種に関して、私見 2021.8月現在

心配はもっとも

心配な情報もいろいろあるし、体質的にリスクが大きい方があったり、不安があって打ちたくない、という方はいらっしゃいます。
差別的な扱いや、接種するようプレッシャーをかけることはするべきでないと思うし、たとえば職場でワクチンを打つか打たないか聞くとか、理由を問いただす、ということもするべきではないと思います。*1

PCR検査陽性者数が日本でも累積150万人超えていますが、かかっていない人の方がはるかに多いので、不安があったり、高い確率で痛みや発熱など副反応が出たり、因果関係がはっきりしないとはいえ、打った後若い人でも亡くなった方がいるようなものを、わざわざ打ちたくない、という心情もわからなくはない。
ワクチンを打ったってかかることはあるし、どうせ打っても感染症対策はしなきゃいけないし、ワクチンがきかない変異種もでてくるだろうし。
「打たなくてもいっしょじゃない? 」「無駄じゃない?」
それより自己免疫を高めるべき、対策をしっかりすべき、
というのも一理あるようにも思います。
そこまで思わなくても、仕事も休めないし予約もとれなさそうだしまだ様子みようかな、という方もいると思います。

たぶん、いまのところ一個人で考えたら、ワクチンを打たなくてもかからない確率の方が高いし、副反応で苦しんだり時間をとられたり、未知のリスクに不安を感じたり、マイナスの方が多いようにも思えます。

が、ここから私の考えですが、

そうは言っても、気をつけている人でも、まさか私がかかるとは思わなかった、という人でも感染する確率はあるし、そのなかのさらに少ない人数でも入院が必要になってしまう。分母が大きいのでごく少ないパーセントでも、医療機関で受け入れできなくなって、実際に助かる人、助からない人が出てきてしまっている。
なかなか重症にならずに済んだ人数、死なずに済んだ人数を数値化するのは難しいかもしれませんが、感染者数や重症者数のなかの高齢者の割合を見ると、ワクチン接種がほとんど済んでいる高齢者の割合が顕著に少ないので、
少なくともワクチンは打っても無駄や、打たなくても同じ、ではないと思います。

保険はほとんどの人にはムダ?

たとえが適切かはわかりませんが、自動車保険に例えるとちょっとわかりやすいように思いました。
自動車保険はほとんどの人にとって1年間事故をおこさず、その年にかけた保険金はただの出費、痛みなのですが、事故を起こした場合は出費(痛み)がないか、大幅にすくなくすむ。そして自動車保険だとうまくたとえられないもうひとつ大きなメリットは、自分のせいで病床の空きを減らさないで済むことだと思います。
保険にはいったら、ちょっと安心感は増すけど交通ルールを守って安全運転はしなきゃいけない=感染症対策はしなきゃいけないという部分もたとえとして合っていそう。 

打ちたくない人にワクチンうちなさいというプレッシャーをかけたり強制する気は本当にないし、説得ということもする気はありません。私の見解がまちがってるかもしれないし、ずっとあとに思いもしなかったことが発覚する、ということだってないとは言えません。いいと思われていたことが間違ってたとか、一般に使われていたものがあとで問題がでたとか、薬害問題とか、過去にいろいろありましたし。

自分はワクチン接種をもう2回すませて、一日熱を出して3日腕が痛いくらいの副反応で済みましたが、

なんとなく、でまだの人は、ひょっとして自分が病床ふさいじゃうといけないから打っといたら?という程度のおすすめで、

打とうと思っているけどまだ順番こない、機会がないというかた、打たないかた、どうぞよくよくお気をつけて。

だれの選択も批判されたり強制されたりしませんように。


蛇足ながら、
おそらくウィルスの変異とのイタチごっこなので、国民の多くがワクチンを打っても感染が完全におさまったりはしないで、
やがて治療薬がでてきて一応、決着ということにして、新規患者は出ながらも医療がひっ迫するほどでなく推移していく、みたいなことになっていくのかと思っています。
一時しのぎであっても、今はロックダウンできなければワクチン接種をなるべくすすめてしのぐ、くらいしかやりようないんじゃないかな

*1 職場についてはワクチンが打てない、家庭に高リスク者がいるなどの事情に応じて人との接触の機会が少ない部門やリモートワークが可能な業務に希望に応じて割り当ててもらえる、といった合理的な配慮のためであれば、担当者外秘でアンケートなどあっていいと思いますが。
職場で上司が部下にワクチン接種の有無を尋ねることで実質的な強制になってしまったり、当人の明かしていない健康事情や信条、プライバシーに触れる恐れがあると思うので、不用意に聞けないと思いますが詳しい方どうでしょう?

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