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月刊リキップラッシュ 〜冒険しないファッション〜

冬が終わってしまう!一番好きな季節なので暖かくなると少しさみしい。

この月刊ブログは、いつも同じような服を着る人の日記です。
今回は2月のできごとを書いてます。


冒険しないファッション

モッズコートを買った。
メルカリで。中古で2,800円。
10年前に買ったのと全く同じブランド・色・サイズ。
毎年着ててかなり色あせてしまったので、同じものをずっと探してた。

ファッションはとことん冒険しない。
コートに限らず、着用感が気に入ったら平気で同じものを買う。
肌着とかパーカーとか帽子とか。
アパレルは商品が毎年新しく入れ替わる業界なので、気に入ったものはその年のうちに買っておかないと廃盤になってしまう。2〜3年とか、もうちょっと長いスパンで売ってくれたらいいのになぁ。

音楽も1曲が気に入ったらそればっかりリピートしちゃう。
今月は森山直太朗さんの新曲「愛してるって言ってみな」を通勤時にずーっと聴いてた。

服や音楽に限らず、コレってものにハマったらそれにしか目が向かなくなる傾向がある。
他にもっと自分好みやハマるものがあるかもしれないけど、同じものを堪能することに夢中になってしまって、中々抜け出せない。

服装に関しては肌着とかくつ下は同じものを用意しておけば、朝起きて選ぶ時間とエネルギーが省けて楽だけどね!

聖地巡礼 〜太宰治編〜

1月に太宰治の「人間失格」を読み終えた。
これを機に太宰治の聖地巡礼をした。
僕の住む街は、太宰治のゆかりの地で知られている。
本当のところ、春にこの街を出るから、街のことを知りたいという気持ちもあった。

プラン
近所の花屋で花を購入 → お墓参り → 三鷹市美術ギャラリー(太宰治展示室) → 玉川上水

本を読み終えるころにゆかりの地を調べたら、自宅から徒歩圏内の神社のすぐそばに太宰治のお墓があることを知った。
氏が入水した現場は通勤ルートにあって、いつも横切ってたのはさすがに驚いた。

ということで巡礼実行!

まずは近所の花屋さんで供花を買いに。330円と550円。そこまで太宰愛がないので、ケチって前者を購入。
水がかじかむほど冷たいのに、いくつもの花束に輪ゴムを締める店主のおじさんに心の中で感謝。

マフラーを忘れてしまったので、一旦自宅に戻る。
供花から一輪拝借して空きビンに差して、改めて出発。

お墓のあるお寺に着いて、どこにあるかと通路を歩いてたら「太宰治」ってでっかく書いてあった。
何日前のものか、少ししおれたお花がすでに手向けられていた。
花をお供えして、しばらく墓石を眺めてた。敷地の広いお寺なので、街の騒音は遠くに鳥の鳴き声しか聴こえなくて気持ちよかった。
曇った空が墓石の汚れと冷たさを強調していて、趣があった。

花の包みをくしゃくしゃにしてカバンにしまい、駅前の市美術館へ。
展示室には邸宅を再現した部屋があって、独特なアイデアでおもしろかった。
太宰治って、意外と人間っぽいとこあるんだなーって思った。子煩悩だったらしい。
お菓子の木箱を使って家の表札を作ってたのはウケた。

最後に玉川上水へ。
現在は水位が20cmほどしかなく、同じことするには無理っぽそう。
川の両岸は固く整備されてて、入ることができない。
お魚の魚影も確認できず。
当時は溺れられるほどの水深があったんだろうなぁ。
お魚もけっこういたんだろうなぁ。
玉川上水の源流域でヤマメ、釣ってみたいなぁ。

お金の使い方

主に趣味に使うお金の話。
お金を使うことについて、考えてしまったというか、なんとなく危機を感じている。
通販サイトにリスト登録しているものは、胸に手を当てて考えてみれば生きてくうえで決して必須なものではない。
すでに似たようなものを持っていたりする。
欲しいと思っているものは、実際に使うことが目的ではなく「とりあえず買って自分のものにして、いつでも手に届くようにしたい」という感情を消化することがゴールになってしまっている。
そんなことを沸々考えていくうち、欲しい気持ちが失せていく。

この世は、「いかにしてお金を使わせるか」ということに躍起になっている。というか、支配されている。光熱費とか税金は仕方ないけど。
あらゆるモノやサービスが(僕やあなたの)財布からお金を奪おうとしている。
どこへ行くにしても、何をするにしても。
収入が少ない身分のためか、そんなことを考えてしまった。

悶々して自分の物欲が疑わしくなったけど、結局いかにして自分が納得してお金を払えるかが大切だなと落ち着いた。
まぁ、喉から手がほしいものに出会っちゃったら値札なんか気にせず買っちゃうしな!!


楽しく生きるには

春から故郷の静岡に帰る。
実家の家業を継いでる兄と働く。
実家はおととし立て替わった。大きな一軒家に、両親・祖父母・兄夫婦と、元気な姪っ子3人が現在暮らしている。そこに居候することになる。

世間からすれば、僕は異端な存在になると思う。
僕自身も居心地が全く悪くないわけではない。
居候することや地方での暮らしについては、色々と思うところがある。

特に姪っ子たち3人にとっては、親とは違う大人が家にいることになる。
姪っ子たちのことを思うと、こんな発想が生まれた。

『フルハウスみたいじゃん!』

『フルハウス』は、アメリカで製作されたシチュエーション・コメディ(テレビドラマ)。ABCテレビで1987年から1995年にかけて全192話が放送された。
妻を事故で亡くしたTVレポーターのダニー・タナーが、幼い3人の娘を育てるための助っ人に、親友のコメディアン、ジョーイと、ロックシンガーを目指す義理の弟ジェシーを同居させる。
個性溢れる3人のパパが、おませな娘たちの子育てをしていく物語である。

(お兄ちゃんの奥さん亡くなってないけど!)
僕がフルハウスの冗談大好きなジョーイやジェシーおいたんみたいに明るくゴキゲンにしていれば、姪っ子たちも少しは違和感なく暮らせるかな。
自分の人生について相当ふざけてた考えだけど、どうせ同じ年月を過ごすなら、居候感満載の窮屈な気持ちでいるより、ふざけた気持ちで明るくいた方が居心地がいいはず。
そんなことを思ってから、実家に帰る気持ちが軽くなった。

子どもの頃、母ちゃんが夕飯の時間にNHK教育で放送してた「フルハウス」を見せてくれてたから、なり得た感性。母ちゃんに感謝!


今月のあれこれ

○お買いもの
モッズコート
ギターのチューナー

○写真

お墓に隣接する八幡神社の狛犬。のお尻。
人様のお墓を載せるのはちょっと憚られるので不掲載m(_ _)m
出勤時に見かけたムクドリ。
2羽いるよ!どこにいるかさがしてみよう(難易度:易)


○読みもの

不思議の国のアリス/ルイス・キャロル(角川文庫)