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麺は、のびたらアカンけど、「ビジネスとして伸びる麺」は、ええんやで

そうめんのイメージとは

唐突な質問ですが、
みなさん"そうめん"食べてます?

食べる機会がない、とかいう状況はあっても、出されたら、「食べなくは、ない」ですよね。

ある調査では、1100人にアンケートして"嫌い"は3%という結果もあります。嫌いな人は実に少ない。(株式会社第一紙行2015年7月の調査)

あと、食べるならどの季節に食べます?
やはり夏が多いですよね。

夏前後に食べる麺料理アンケートでは、「そうめん・ひやむぎ」が冷やし中華、そばを抜いてトップという調査報告もあります。

しかし、年齢別で見ると40代以上が、そうめん推し。
それ以下の年齢では、そばや冷やし中華のスコアが高いようです。
※1000人(男女比1:1)複数回答可
(株式会社アスマーク2019年6月の調査)

みなさんの好きな麺類はどれでしょう?
好きな麺類では逆に、ラーメン、うどん、パスタ、そば、焼きそばのつぎに"そうめん・ひやむぎ"となっており、それ以下は冷麺、ビーフン、フォーの順で下位に近い状況なのです。
(株式会社アスマーク2018年7月の調査)

そんな"そうめん"を考える

良く言えば、「夏にキーンと冷やして、麺つゆで、すする」という明確なブランディングが出来上がっている"そうめん"ですが、食材として考えたらネガティブな要素が非常に強いですね。

手延べそうめんの製造時期が12月下旬〜翌年2月に作られることもあり、冬に食べる慣習がないのかもしれません。
(参照:揖保乃糸サイト→揖保乃糸の特色→帯の秘密)

例えば、冬のお土産に"そうめん"をいただいても、「え?何でそうめん?」ってなりますし、夏であっても「今日は、そうめん食べに行くぞ!」とはならないですね。

そもそも街中には、ラーメン店のように"そーめん店"という専門店が、存在しない(見かけない)。

そして、味の印象も、不味くはないが、そんなに美味いものでもない、そんなところでしょうか。
(個人的な見解w)

各家庭で手軽にいただくことが出来るだけに、調理する際の勘違いや失敗で、「これ細長い絹ごし豆腐?」と思うくらいの食感になっていたり、水に浸したまま食卓に出し、食べる度に出汁が薄くなって飽きてくるなど、あまり良い印象がありません。

どちらかというと、手間かけずにとか、何にもないから"そうめん"にするかくらいの意気込みで調理されるのではないでしょうか。

そうめんに創意工夫を与える人たち

そんな"そうめん"ですが、ブログやツイッターを見ていると、工夫して美味しくいただこう!
という、料理研究家のみなさんも多数見受けられます。

そんな工夫や努力も必要ですが、そうめん業界への提案として、"そうめん"という素材を利用してもらえる訴求、マーケティングが必要だと思います。

"そうめん"という名称は、あくまでも素材の名称であり、その素材を使って、如何にして利用用途を拡大するかです。
あえて、"そうめん"の名を伏せてでも、需要を増やすことです。

それが、今人気絶好調(ちょっと落ち着いた?)タピオカの代わりにドリンクになっていたり、その他のスイーツの姿に変貌していたり、細かく言えば燻製や刺身、揚げ物とか様々な調理法とジャンルに絡んでいき消費される量を増やすことです。

その結果始めて、「実はこれ、歴史のある"そうめん"が使われてるんですよぉ」と訴求する思考が、今は重要と考えます。

こんな不利な条件なのに、多くの手間暇かけて「商品」として世に送り出している"そうめん"。
この商品を日本人はもとより、世界に向けて広められたらと良いなと考えています。

世間への影響度は些細なもかもしれませんが、現状でもそうめん"とうたわず、素材として活用した成功事例も僅かながらあるようです。 

最後に

しかし今回は熱く、ここまで”そうめん”を推してきたものの……

あえて言うと、私はラーメン派です。

そんな私が"そうめん"を語るのは、胡散臭いかも知れませんが、認知度は世界的にラーメンの方が遥か先に進んでいるからラーメンを差し置いてでも推しているわけです。

麺は伸びたら台無しですが、
麺ビジネスの伸びしろは"そうめん"だと思います。

<参考にしたサイト>
https://www.lifedesign.co.jp/109.html
https://www.asmarq.co.jp/mini_research/mr201808noodle.html
https://www.asmarq.co.jp/examine/ex201908noodle.html
http://www.ibonoito.or.jp/index.html


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