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全体をみること

私の周りには、プロカメラマンとして働いている友達も多いですが、プロでなくても、「この人の写真いいな、上手だな」って思う人、けっこういます。

これまた写真に正解がないので、好みや流行りの問題も出てくると思うけど、そういう人たちの共通点って、空間の捉え方が上手なんじゃないかなと思います。撮りたい対象だけにフォーカスせず、1枚の絵として全体的に捉える。

すんっごく尊敬している友達が(この人はプロカメラマン)、例えば人の家を撮影するときに、コップひとつ移動させるのにもとても気を遣う。って言っていて、私は割と簡単に動かせちゃうなと思ったけど笑、要はそれだけで(コップひとつ動かすだけで)その場の空気感が全然変わっちゃうって言っていた。


一枚の絵で見た時に、そのコップがあったほうがいいのかないほうがいいのか。その判断はカメラマンによって違うし、それこそ撮影している目的によっても変わってくる。
でもまあ言いたいのは、そのくらい、全体をみているってこと。


周りにあるもの、天気、光、影、そういうものを瞬時に判断する。
どこから光が入っていて(外なら太陽がどこにあるか)、どこに影が落ちているのか、撮りたい物や人のみに意識がいきがちになると思うけど、撮りたい物や人の周りにある情報がものすごーーーく大切ってこと。


日本人は、空気を読むのが上手って言われていますよね。でも最近では、空気を読むことが、あまりいいこととして取り上げられないけど、写真に関してだけ言えば、「空気を読む」って、けっこう必要なスキルかもしれないなって、書いていて思いました。

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