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子連れ犬連れ避難所生活|生後208日目|ナギちゃんのてんやわんや育児日記

しばらくノート更新ご無沙汰してました(^◇^;)

久々の今日は、先週の広島豪雨により初めて体験した避難生活について綴りたいと思います!

はじめに言いたい。子連れこそ勇気を出して、一度避難を体験してみてください!!

本当にやばい状況になってからよりも、まずはちょっと余裕のある状況下で一度避難を体験しておくことで、いざという時にかなり動きやすくなるはずです!!!

以下、8/14–15、8/16–17の日程で地域の指定避難場所となっている小学校で過ごした体験記になります。


■初めての避難を決意するまでの流れ

避難初日となった8/14(土)は、いつも通りの朝。
中国地方を中心に雨が降り続いており、土砂崩れや川の氾濫に注意が必要との報道はしていたが、特に気に留めておらず、ナギちゃんは保育園へ、私とジュークはバイトへ、それぞれも持ち場へ出かけていった。

15:00頃、私のバイト先にて、大学生のコースケくんと2人で勤務していると、徐々に外の雨が強まり、避難指示の通知(レベル4⇨5)が携帯に届くようになった。
16:00 バイトを早めに切り上げ、コースケくんも車に乗せてナギちゃんをお迎え。その後コースケくんを送り届け、自宅へ帰る途中、自宅まで100mくらいのところで土砂崩れによる通行止めが発生。迂回して帰宅。

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いつも使用している道路が土砂で通行止めとなり、
「え?我が家も土砂崩れの可能性あるの?!」という自覚が初めて芽生えた。

帰宅後、夫と雨雲レーダーを見ながら相談。

この時点で私は、「近所ですでに土砂崩れが起きており、今夜家で夜を越すのは不安で眠れないだろう。ならば、見学がてら避難所への移動もありだ。」と思っていた。

夫は「子供も犬も連れての避難所は何かと不便だろうし、きっと大丈夫だろう」と避難にやや難色を示していたが、私が言い出したら聞かないことを考慮し、避難することに賛同してくれた。


■避難所=小学校のリアル

避難所の小学校へは車で移動。校庭が広い駐車スペースとして確保されていた。

体育館の扉が開いており、受付を済ませた。(氏名、住所、連絡先、検温)
私たちは19:30ごろの到着で、すでに15名ほど避難者が休まれていた。

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私たちは、6ヶ月のナギちゃんとジューク(犬・ゲージなし)がいることを伝えると、個室を用意するので待つように言われた。

用意されたのは、なんと理科室(笑)
まさか理科室に泊まれる日が来るなんて小学生の頃は想像もしていなかったので、少しだけワクワクしてしまった。

ジュークは、理科室を出てすぐの屋根のある下駄箱付近にリードで繋がせてもらえた。

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理科室の空いている空間に体育用のマットを3枚、毛布3枚、パイプ椅子2脚、置き型冷風機、コンセントを貸していただいた。

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念の為家から持参した毛布なども合わせて、割と快適な寝床が完成!

廊下の電気は明るかったけど、理科室内の電気は自由に調整でき、ナギちゃん連れの身としてはとても助かった。ナギちゃんが少々ぐずっても、周りを気にせず対応できたことも。

結果、その日は予想以上に熟睡できた!

※その日の夜中に私たちの家から少し離れた地区で大きな土砂崩れが発生し、夜明け前の3時ごろに多くの方が小学校に押し寄せた。体育館を見渡すとざっと50名くらい。(子連れの方がいれば、同室でも構わないと回答したが、結局小さな子供を連れたからはおられなかったようだった)ゲージに入れた猫を連れた方が、家庭科室へ通されている姿を見た。

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翌日、私たちの地区の被害状況がないことを小学校に常駐していた防災委員の方に確認し、一旦帰宅。その晩は自宅で休息することにした。雨は降りつづており、土砂災害の危険性も継続して叫ばれていたが、夫の体調があまり良くなかったことやナギちゃん・ジュークも疲労した様子だったため。

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翌々日、再度雨が強まり、変わらず避難勧告も出ていたため、安心のために夜だけ避難することに。(真っ暗の中で被災したり避難するのは多分相当大変だと思ったから)
今回は自宅で入浴・夕食等の準備を全て済ませ、21:00ごろ小学校へ到着。
体育館にいた避難者は10名程度だったが、前回より物資が充実していた。

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猫連れのご夫婦が先に来て理科室を使われていたようで、私たちは家庭科室に通され、前回同様寝床を用意していただいた。

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翌日、雨は上がり、私たちはそれぞれ仕事もあったため、早朝に帰宅、出社。無事に大雨の期間を脱しました。(雨が上がっても、土砂災害の油断は禁物ですが!)


■避難時の持ち物

《今回の持ち物》
軽食・テンションの上がるお菓子・水・毛布・ヨガマット・ゴミ袋・上履き・ナギちゃんのおむつ・お尻拭き・ナギちゃんの着替え・タオル・歯磨き・携帯の充電器・エッセンシャルオイル一式・ジュークの餌・水入れ・散歩グッズ

〈簡単な解説〉
テンションの上がるお菓子:災害時は、ちょっと気も張っていてストレスを感じやすいと思うので、少量でも甘いものがあると安心できた。
ゴミ袋:ちっちゃいビニール袋でいいので。重宝します。コロナのためか、ゴミ箱の設置はありませんでした。
上履き:大雨避難だったこともあり、至る所が濡れていたりした。外用の靴は体育館内では着用不可、靴も脱ぎ履きが大変なため、スリッパ的なものを持参することがオススメ!
タオル:何かと便利ですね!
毛布類:避難場所での貸し出しがあるところとないところがあるようなので、事前に確認していくと良さそうです!(小学校の他にもう一つの避難場所となっている児童館は、ほぼ物資の貸し出しなどはなかったそうです)

■避難して良かったこと

・子連れ、犬連れへの対応が充実していることを知れた
・安心して眠れた
・地区の情報がリアルタイムで知れた(避難所には近所の情報が集まる!)
・避難のハードルが下がった
・Twitterで避難場所の様子を報告したところ、それを見た方の中に「清潔で、距離も保たれている様子で、ぜひ自分も一度避難を体験しようと思った」と言ってもらえた

■まとめ

今回、初めての避難所生活は、予想以上に快適でした。

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避難して、何もなければ笑ってオッケー!
避難せず、被害にあえば、後悔するだけです。

重い腰を上げて、一度避難してみることをお勧めします。
いざという時、その体験が必ず大切な人たちを守ることに繋がるはずです٩( ᐛ )و

広島県内でも、今回の大雨で多くの方が被災されました。1日でも早い復興を願うと共に、全ての人が被災者となる可能性があるという気持ちで、災害に備える習慣を持てたらいいなと思います。


お読みいただきありがとうございました。

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