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魂と向き合う。

8月、青森、夏。

祭りに魂を踊らす季節。

MAOBABの故郷である青森に
書道家の友人でありsessionを控えている根本みきと共に3日間の修業含めた旅へ。

9/22satに鎌倉にてLIVEパフォーマンスでSessionするにあたり、青森に根付くモノ学び、何か得ることがあるはず!という心持ちで。

9/22satはアトリエ&ギャラリーAKIにて、和の癒しをコンセプトにしたイベントー和さびーを企画しております。
古民家を改装したギャラリーで、ご夫婦で営んでいてお二人の心遣いが素敵な場所です。
是非お越しくださいませ!

今回は、
青森滞在中に描いた絵を旅の写真を合わせて、いくつかに分けてご紹介。

【魂】

ねぶた、ねぷた、立ちねぶた。
青森に根付く津軽魂を具現化したお祭り。

今や世界でも注目される祭りである。

何故そんなに人々を魅了するのか。

地元で小さい頃から観て体感してきたけど、また改めて掘り下げてみる機会に。

魂が震える感覚はわかるだろうか?

地元では「じゃわめぐ」と言い、
簡単に説明するとゾワゾワして寒気を感じるほどの高揚みたいなもの。

それがこの祭りでは体感出来る。

資料館などを巡って
職人たちにも着目してみた。

水墨画にも興味を湧かせ、学び始めたみきにとってはまさに圧巻。
そして感動が待っていた。

絵師の中には、
書道家からねぷた絵師へ。
水墨画からねぷた絵師へ
と変貌した方に、祭りに感激して絵師になった方まで。

きっかけや始まりは様々。
表現もどんどん進化していっている。

この祭りに青森出身の
棟方志功も感化された1人。

その精神で描かれたものも多々あり、完全に津軽魂が表れている。

棟方志功の作品を観に、青森県立美術館にも足を運んだ。

彼の表現には、凄まじい勢いの中に美しいものを見たのがわかる繊細な部分があった。
彼の描く自然も素敵。
根源を引き出す力が溢れてる方なんだなと、改めて感じまた魅力がアップした!

青森県立美術館のすぐ近くには
三内丸山遺跡という縄文時代の歴史や文化や暮らしがわかる場所がある。
私は小さい頃に行ったきりで、何年ぶりかに見る三内丸山遺跡は感じ方が全く違い、見る角度が変わっているのが楽しかった!

民俗学者の田中忠三郎さんの日本、津軽の繕う文化についての本を読んでからは、暮らしにいかに自然を上手く取り入れて共生し、命あるものを大切にするかに着目してる。
昔の文化から必ず今だからこそ役立つ知恵があるなと思っていて、全てが貴重な学び。
縄文土器に関しても土を活かして、さらには紋様までも特殊で力強くかっこいい。
食べ物である動物たちは、食べるだけでなく骨や皮を活かして暮らしやお洒落も楽しんで、生きるために有り難く活用されていて無駄がなかった。

そんな縄文の文化からインスパイアされて描いたARTが
こちら!

リンゴと温泉をイメージして、
温泉が湧き出る、土地に根付くリンゴを縄文の地から湧く躍動感を紋様で表現。

人々を魅了する津軽に根付くもの。
改めて体感して良かった。

ねぷた祭りは戦に行く前のお祭り。
"戦"から生まれたものって、多々あって危機が迫った時の人間の底力って凄いなと。

昔は今よりもが身近だったから、自己責任を強く感じる場面が多くて、強く逞しく美しかったんだろな。

ねぷたも祭りの後は燃やし、
囃子の中で灰となる。
そしてまた次の年に新しい形で生み出され
引き継いでいく。

命が燃えて、その灰からまた生まれ繋いでいくように。
でも魂は生きている。

魂を込めたモノは、
魂を奮わせる。

便利な世の中。
様々な情報が飛び交い、自分を見失い、自分以外に責任を預けてしまいがちに感じるけど、
まだまだ至る場所で姿を変えて魂は生きてるし、教えてくれる。
絵師さんたちや大工のような職人さんたちから、農家の方々、おじいちゃんおばあちゃん達の暮らしの知恵と技術は形を変え繋いでいかないと。
そこにヒントがたくさんあるから。

ストレス社会も周りのせいでなく、
まず自分の心と魂と向き合った方が良い。

自分自信の魂が燃えてたら
迷う事なんかない。
きっと照らして導ける。

そんな書とARTの融合。

風の吹くまま心の赴くままに。
魂を紅く燃やそう。
リンゴのように。

ART performer / MAOBAB.soulart 青森は田舎館村出身の゙津軽人゙ 自然の力と地元に根付ぐ津軽魂゙で SoulfulにARTを極める。