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活きること。

「Soul Art」が活きてるなぁと感じるのが、

生死に関した依頼の時。

誕生日祝い、出産祝い、 マタニティーetc..

そして
天へ旅立ったご家族の絵、愛犬、遺された方々へ、闘病生活を送る方へetc..といったような依頼がある。

描くにあたり様々なストーリーがあって、
描く時は頭の中で一本の映画を作る。

例えばこちらの依頼。

こちらは、
奇抜なARTを好むご依頼主。

結婚や子供のため、やりたかった行きたかったARTな道を諦めたりもしたそう。
その望みを私に依頼することで自分の世界観を出せたらなと。

"こういう風に育って欲しい"を形にするため、その依頼内容から頭でイメージ、関連しそうな場所に出向いたり、学んだりを繰り返す。

このマタニティーARTに込めたものはこちら。

このご依頼主は、
今こうしてNoteを書いているのと同じく、
どのような背景やストーリーを絵に込めたのか知る事も楽しみの1つらしく、意味も添えている。

書かれている文字は、

Where there is a will, there is a way
【意思あるところに道あり】
if you are truly determined and have a
strong will,
本当に決心し、強い意志があるなら、
you will make your own path no matter
what .
何があろうとも、自分で道を切り開いてい
くでしょう。

この素敵なことわざを発見してしまい、正に!と思って選んだ。

プリンスオブエジプトやノア、アバターなど色んな要素がこの赤ちゃんのいるお腹のキャンバスに詰まってる。
描きながら、この下に新しい命があると思うと描く時間がとても愛おしかった。
だからこそパワーがあるペイントが描けたんだと思う。

この絵はだいぶ前に描いたものだけど、このマタニティーARTに描いてある鷹はこの子をイメージ。

またこうして別の形で旅立っていく姿は誇らしく思います。

有難い事に結婚披露宴に飾るダイナミックなARTも依頼があり描かせていただきました。
今年11月に披露宴でお二人の出逢いから、これからこうして歩んでいきたいという二人だけの世界観をお披露目!
素敵な1日になりますよーにっ。

こちらの絵は、
妹が職場で仲良くされている方にどうしてもプレゼントしてあげたいということで、妹の頼みで描きました。

その方は、仕事も丁寧で、
家では植物も大切に育て、

このインコちゃんと楽しく過ごしている生き物を大切にする心優しい方。
妹も鳥が大好きなので、このインコちゃんの写真やお話をよく聞いていたという。

しかし、
別れは突然訪れました。

生き物と大切な時間を過ごしてきた方にはわかるように、なかなか死別という現実を受け入れるのは容易くはない。

職場で元気のない姿を見たり、インコちゃんとの思い出を妹に話ながら涙ぐむ姿を見て、
妹がいてもたってもいられず「なんかしてあげたいから、元気になるようにこのインコちゃんの絵を描いてくれない?」と、
妹も少し涙ぐみながら依頼された。

インコちゃんの周りには、ミモザをちりばめました。

このミモザはブリスベーンワトル。
花言葉は感謝。

色味が優しくこのインコちゃんにぴったりだった!

直接渡すことは出来なかったけども、
泣いて喜んでくれたそう。
「生きてるみたい!」って。

お礼の品まで頂きました(*T^T)

その後、
縁があって妹の職場で1日だけ働きに行く機会があり、その方に直接お会いする事が出来ました!

少し涙ぐみながら感謝され、やはり直接お会いすることはこちらからしても嬉しかった。

こちらの絵は、
ご依頼主の友人の旦那様が癌に。。
「家庭の空気も重くどんよりしてしまっているから、まおちゃんの絵がすぐに浮かんでさ。。生命力を高めて少しでも力になれたら。。」
との依頼で描いた絵。

ブルーはまず、癒しの色。

そして、雲のような海のような背景を自由に泳ぐクジラ。

私も癌と向き合っていたおじいちゃんの生き様を見ていたから、イメージとしてクジラが浮かんだ。

おじいちゃんは最後の最期までかっこよくて穏やかで偉大だったから。

癌に身体は侵されてはいたけれど、
うちのおじいちゃんは、一時回復した時に
今まで以上に満面の笑みで
「家族、孫もいるし皆仲良くやってるから、いつ死んでもいいや」と、本当に幸せ一杯の顔で病院のベッドで話してた。

私は何故かあの瞬間本当におじいちゃんは、この人生に満足していて、その言葉は本当に思って言ったんだと感じた。

もちろん、おばあちゃんは「何バカなこと言ってるの!そういうの言うもんぢゃないよ」と怒ってたけど。

それから癌は再発し、
病魔には侵されているはずなのに毎日笑顔だった。

全くおじいちゃんは癌に対して、死に対して恐怖はなく、ただ今を楽しんでいる感じ。

宣告されていた寿命より長く生きるつもりもなかったんだろけど、おそらく出来るだけパートナーであるおばあちゃんのために残り時間を作ったんだと思う。

家族みんなでお見舞いに行くと前もって知らせて、お見舞い当日の夜中、
ずっと付きっきりだったおばあちゃんが少し席を外していて病院の先生も誰も見ていない間におじいちゃんは息を引き取った。

そんなタイミングで!?って感じだけど、
おじいちゃんらしかった。

誰にも弱いとこを見せたくなかったのもそうだけど、おばあちゃんのためだったのかもしれないと思うと、おじいちゃんはなんて愛が深くてかっこいいんだと。
今でも私の中では偉大な人。

樹木希林さんも小林麻央さんも
癌に侵されていたけれど、
癌と向き合って精神は持ってかれることがなかった。

みんな死神と踊れるタイプの人たち。

だから、
ゆっくりと今を泳ぐクジラが描きたかった。

今年は本当に沢山の命が失い、
ストレス社会に追い討ちをかけるような出来事がたくさんあった。

でも、終わりがあることは本当に有難いこと。
そっからどう動くか考えるかが大事。

様々な人と、自分と向き合う機会を与えてくれるし、明かりが灯るだけで、お水があるだけで有難いことだって気づける。
いろんなモノで溢れかえる世の中だから、なかなか大事なモノが見えづらい。

自分もロウソクの火だけで過ごしたとある経験があったから、地震があった時もライフラインが危うくなった時も妙に冷静で、買い占めたりせず協力出来るし、あるものを活かして「このぐらいあれば生きれる」と判断出来る。

あるものを活かしてなんぼ。

MAOBABのARTにパワーがあると感じるのは、
私が何かを活かしてるから。
だなぁと思う。

これからも様々な人たちの人生に関わっていくんだろけど、パワーを与えていけるようにもっと有り難みを知って学びたいなぁ!

勉強とか聞くだけで吐きそうな単語だったけど、
今は知る事が楽しいから学ぶのが好きになった。

もっと自分活かせる場を与えてあげたいなぁ( ´ー`)

今回、長文過ぎた!!(笑)

もし最後まで見てくれた方がいたら
ハグしたい!(笑)

ありがとう❤️

ART performer / MAOBAB.soulart 青森は田舎館村出身の゙津軽人゙ 自然の力と地元に根付ぐ津軽魂゙で SoulfulにARTを極める。