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バニラズ好きやわ〜

go!go!vanillasっちゅう、すげぇ良いバンドの話をさせて。

今週、新しいアルバムが出たんですよ。
「アルバム」っていう形態が未だに大好き。
選曲にも曲順にも歌詞カードにもスペシャルサンクスにも、そのアーティストの思いが詰め込まれてるぅぅぅぅ…!
と妄信し、聞き込みまくる。
読み込みまくる。(aikoちゃんの歌詞カードは匂いが好きすぎて読むだけじゃなくて嗅ぎまくってた)

そして私だけの答えがみつかる。
その時、そのアルバムが私だけにとって特別な意味を持つ作品になる。
これがアルバムを購入した時のルーティンワーク。真似していいよ。

なので、このニューアルバム「FLOWERS」の素敵さを、うちの勝手な解釈により、速報でお届けいたします。

なぜ、この12曲をもってしてFLOWERSなのか。

様々で、多様な、色とりどりの楽曲を花束のように届けてくれた作品。

だと思っていたけれど、
や、実際そうやねんけど、
聞けば聞くほど、ちょっと、違う。

曲たちを束ねて、1つの花束にした作品じゃなく、
一曲ごとに、「花」のある場所に連れて行ってもらうイメージ。
わぁ、ここにも花が咲いていたのね!
こんな花も世界にはあったのね!
的な。

このアルバム…
めちゃくちゃ愛を、
めちゃくちゃに愛を、
めちゃめちゃめちゃめちゃくちゃ「愛」を感じるのよ

恋愛とか家族愛とか…そういうのも、もちろんだけど、
もっと広い、もっと根源的な愛。

全作の「パンドラ」で

【お情けで君と生きているわけじゃないから ぎゅっと抱き寄せた
見た目よりずっと か弱い君のこと
知ってるよ 口にはしないけど】

って歌っていた「愛」は、
コロナ禍という災いの最中にあって、人間通しが繋がる「希望」に賭けた大名作。令和を代表する一枚。1000年先も残る大名盤。(めちゃ好きやねん、あのアルバム)

それから一年。
牧達弥氏にセンスオブワンダーが完全に芽生えている。
人と自然との区別を越えた、その先の美しさに完全に気づいている。

それゆえの、この12曲の「愛」には、ぎゅううっと抱きしめられるような強さはないけど、
散歩中に「ねぇ、この花綺麗だから見てよ」って横で一緒に歩いているような心地よさ、そしてフツフツとわいてくる幸福感がある。

花も綺麗だし、あなたの横顔も同じくらい綺麗だけども、その美しさに気づくこと、そして気づいたことを私に教えてくれたこと。
それが何よりも嬉しい。
私は、これを「愛」だと思うわけです。

歌詞カードのそれぞれの曲ごとに牧さんが撮影した花の写真があるのが良すぎるのよ。
この歌詞カードがマジで超良いのよ。
ここまで読んだ人はぜひ買ってね。
(DVDも最高よ?)

バニラズ好きやわ〜
メリロ行きたかった〜

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