東急田園都市線「青葉台」駅前の「文教堂書店」があった場所

東急田園都市線「青葉台」駅前のここにあった建物の1階と2階に、昔は「文教堂書店」の店舗の一つがあった。道路に面した1階に入口があり、階段によって2階の店舗と内部でつながっていた。ここで私は『天野喜孝空想画集 DAWN』を予約し、購入した(1991年9月、小学6年生の時)。

こういう「歴史の証言」を残すことへの欲望を私は感じている。

それをそこで予約した、ということは、「その文教堂書店」が「われわれ」(私や家族や友人たち)によって最も信頼されていた本屋であった、ということを意味する。その予約場所の選定は、当然のことのようにおこなわれたからである。「本を予約するなら、そこ」と決まっている感じがあった。

青葉台駅の周辺には「文教堂書店」の店舗が常に2つあったはずだと記憶している。「その名称の書店」が「その駅」には常に2つあった。「青葉台駅の文教堂書店」の、この特異なあり方が、私の「原風景」になっている。それが確実に私の無意識の働きに影響しているはずだという気がしている。

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