見出し画像

【SHElikes】求められる人材になる面接講座

こんにちは、SHElikesで勉強中のまお(Twitter ID:@_mao_s_32_)です!今回は、SHElikesで開催されたイベントの1つである「求められる人材になる面接講座」が2月4日に行われましたのでまとめます!

イベント概要

・日程:2月4日 20時00分〜21時30分
・講師:えさきまりなさん
・ファシリテーター:佐々木真奈美さん
・内容:キャリアチェンジや就職活動を控えている人向けの実践的な「面接対策講座」

アジェンダ

⓪ はじめに
① 未経験で転職に成功する人、しない人
② 自己PRのコツ
③ 自己PRお手本ロープレワーク
④ 自己PRワーク&交流シェア
⑤ 質疑応答

<今回のイベントのゴール>
キャリアチェンジ(転職・副業・フリーランス)を目指し
自信をもって自己PRできるようになろう

⓪ はじめに

〇 講師紹介

えさきまりなさん:SHElikesコミュニティマネージャー
1986年生まれ、千葉県出身。ファーストキャリアの事務職から転職を重ね、キャリアアドバイザーとして多くの女性のマネジメントを経験。2020年10月よりSHEのジョイン。女性のキャリア支援を中心に活動中。

〇 SHElikes MULTI CREATOR COURCE Designer(通称:マルシー)紹介

未経験から4か月で「マルチクリエイター」へのキャリアチェンジを目指す女性のための、短期集中型特別コースです。

デザインスキルを軸に、マーケティングやPR・SNS運用・ライティング・動画制作などの複数スキルを身につけた、多面的な活躍をするヒーロー人材の輩出を目的としています。

とあります。SHElikesとマルシーの違いについては、SHElikes:普通のスポーツジム、マルシー:パーソナルジムと例えている方がいましたが、時間に余裕がありコツコツと学べる人はSHElikes、短期でキャリアチェンジしたい人はマルシーを選べばよいと思います。尚、マルシーはSHElikes受講生限定のコースです!

今回のイベントはそのマルシーの講座を一部体験できるものとなっています。詳細は下記のホームページとノートをご覧ください。

① 未経験で転職に成功する人、しない人

❓未経験からのキャリアチェンジは可能なのか?
 -可能!(ない経験は作れる)

1. ポテンシャル採用の実態を知ろう

ポテンシャル採用とは、潜在能力を重視した選考により、今後、大きな成長が期待できる人材を採用することです。(HP「日本の人事部」)

ポテンシャル採用はいわゆる未経験者が狙うものですが、そもそも中途採用の事情はどのようになっているのでしょうか。

〇 現在の就職活動における背景

・中途採用マーケットにおける「未経験歓迎」の割合は約2割
・コロナ禍で経済的打撃により「完全未経験者」を採用する会社は減少中
・2020年1月序盤までは求人数が増え続け、いわゆる「売り手市場」だったが4月~5月あたりから激減し、減り続けている業界がある(※一部回復)
・IT人材(Webデザイナー含)は2030年までに需要に対して供給が約16.4万人不足する見込み(経済産業省の「IT人材需要に関する調査」P.21)

本当は今頃、オリンピック特需などで就活者に有利な条件だったと思います。しかしコロナ禍によって採用控えが起こってしまいました。製造業(特にBtoB)はまだ良かった方で、航空業界などコロナ禍で出来なくなったことに関連する職種は大きく打撃を受けました。

そのような状況において、IT人材はだんだん不足しているという見込みがあります。そのIT業界は現在どのような状況かというと…

❓エンジニアの需要があるのは分かるけど、Webデザイナーの需要はあるの?
 -Webデザイナーの需要は増えている

その理由は下記の背景によります。

・世界的な有名企業の「デザイナー採用」:「エンジニア採用」の割合を調査したデータにて、デザイナー採用の割合を増やしていることが判明した(例)Dropbox:1:10 (2013)→1:9 (2017)、IBM:1:72 (2012)→1:8 (2017)
・Web領域ではUI/UXデザイナーの需要が伸びている
 …企業が提供するサービスのアプリ化オンライン化が進み、人を引き付けるデザイン性、操作性の優れたWeb制作ができる人材へのオファーが増加している。
日本企業の約6割が、今後デザイン組織拡大したいと回答している
 …約55%の企業がデザイン組織への投資を2倍以上増やす予定

また、新卒採用についても
・2021年からは一括採用(→終身雇用)廃止となった
…新卒と呼ばれる人たちも中途採用者と同じ土俵に上がる
・新卒でも完全未経験では採用されず、インターンで実務経験を積む時代
・総合職・一般職という組織任せの配属からプロジェクト単位でのジョブ型採用へ移行すると言われている

個人的な話をしますと、2017年の新卒採用で入社した私の同期には内定を何社からもいただいている方を割と見かけました。一方で、2020年に新卒の就職活動をしていた身内はコロナ禍の影響か、ひとつの内定を取るのに苦労したようです。私と身内は学校のランクや専攻(工学系)はどちらも同じですが、世情がもろに影響を与えたといえます。

・これから需要が伸びるWebデザイナー領域は未経験の人が採用されるチャンスがある
・会社に一から教育される時代は終わりを迎えた
・未経験でもインターンなどスキルの習得や実務に近い経験は自分で積み上げる必要がある

2. 未経験でも採用される人材になろう

未経験で採用されない理由はなにか?
 -理由が3つあります↓

① 企業が求めている人物・スキルと単にマッチしていない

(例)「経験より一生懸命さがある方が欲しい」
→経験やこだわりをアピールしても採用されにくい

(例)「Webデザイナーだけでなく、SNS運用なども今後はやって欲しい」
→専門性を高めたい(Webデザイナーだけやりたい)人は採用されにくい

※これは志望者側のせいではなく相性の問題ですが、1、2社立て続けに落ちて「この職種は向いていない」と紐づけてしまいがちです。ですが、そちらの事情は志望者には分からないため、自分の能力のせいにしがちなのは無理はありません。

ミスマッチを防ぐには
・求人票の「あると望ましい経験」に注目
他の募集職種を確認する
・(逆質問などで)募集背景や採用ニーズを確認する
 ※えさきさんは冒頭で聞いていたそうです(面接で的外れなことを言わなくて済むため)

② 意欲が行動に現れていない

(例)「PCは何を使っているか」「Photoshopはどの位使えるか」
→「PCを持っていない」…デザイナーになることへの意欲が疑われてしまう
→「これから勉強しようと思う」…口だけだと思われてしまう

💡 「Macを最近購入した」「Photoshopやillustratorでバナーやチラシは製作できる」という発言だと、未経験でも知見がある、ある程度きちんとWebデザインの勉強をしてきていることが伝わってきます。

(例)「これまでWebデザインの勉強はどんなことをしていますか?」
→「本を読んではいる」…インプットはあるがアウトプットがない
→「小さい頃からイラストを描くことは好き」…実際の仕事との乖離がある

💡 「SHEというスクールでWebデザインやHTML/CSSを一通り学んだ「UI/UXの勉強もしている、ポートフォリオ送るという発言だと、お金をかけて投資していることや本気でデザイナーを目指していることが伝わります。また、ポートフォリオがあると通過率が変わってくるそうです。

面接で「勉強中」というアピールでも問題ないようですが、

※えさきさんは特にUI/UXをおすすめしています。勉強中だとしてもその単語が出てくると印象が良いようです。(アウトプットも分かりやすいそうです。)

意欲を伝えるときは
・必ず「行動」をセットで説明する(「やろうと思っている」は信用されない)
・自ら投資してSHEで学んだことをアピールする
ポートフォリオや作品を見せる(完璧でなくてもアウトプットを)

③ ポテンシャルを感じられない

(例)「これまでの転職はどのような背景があったんですか?」
→「1社目は覚えることが多く、向いていないと思い退職した」「2社目は希望と違う仕事を任され転職を決意した」
…放り投げた経験、挫折経験があまりにも多いと「伸びしろないのでは」と思われてしまう(とはいえ転職理由はなにかしらネガティブ要素はあると思いますが…)

💡 「1社目は色々なことを教わり充実してたが○○をしたくて転職した」というようなポジティブな発言(「いい経験でした」など)の方がベターです。えさきさんは言及されてませんが、単純に前職の悪口を言う人は信用しにくいですよね…

(例)「募集のどんなところに興味を持ってくださったのですか?」
→「未経験歓迎とあったから」「スキルには自信ないが私にも挑戦できれば」
…あくまで「条件を見た」という理由だと意欲が伝わりにくい

💡 「御社の事業が私の経験とマッチしていてお力になれないかと…」「○○を任せていただけるということで、新たな挑戦もできると思いましたというような仕事の中身に惹かれた話が欲しいです。好きな仕事なら伸びる見込みがあるように見えます。

人事担当者はここでポテンシャルを見ている
・過去の会社での仕事ぶり
・応募目的(仕事の「条件」なのか「中身」なのか)
・仕事への考え方(言葉の文脈に出てしまう…)
※「会社から教わろう」精神の強い人は採用されにくい

3. ない経験の作り方

経験はどうやって作ればいいの?
 -アマチュア経験を作ろう!

(例)未経験で広報PRになりたい!
→毎日SNSで発信する
採用!

✨広報PR未経験でもSNSで普段から発信していると即戦力性を評価される!

(例)未経験でライターに挑戦したい!
→Twitterやnoteで発信する…「やりたい」ことをどんどん表に出す
→仕事のオファー!

✨ライター未経験でもnoteを書いたりTwitterでの言葉の表現を見て仕事依頼が来ることもあります!見るだけでなく、手を動かすことが大事なようです。

えさきさんは元々友人しかフォロワーさんがいなかった頃からどんどん発信して今があるようです!

② 自己PRのコツ

❓最近の面接はどのように行うの?
-転職サイト、SNS、副業プラットフォームなど様々…

面接の手法は以下のものが挙げられます。

オンライン面接…Zoomなど(インターンもZoomで行う会社がありますよね!)
会食…飲み会やカフェなどで行われます。コロナ禍の現在ではあまりないようですが…。
リファラル採用(≒知人採用)…YOUTRUSTなど
カジュアル面接
SNS採用…Facebook、Instagram、Twitterなど
スカウト…求人サイトよりは個人的に連絡が来るものが多いようです。

※Zoomなどオンライン面接での注意点
・目線を合わせる
・部屋の風景が気になるならシンプルな背景を使う
・目に髪の毛がかからないようにする
オンラインだからと気を抜かない!

Zoomで壁紙使っていいんですね!というより、使う使わないよりはあまりごちゃごちゃしない方がよいということなんでしょうね。(使ってはいけないのだと私も思いましたし、他のシーメイトさんもそのことをチャットに書いておられました。)

ちなみに弊社は2020年は夏季も冬季もZoomでインターンを行いました。そこで先輩社員として参加しまして気づいた点はいくつかありました。

スーツですときちんとして見えます
…ほとんどの方は私服で参加していたため目立ちました(業界にもよるでしょうね!)
・カジュアルすぎる私服だとだらしなく見えやすいと感じました。
…自室でZoom参加のため生活感が出やすいというのも一因と思います。
・人事の方や他の参加者の話を聞いている際も画面には映るので一層気が抜きにくいという難しさがあります。

❓学歴、年齢、離職機関の長さ、(子供がいるので)時短希望…自信がありません(´・ω・`)
-採用されている人はたくさんいる!

マルシー卒業生の妊婦の方で採用されている方がいらっしゃいました。その方はポートフォリオがしっかりしていて案件の経験もスポットではあるようでした。アピール次第では可能性があるようですね!

・学歴や年齢だけで判断するのは一部大手のみ
・離職期間は過ごし方と理由の伝え方で変わる
・子供がいて時短勤務の人もバリューが出せるイメージを持ってもらえれば採用される
→「スキル・伝え方」で変わる!

未経験で不安要素がある人は、権利の主張や不安を面接でぶつけてしまいがちです。面接では積極的に仕事内容について質問し、自己PRでは「自分の強み」をどう活かしていくかをプレゼンテーションできるようにしましょう!

権利や条件については内定後ですり合わせの方がよいそうです。これらが前面に出てしまってそもそも内定が出ず選ぶことも出来ないからということだそうです。

面接での質問

また、最近の面接の想定質問はだいたい以下の例が挙げられます。

・入社してからしたいこと
・何ができるか
・苦手なこと…きちんと答えてもらいたいそうです。
・強み…入社後にこちらを生かしたい
・今後の目標
・(時事ネタなど)○○についてどう思うか…アンテナを常に張って見解を持っておく(単に「かっこいいなぁ」「すごいなぁ」だけでなく)

とても意外なのですが、最近は転職理由や志望動機について聞かれなくなったようです。入社後や将来についてスポットが当たっている傾向です。

〇 逆質問

逆質問についても…(最近は冒頭に聞いてくる企業もあるそうです。)

(例)「募集のどんなところに興味を持ってくださったのですか?」
→「未経験でも大丈夫か」…自分の不安を解消するための質問になっている
→「仕事のやりがいはなんですか」…やりがいは人それぞれなので、参考にはなるが、入社後のあてにするとギャップ起こしそうと思われる(かも…)

〇 自己PR

あなたの強みはなんですか?
=入社したらどんな能力をどのように発揮してくれますか?

…逆にいうと、その会社で生かせない内容を語っても意味がないということになります。自己PRの説明のコツは全部で5つあります。

① 強みについては一言で「これ」(「○○力」など)とまとめる

ただし、ぼんやりしているものではなく具体的に。例えば、「コミュニケーション能力」は「対人折衝能力」「関係構築力」「交渉力」などの総省のため、強みにするとハードルを上げてしまいます。

② 強みを発揮したエピソードは5W1Hを意識する

エピソードの具体性が出るため信憑性が増します。「この人がきちんと問題解決に向き合ったんだな…」と思われやすいです。

(例)プロジェクト進行能力…議論後も折り合いがつかず難航していたが、関係各所のヒアリングを行い価格交渉を行うなど立ち回った。

③ 得られた成果は「数値」かつ「客観的事実」を

面接に限らず普通の仕事でも言われますね!数値がなくてもどこかと比較できると良いようですよ。

(例)当初の予算より10%価格を下げてシステム導入に成功した。

④ どんな場面で再現できるかを具体的にする
⑤ 相手の課題に触れ、自分が役に立てると説明する

次の会社(案件)で自分の能力をどう再現出来るかを話して欲しいとのことで、相手の課題に触れて説明することが大事だそうです。間違っていてもいいから「自分がこう役に立てる」等自分の考えを自分の言葉で伝えるようにということです。

えさきさん自身もSHEに入社した際に意識したようです。

③ 自己PRお手本ロープレワーク


SHElikesインターン生のパウさんによるお手本です。概要だけですが、以下にまとめておきます。

テーマ:SHEで活かせる強み

パウさんは「いろいろなものが乱雑にある中から最善の道筋を考え、課題解決に向かうことが出来る」と挙げていました。

デザインバナーコンペ参加へのハードルを下げるなど、様々な課題を集約し解決に向かいました。

<フィードバック>
・エピソードを5W1Hで話してもらえた。
・強みを一言でまとめても良い。
・ディレクション能力が高い?
・エピソードはかなり具体的だが、数値があるともっと良い

…当時の私よりは断然うまく伝えている印象がありました。個人的には、「当時の私は全然面接スキルがなかった」と再認識しました…。フィードバックをもとに自己PRを改善したら面接で無双できそうに感じました。

④ 自己PRワーク&交流シェア

テーマ:自分の強みを1つ挙げて自己PRを考える

私自身は、自己PRで「強みは自己研鑽を続ける力」という話をしました。しかし、用意が足りないのかアドリブが効かないのか不明ですが話すうちにこんがらかってしまいました

⑤ 質疑応答

1. 現職の仕事に身が入らないため、次が決まるまでに退職したい。離職期間があると不利か?
ー離職するのは、とりあえず辞めるのではなく勉強など目的があるならOK。しかし、3か月を超えると書類が通りにくくなる

2. 前職と違う仕事をしたいので、未経験採用に応募したいが、経験を生かすのとどちらが有利なのか?
ー「前職で○○の経験がありますが、△△も挑戦したいです」などと素直に言ってもOK(えさきさんはSHE入社の際にこのように伝えていた)

3. 大事にしたい価値観と職種をつなげるには?
ーつなげなくても…同じ業種でも会社によってちがうので(面接で聞いてみる)

4. 面接ごとに見ている点はどのようなことか、こちらが気を付ける点は
ー回数よりはどの立場の人が出てくるかが重要。人事だと 経営者は

5. 転職や業務委託で仕事をしたい。Instagramで仕事をもらいにはどうしたらいいか
プロフィールに自分の出来る仕事を記載しておく。怪しい案件はまず仲間内などに確認する。

6. カジュアル面談は選考のうちに入るのか
選考には入っているので手は抜かないほうが良い。カジュアル面談では本音が聞きたい

…本当はもっとたくさん質疑応答がありましたが、残りはアーカイブのあるうちにご確認ください。(字数が大変なことになりました…)

感想

今回の講座の内容は、新卒の就職活動前に知りたかった内容でした。当時のことを振り返ると、かなり的外れなことをしていたと感じます。(一応母校のキャリアセンターは使っていましたが、使い方も下手くそでした。)

自己PRを話す練習をしましたが、相変わらず面接は苦手だと感じました。文章では書けますが、それを話せるところまでは至らないようでした。

【イベント参加後】自己PR作成

このイベント参加者限定で、えさきさんより自己PRを添削いただけるということで、下の文章を作成してみました。(アンケートと一緒にPR文を提出する形式です。)

○○○○(本名)です。 私の強みは自己研鑽を続ける力です。 大学時代に課題や自主勉強に意欲的な仲間に囲まれていたことで、義務ではない勉強の楽しさに目覚めていきました
 社会人になってからは、機械部品の設計者として機械設計の勉強をしながら、MOSというPCスキルの資格を取得しました。これにより、普段の業務でExcelを使用する際に今まで2、3時間かかる上にミスの多かった作業が1時間以内かつミスなく出来るようになりました。 
 他にも、品質管理に興味を持ち品質管理検定3級の取得をしました。これにより、設計職として参加するDR(設計審査)に必要な準備のひとつひとつの理由が理解できるようになり、図面の手配など先回りの準備が出来るようになりました
 業務に関係のある資格中心ですが、それらをきっかけにスキルを身につけ続けることで、現在進行形で自分の能力をどんどん上げていきます

添削後のフィードバックも随時追記します✨

最後まで読んでくださりありがとうございました!!

この記事が参加している募集

#イベントレポ

25,984件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?