あの頃クソガキだった私と、色が付いていた記憶の話
たまーーーに高校の同窓会会報が実家に届いています。
同窓会って言っても当時の同級生の集まりとかじゃなく、所謂あまたの OB・OG が対象になるような性質のもの。
つまり卒業さえすれば自動的に含まれてしまうタイプのやつです。いや、そんなタイプのやつって一般的なのかどうか知らないんですが、うちの高校はそれでした。
クソガキ in the school
私は高校のことがあまり好きではありませんでした。
東京に住んでいた私は某都立高校に通っていました。立地が良い点と家から近いのが気に入ってたような気がします。
当時の私といえば世の中の全てをバカにするような、ある意味典型的な世間知らずのクソガキでした。他に形容しようがない、たぶん本当にクソなガキでした。
だから学校も先生も行事もテストも、なんならクラスメイトのこともバカにしていた気がします。どうしようもないクソガキですね。
二言目には「伝統」という言葉が出てくるくらい歴史を重んじる高校だったんですが、私が心底その風潮を嫌っていたのは想像に難くないと思います。なんたってクs
…まぁ今思うとエレキギターを触り始めたのもこの時期だし、人生初めてのライブをしたのも高校1年生です。貴重な時期には間違いないんですけどね。。
記憶と冊子と、脳みそすごい、の話
そんなだったもので、同窓会の会報が届いていてもほぼ読んだことがありませんでした。
なんでしょう、もう刷り込みというか思い込みというか、高校時代は暗黒である!私は興味無い!と決めつけて触れようともしてなかった、というのが実は正しいのではないかと今は思っているのですが、
先日届いた会報を、なんの風の吹き回しだかわからないんですが読んでみました。
卒業生が色々なテーマで文章を寄稿しているんですが、ツラツラと読んでいると知っている人の名前が目に留まりました。
その人は1つ下の後輩で、元々は知り合いの知り合い、とかそれくらいの距離感の人だったんですが、
不思議と記憶ってのはとっかかりがあると秒単位で脳内に広がるもんで、名前を見た瞬間に当時の風景が脳内で色付いたんですね。
想像以上に色味がある記憶が自分にあることにびっくりしつつ、あぁ元気でやってるんだなぁ、みたいなことを思いながら文章をじっくり読んでいました。
蓋
あの頃は楽しかったな、みたいな思い出ってあまりなくて、今がいちばん楽しいと思っているのですが、
故にあまり過去を振り返ることをせず、自然と蓋をしていた記憶もたくさんあるんだろうなぁと気付かされた気がします。
温故知新ってわけじゃないけど、たまにはクソガキ時代を振り返ってみるのも悪くないかもしれません。錆びついた蓋がたくさんありそう。
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