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色眼鏡

突然だけど、人は自分の時間やお金、労力をかけたものには肯定したくなる気持ちがあると思う。

例えば、自分で手間暇かけて育てた野菜や高級店で高いお金を払って食べたお肉はおいしく感じる。

勿論、高級店のお肉は値段の分だけ質が高くおいしい。

だけど、テレビでやってる格付けを見ていると人間の味覚がいかに曖昧かが分かるし、味覚以外の情報に左右されている部分も多いと思う。

そんなことを踏まえると、「自分が多くの労力やお金を費やしたことを間違いだと思いたくないから」という理由でその物やことを無理矢理満足に持っていくこともあるのかなと思う。

勿論、高級店の雰囲気だとか育てる過程での出来事がおいしく感じさせていることもあると思うが、上に書いたことも一つの要因にはなりうると思う。


自分の行動を間違いだと認めたくないからという理由で、正しい判断ができなくなる。

良くありがちだけど、気をつけないといけないことだと思う。


旅行にいって正直あまり楽しくなかったけど、楽しかった思い出として胸の中にとどめる人。

今の仕事が楽しくなくて辞めたいのに、入社するのが難しかったがために辞めれない人。


これらに共通するのは、「今」じゃなくて「過去」で判断してしまっていることだと思う。

今まで時間を使ってきたから今やめるの勿体ないとか、高いお金を払ったから捨てれないとか、そういった考えは過去に縛られている。

そんな色眼鏡を外し、今どうしたいのかで判断することが大切だと思います。


なぜ急にこんなことを思ったかと言うと、友達が「ディズニーランド行ったけど全然楽しくなかった。」と言っていたことがきっかけです。

最初にこれを聞いたときは「ディズニーでも楽しめないってヤバいでしょ」と思ったけれど、こうして考えてみると彼は「たくさんのお金と時間を使った」という過去の色眼鏡を外して物事を捉えられていたのかもしれないなと思いました。




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