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あべこべの世界、神田ぶらじる

ずっと前に、先輩にお気に入りの喫茶店だと連れてきてもらってから、ちょくちょくぶらじるには訪れる。みんなには内緒だよ〜と言って教えてもらったが、良いお店なのでやっぱり言いふらしたい、すみません。

神保町小宮山書店の横にある喫茶店。禁煙喫煙分かれていて、喫煙席の方が優遇されている喫煙者のオアシスでもある。

ここで友人と待ち合わせして、茶をしばいた。私たちは非喫煙者なので、小さいほうの禁煙側に座った。別に喫煙席でもよかったね、と本音がポロリと出た。

前連れてきてもらった時は、先輩が喫煙者だったので喫煙側へ座った。そちらのほうが、なんとも良い雰囲気なのだ。広いしコーヒーを淹れているところを見れるし、これぞ神保町といった具合で場所を堪能できる。そして、先輩がコーヒーの前で一服しているところを見ると、コーヒーとタバコはやはりセットのような気もしてくる。

さて、こじんまりとした禁煙席は、少し寂しい感じがする。私が好きなケーキセット、コーヒーとシフォンケーキはいつも美味しいが、やはり喫煙席のほうが良かったかしら、きっと一緒に来た友人もそんなことをチラと思ったに違いない。

個人的に、タバコを吸いたいとは一切思わないのだが、飲んで食べたらさっさと出てしまうので、何か足りないような気もする。喫煙席のほうが広いし、人もたくさんいる。

喫煙者と非喫煙者の待遇が、外の世界とぶらじるでは、あべこべ。まるで本当に日本の真裏のブラジルに来てしまったかのようだ。

喫煙者はぜひ心のオアシスに、非喫煙者は愛煙家と一緒に行ってみてはいかが?

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