見出し画像

ギャラリーバウハウス

御茶ノ水にあるギャラリーバウハウスをご存知だろうか。私は何年か前に行ってから、展示のDMが来ると行くようになった。

ここで小瀧達郎さんの赤いパラソルの小さいプリントを買った。恥ずかしながら、プリントを買ったのはその一枚だけで、まだ私はそれ以外のプリントを買ったことがない。以前、バイテンで撮った写真のグループ展の時の、小瀧さんの氷瀑のモノクロプリントには驚いた。大きくて鮮明で綺麗なので、圧倒された。あの衝撃は忘れられない。息を呑む、といった感覚になる。氷瀑と言えば、カラープリントではhpgrpGalleryで、若林勇人さんのプリントを見たことがあって、私の勝手だが、真逆の印象の氷瀑をその年に見ることができた。強い氷瀑と、優しい氷瀑、といった感じだろうか。とても貴重な経験だった。

このギャラリーバウハウスに所属するアーティストの、なんとも言えない統一感が素敵だなと感じて、私はとても刺激になる。けれどもそれぞれ、まったく違う。しかも、御茶ノ水という場所も気に入っているので、かなりお気に入り。箱の大きさもちょうど良い。

中でも、田中長徳さんの写真がとても好きで、なんだか引き込まれてしまう。いつか長徳さんのプリントを買おうと目論んでいるが、悩みすぎて買えない。今度こそ気合を入れて買う。東京都写真美術館でも展示されていて、見たらすぐに長徳さんとわかった。たくさんの写真家の作品が並んでいるのだが、絶対にわかってしまう。ただ、写真にはいろいろヒントがあって、写っている情報で分析するところもある。年代や被写体。ただ純粋に同じ写真をプリントだけで見極めるのは、もしかしたらわからないかもしれない。

濃い作品が集まっているので、とても好きなギャラリーバウハウス、オススメです。

よろしければサポートをお願い致します。マガジン「一服」の資金に充てます。