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つまるところライティングが気になる

思えば、ゴールデンウィーク明けから6月いっぱいまで、本当にノンストップだった。色々。今日は寝坊して歯医者に行くの忘れました。ごめんなさい。昨日今日と映画を沢山見る。

「日本で一番悪い奴ら」「そこのみにて光輝く」「月曜日のユカ」を立て続けに見て気づけば朝だった。綾野剛さんに突如どハマりし、加賀まりこさんの超可愛い、そしてちょっと意味不明な展開なフランス映画のようなモノクロ映画に癒される。

朝起きて、もりもり朝ごはんを食べて、昼過ぎに東京都写真美術館(TOP musium)に行く。内藤正敏さん目当てで行ったが、報道写真展とイントゥザピクチャーズも見る。すごく良かった、どれも良かった。でも、イントゥザピクチャーズでルイジギッリのモランディのアトリエがあって、それが嬉しかった。プリントが大きくて興奮する。高貴な気配を帯びている。モランディがすぐ横にいる気がする。完全に贔屓目かもしれない。内藤さんはお面の写真、長時間露光のやつに狂気を感じた。というか、霊的だった。呪術のようなものですね、写真て。内藤さんの図録の後ろの文章にそんなことを書かれていて、わかるわかる〜ってなった。長時間露光も狂っているし、ストロボも無理矢理光らせるし、水を通すとあら不思議でネガができて、光を通すと正像になる。これは錬金術とか呪術の類、科学なようで科学なのか?と、今だに疑問。

そのあと、「軍中楽園」を美術館内ホールで見る。これも面白かった。最近、映像のライティングに注目する。少し前はカメラワークだったけど、一回CM撮影現場でのライティングのセッティングを見てから、その複雑さと大掛かりさに圧倒されて、以降気になる。自然光に見えるようで、ライティングだったり、自然光とのミックスだったり、自然を再現することって難しいのだなと。だからカーテンが揺らめいて、外光が入ってくるシーンや、明らかに暗闇なのに、顔だけに自然にライティングが施されていたり、よく見れば現実ではあり得ないけれど、映像でみるとほとんど違和感ないから不思議だ。光や音や動きカメラワーク、本当に映画はてんこ盛りで、何に注目しても楽しい。やはり裏方気質なのか、どういう現場なのだろうと想像してしまう。

その後、もう一度ルイジギッリを見に行き、閉館ギリギリまで見つめる。やっぱり好きだなあ。光の感じが好きだなあ、やっぱ光っすよ。本当に今の写美超オススメですので、無理矢理に行って全て見て欲しい本当に。

紫陽花上手く撮れた。新しいシリーズをぼちぼち撮りためつつ、どうなるかはわからない。スクエアフレーミングが好きだな。光にもっと注目しよう。

つまるところライティングが気になる。

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