コンタックスT3が調子悪いので最近はnikonF4をよく使う。これは父親のお下がりで、仕事用のカメラも全部nikonなのは、すでにこのnikonが家にあったからだった。

既にあるものを使う性格、というか面倒くさがりというのもあるけれど、与えられた環境を心ゆくまで楽しめるお気楽な性格かもしれない。

いつも立ち返る疑問は「自分のオリジナリティはどこにあるんだろう」ということで、それは生きている限り続いていくゆるい不思議というか。写真も別にこうしてやろうとか、こう見せてやろうとか、そういう考えそのものが邪魔だと思ってて、目の前にある風景がそのまま再現できたらいいと思って撮っていて、でも実家にある家族のアルバムのような懐かしさは常に写真に求めていて、結局は「こうであってほしい写真」を私はずっと作り続けていて、邪魔だと思っているはずの考え方を本当は常に持っているという矛盾がある。そもそも３次元を２次元にする時点で見た目通りになるはずがない。

そうやって考え始めると、言葉以外の表現をしているのに言葉にするのもよく分からない。けれど撮影の時は、絞りはこのくらいにしようとか、シャッタースピードはこうしようとか、ロボットじゃないのにロボットみたいに手が勝手に動いてる。このネガもスキャンしたらすごくマゼンタ気味だったから色の補正をしたし、自然なものなんて何一つ存在しない。全て経験や環境に影響を受け続けてきた自分の分身みたいな結果が目の前にある。

明日が平成最後の日だなと思ってなんか書こうとしたけど、よく分からない日記になった。たまに考えたくなる色々を書きなぐりました。昭和最後の生まれなので、私の人生丸ごと平成なのですが、本当に青春そのものだな。と思いつつ、今日も間違いなく青春みたいな一日を過ごしたので令和になってもきっと青春は続くね。酒も心から美味えと思えるようになったし、一味違う時代が来るかなあ。20代で酒美味いとか言ってた私、アレ多分嘘だったなあ。今日の酒より明日の酒、明日の酒より10年後の酒が絶対に美味い。写真もそうやって続いていくといいな。

今日、突然ハマったやつ。