ある星に生まれて
先日、新宿御苑に行った時の写真。
見えるか見えないか、白い月がうっすら。星に生まれ生きているんだ、と気が付いてしまった。海の底も空の天井も知らないことばかり、自分の体も数えきれない細胞がある。東京の公園で、私ってなんて小さい生命体なのだろうと思い知る。
別の惑星に着いてしまったかのような錯覚に陥る。いや、実際にどうして私が地球で地球人をやっているかなんて、宇宙の果てに行ったとしても解明されないだろう。なぜ言葉がわかるの、なぜ何かを思い出すの、なぜ悲しくなったり嬉しくなったりする感情を持っているの、キリがないほど不思議を抱えてる。そして誰かに説明されても、理解できない。
でも芝生を裸足で歩いてると気分が良いことだけは、何となく分かる。何もかも超えた何かがすでに私は分かっている。アイスクリームが美味しかった。
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